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【若者のクルマ離れは本当か】都内の20代〜30代独身男性のクルマ保有率は20%!?

2015.10.02

かつて、男にとって自動車は憧れの的でした。

ところが、自動車離れが叫ばれて久しいこのごろ、本当に若者たちの心は車から離れていってしまったのでしょうか。

そこで今回、編集部では東京都在住の20〜30代の独身男性にアンケートを実施しました。その結果見えてきた「若者のクルマ離れ」の実態をご覧ください。

車の所有率は【運転免許証保有者】の中では都内でも意外と高い

そもそも、クルマ離れをしているのであれば若者の自動車保有率は低いはず、ということで最初に若者の車の所有率を見てみましょう。

所有率の話

全体で見てみると、最も多いのは自動車を所有していない人で全体の6割近くを占めています。こうして見てみるとやはり車離れば少なくとも東京都内では進んでいるようです。

ちなみに、「借りている」という選択肢には「レンタカーを利用する」の他に、自分以外の家族から借りる場合や最近利用者が増加しているカーシェアを利用している人が該当します。

車の保有率対持っていない比率は1:1、これって低いの?

次に、運転免許証保有者に限った場合のデータを見てみましょう。

所有率の話2

先ほどの円グラフの自動車を所有していない人は、運転免許証を持っていない人に限っていました。続いてのグラフは、自動車を保有していない人の中から「運転免許証を持っている人」だけにした場合です。

このグラフから、運転免許証を保有している人の中では約3割の人が自分の車を持っていることがわかります。

この割合がどのくらい少ないのか、最新の2014年の「運転免許保有者数(出典:警視庁)」と「乗用車の所有台数(出典:一般財団法人自動車検査登録情報協会)」を調査して割り出した数値と比較してみましょう。

所有率のグラフ
出典:警視庁
一般財団法人自動車検査登録情報協会

このグラフは、運転免許証を保有している全体の人数から、現在所有されている乗用車の割合を導き出したものです。

このグラフから、2014年は免許証を保有している人の内で乗用車を持っている人は70%を超えていることがわかります。この数値と比較すると、今回の調査での保有率3割は圧倒的に低いことがわかります。

また、最も古い1964年の約4割という水準よりも、現代の若者の自動車保有率が低いことからも若者のクルマ離れが考えられるのではないでしょうか。

車は本当に必要とされていないのか

先ほどのアンケートでは、自動車の所有・利用状況を聞くものでした。その結果、自動車を保有している若者は圧倒的に少ないことがわかりました。

それはつまり、若者にとって自動車は必要ないということなのでしょうか?

続いては「自動車を必要としているかどうか」のアンケート結果を見てみましょう。

必要性の質問

先ほどの所有率ののアンケートでは半数以上が「持っていない」と答えましたが、「全く必要ない」と考えているのは全体の3割ほどでした。

一方、毎日必要と考えている人は全体の中でも1割ほどいます。東京都内と言われると電車やバスでの移動がメインのイメージですが、一定数の人は必要と感じているようです。

次に、最も多かった「毎日ではないが必要と感じる」層を詳しく見てみましょう。

利用頻度の質問
n=114

自動車が、毎日ではないが必要と感じている人は今回のアンケートの半数以上いるものの、その実態は週に1〜2回必要という人と、年に数回必要という人が同じくらいに割合になり、合計すると6割以上にのぼることがわかります。

ただ、この結果に大きな偏りがないことから、必要だと思う頻度はまんべんなく広がっているようです。

自動車が「欲しい人」と「いらない人」は半々

ところで、自動車を欲しいと思っている人はどのくらいいるのでしょうか。

自動車ほしいの?
n=178

なんと結果は見事に欲しい人と必要ないという人が半分半分の結果に!

見事に拮抗しています。また、実際に所有している人の割合よりも、欲しいと思っている人の割合の方が多くなっています。

では、なぜ自動車を欲しいと思っているのに所有していないのでしょうか。その理由を探ってみましょう。

持っていない理由
n=88(1人最大3つまで選択可)

最も多かった理由は「維持費がもったいないから」というもの。複数回答が可能なアンケートですので、純粋に足すことはできませんが、維持費と購入費用という経済的な理由がトップ3に2つもランクインしているのは要注目です。

やはり、経済的な理由が「若者が車を所有しない」理由のようです。

一方で「今すぐ必要と感じないから」といった答えをした人も4割以上いました。これは車の利用頻度が「週1〜2回必要」から「年に数回必要」という人の合計が4割程度であることともつながります。

普及率は急上昇中だが、今一歩届いていないカーシェアリング

カーシェアの推移
出典:公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団 わが国のカーシェアリング車両台数と会員数の推移

この棒グラフは、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団が発表しているカーシェアリングの会員数の推移のグラフです。5年前には6000人程度であった会員数が、現在では約47万人にまで増加しています。

しかし、今回の「自動車を保有していない理由」のアンケートの中では今ひとつ存在感を発揮できていなかったカーシェアリング。

今回のアンケート結果の通り経済的な理由から自動車を所有することを諦めている人が多いのであれば、今後利用コストが低いカーシェアリングの伸びは期待できそうです。

さいごに

今回の調査から、どうやら現在「若者のクルマ離れ」はかなり進んでいることがわかりました。特に、自動車の保有率については1960年代以下の水準とかなり低いことがわかりました。

その中でも、自動車を欲しいと思いつつ持っていない理由の最も大きなものが「経済的理由」であることもわかりました。

現在はまだまだ選択肢として一般的になってはいませんが急激に会員数を増やしているカーシェアリングが今後の自動車市場のキープレイヤーになっていく可能性があります。

今後のこうした「新しいカーライフのありかた」に編集部としても注目していこうと思います。

参考記事
高級車レンタルサービスを徹底調査

都内のカーシェアを徹底調査

※グラフの中で特に記載ない場合は全てn=222
※出典表記のないグラフは全て編集部調べ
Top Photo By Rocking Cars

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