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新型N-BOXが大人気!9月度新車ランキングを深読み!

2017.10.30

N-BOXの大ヒットが伝えられる2017年9月度の自販連(日本自動車販売協会連合会)と軽自協(全国軽自動車協会連合会)発表の販売速報から、N-BOXを始め気になる新型車の販売成績や、不振が目立つ車種などをピックアップしてみました。ポイントは前年比です。N-BOXの大ヒットが伝えられる2017年9月度の自販連(日本自動車販売協会連合会)と軽自協(全国軽自動車協会連合会)発表の販売速報から、N-BOXを始め気になる新型車の販売成績や、不振が目立つ車種などをピックアップしてみました。ポイントは前年比です。

新型N-BOXが大人気!その秘訣に迫る

10月5日に自販連と軽自協から発表された速報値によると、2017年9月1日に発売された新型ホンダN-BOXは26,980台を記録し、全体トップの座に返り咲きました。さらに、累計受注台数は、10月4日現在で52,000台を超えるとされ、従来モデルを上回る好調さを維持しています。

9月度 通称名別新車販売ランキング表 当月台数(前年比)

順位 車名 メーカー 当月台数(台) 前年比(%)
1 N-BOX ホンダ 26,983 138.5
2 ノート 日産 15,469 278.5
3 デイズ 日産 15,153 138.1 
4 プリウス トヨタ 13,275 66.2
5 アクア トヨタ 12,896 83.2
6 ムーヴ ダイハツ 12,771 111.0
7 ワゴンR スズキ 11,920 186.9
8 タント ダイハツ 11,636 96.7
9 フリード ホンダ 10,808 311.8
10 スペーシア スズキ 9,573 114.0 

N-BOXの詳細が発表された時点では、機能が向上した安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」 を全車標準装備したことなどにより、事実上安価なエントリーモデルを排するラインアップに危惧する声がありました。

機能的にも上で、その他の装備の差もありますが、”スマアシⅢ”を装備するライバルのタントより約10万円高にもなります。プレミアム軽を目指すのでは?という所以です。

しかし、ふたを開ければそんな心配は不要でした。新車の発売直後ということでもありますが、上級グレードのカスタムが標準車を上回り、グレード別でも装備が充実した「L」グレードに受注が集中しているなど、ハイブリッド以外ののコンパクトカーを上回る150~160万円の車種が売れているのです。

これは2位以下に圧倒的な販売台数の差をつける王者ならではの戦略で、販売台数が拮抗していたら怖くてできない価格設定です。

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トヨタ車が不振!?何が起きているのか

逆に苦戦したのがトヨタの二枚看板であるプリウスとアクアの不振です。不振とはいえ前月比を上回り、ともに一万台以上売れているのですから、ヒット車種であることに変わりはないのですが、前年比を見るとアクアは83.2%、プリウスにいたっては66.2%という有様。ベスト10にランクインした中で、前年比を下回ったのはトヨタの2車とグループ企業であるダイハツの2車だけなのです。

登録乗用車だけを見てみるとベスト10には、プリウスとアクア以外に、ヴォクシー、シエンタ、そして昨年9月以降に発売された新機種のC-HRとルーミーがランクインしています。しかし、この内2車種の新顔以外の前年同月比はヴォクシーが81.5%、シエンタが70.7%となっており、これはもう緊急事態と言ってもいいのではないでしょうか。

9月度登録乗用車販売ランキング表当月台数(前年比)

順位 車名 メーカー 当月台数(台) 前年比(%)
1 ノート 日産 15,469 278.5
2 プリウス トヨタ 13,275 66.2
3 アクア トヨタ 12,896 83.2
4 フリード ホンダ 10,808 311.8
5 フィット ホンダ 8,814 86.2
6 シエンタ トヨタ 8,679 70.7
7 セレナ 日産 8,187 126.2
8 ヴォクシー トヨタ 7,767 81.5
9 C-HR トヨタ 7,126  
10 ルーミー トヨタ 7,089  

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人気のN-BOXだけじゃない!ノートとフリードの大躍進

トヨタ車の代わりに好調さを示したのが日産・ノートとホンダ・フリードです。一時の勢いは止まったと思われたノートは、9月1日の仕様向上により復活。7月には128%台にまで下がっていた前年比を、9月には278.5%台にまで回復させています。

フリードは2016年のデビュー以来、改良等のテコ入れはされていないのですが、シエンタとのライバル対決を制し、前年比311.8%というノートをも上回る勢いのままアクアに僅差まで迫り、ミニバンクラストップの座に就いたのです。

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日産、トヨタ、マツダSUV対決の行方は?

17位 日産・エクストレイル:5,080台(85.2%)
18位 トヨタ・ハリアー:4,956台(129.3%)
22位 マツダ・CX-5:4,555台(257.8%)

ベスト30の下位でも興味を引く車種があります。17位の日産エクストレイルと18位のトヨタハリアー、そして22位のマツダCX-5のSUV3車で、ともに5千台前後を販売するライバルとなっています。この3車は2017年に揃って新型になり、エクストレイルは「プロパイロット」を、ハリアーは2.0L直噴ターボを追加設定して人気を得ました。

しかし、最も目立ったのがフルモデルチェンジしたCX-5で、前年比300%超えを続けてランク外からついに日産とトヨタの看板車種に迫っています。

この3車の上位にはC-HRとヴェゼルというSUV新旧販売台数№1の2車がおり、C-HRはまだ無理でも前年比66.7%にまで落ち込んだヴェゼルにはもうすぐ手が届く距離なのです。

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セダンの復活なるか?カムリの躍進

24位トヨタ・パッソ:4,423台(54.2%)
30位トヨタ・カムリ:3,324台(765.9%)

その他気になる車種としては、パッソの激減そしてカムリ躍進でしょう。発売直後はアクアにも迫る勢いで、ベスト10の常連にもなっていたパッソは、現在前年比54.2%という低迷ぶりで24位にまで後退しています。

そして、30位ながら、フルモデルチェンジ依頼3か月連続での前年比700%超えを達成しているのがカムリなのです。セダンの復権なるかという期待を一身に集めているカムリなのですが、心配なのが、ここ最近のトヨタの新型車は、プリウスに始まり、シエンタ、パッソ、そしてC-HRに至るまで一年後には激減してその勢いが止まってしまうことです。さてカムリは持ちこたえるでしょうか。

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N-BOXの人気を崩すクルマは現れるか?

N-BOX一色に染まった9月の販売ランキングでしたが、それ以外にも見所がたくさんありました。そして東京モーターショーが開催される10月の販売ランキングが注目されます、

中でもマイナーチェンジされ、ハイブリッド車が加わったステップワゴンと、フルモデルチェンジされたリーフの台数がどこまで延びるかです。スパーダ一本に絞ったグレード構成のステップワゴンはヴォクシーやセレナにどこまでせまるのかは、年末商戦に向けて大きな意味を持ちます。

航続距離を伸ばし、「プロパイロット」と「プロパイロットパーキング」を搭載した100%EVの新型リーフが、どこまで台数を積み上げるのかは、一車種だけのことではなく、EVの今後を占う重要な結果となるだけに注目をあつめるでしょう。

しかし、ここへきて日産の完成検査違反が発覚し、日産の販売現場はその対応に追われています。短期間でしたが、販売の停止や大量のリコールに追われて新車販売に影響が出るのは間違いなく、年末に向けて、リーフやノートに思わぬ傷害が出てしまいました。はたしてどうなるのでしょうか。

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文:イキクル編集部


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