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エンブレム・ロゴに込められた想いとは? 日本車7大メーカーの由来をまとめてみました!

2016.11.09

photo by photo AC

今や自動車産業は日本の経済を支えるためになくてはならないものにまで発展しました。

「日本車なら安心」と海外の消費者にも思わせるほど、日本のクルマは世界品質といえるでしょう。そんな自動車の顔といえば、やはりエンブレムですよね!
日本の各自動車メーカーは長い歴史を持っており、エンブレムに込められた想いは並々ならぬものです。
今回は、そんな日本の各自動車メーカーの熱い想いが込められたエンブレムについてご紹介していきたいと思います!

日産――前身会社の意志を受け継ぐデザイン

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photo by Quora

 

まず最初のメーカーはこちら!日産です。

このエンブレムは日産の前身メーカーだったダットサン(DATSUN)のものを受け継いでおり、

 

太陽をモチーフにした赤い日の丸の中に、天空をモチーフにしたコバルトブルーをあしらったものでした。これはシボレーマークからヒントを得たといわれています。1934年、社名を「日産自動車株式会社」に変更。その際に、ロゴの文字も筆記体のカタカナで「ニッサン」 と書き直されますが、戦後に現在のローマ字表記となりました。
2001年には、ルノー傘下になってからのカルロス・ゴーン体制下で新デザインが社内コンペで募集。ロゴおよび書体がより立体的なものに一新されました。このとき採用されたロゴのサンプルは現在でもゴーン氏のオフィスに飾られているようです。
ちなみに、前身のDATSUN。名称の由来は、創立メンバーである田健治郎の「D」、青山禄朗の「A」、竹内明太郎の「T」と、それぞれの頭文字を取り、早く走ることのたとえに使われる「脱兎(だっと)」にかけた「脱兎号(DAT CAR)」をイメージしたとのことです。

トヨタ――3つの楕円が示す意味とは?

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トヨタといえば、世界に名をとどろかせる日本最大手自動車メーカーです。

実は、創業当時は「TOYOTA」ではなく、創業者である豊田(トヨダ)佐吉氏からとって、ロゴや刻印も「TOYODA」となっており、エンブレムも漢字の「豊田」を使用していました。

TOYODAからTOYOTAとなったきっかけは、1936年におこなわれたロゴマークの一般公募。デザイン的にスマートであること、画数が8画で縁起が良いこと、個人名から離れ社会的存在へと発展したいという理由から「TOYOTA」のロゴが採用され、現在に至ります。

現在のエンブレムは3つの楕円を左右対称に組み合わせています。楕円が持つふたつの中心点は、「お客様の心」と「トヨタの心」の2つの心を表し、楕円の輪郭がふたつの心をつなぐ世界を表現しているのです。
マーク内部のふたつの楕円の組み合わせはトヨタの「T」を表現すると同時に、ステアリングホイール、つまり自動車そのものも意味しています。外の楕円はトヨタをとりまくお客様や世界を象徴。さらに、それぞれの楕円を形作る輪郭には太さの異なった線を採用しました。これは日本の文化である「毛筆」を参考にしたものだそうです。

マツダ――自動車産業の光明を願う「M」の文字

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photo by MOBY

 

お次に紹介するメーカーはマツダです!

マツダは1920年に「東洋コルク工業株式会社」として広島県で創業。1931年、オート三輪トラックの生産で自動車業界に参入し、1930年代後期には既に日本のオート三輪業界の首位を発動機製造(現在のダイハツ工業)と争う有力企業となっていました。

1927年以来、東洋工業株式会社が正式社名でしたが、1984年にブランド名に合わせて「マツダ株式会社」に改名されました。英語表記は「MAZDA」。コーポレートマークの「mazda」は1975年から、「M」を模ったエンブレム(通称フライング・M)は1997年から使用されています。

現在の社名は、事実上の創業者である松田重次郎の姓と、叡智・理性・調和の神を意味するゾロアスター教の最高神アフラ・マズダーにちなんで、自動車産業の光明となることを願ってつけられたことに由来していると言われています。

SUZUKI――伝統を守り続ける、変わらないエンブレム

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photo by AxxL

 

続いてご紹介するメーカーはこちら!SUZUKIです。

スズキは1909年に創業者である鈴木道雄氏によって、鈴木式織機製作所として静岡県浜松市で創業されました。スズキの象徴であるこのロゴマークは、1958年に美術系の大学生に呼びかけて募集。300余点の候補の中から、創業者の鈴木氏のSUZUKIのSを象ったマークが親しみやすいという理由で決定されました。以来、スズキは58年間ずっとこのSマークを使用し続けています。いわば伝統のマークといえるでしょう。

「人と同じ事はやらない。やるなら世界一を目指すのがスズキ」というのがスズキの企業風土。常に前進的な製品を世に送り出す同社のエンブレムには、鈴木氏から脈々と受け継がれてきた意志がこもっているといえるでしょう。

SUBARU――空に輝く六連星のように、業界を統べる企業に

photo by carcast

 

2017年4月に商号の変更が予定されている富士重工。スバルのロゴといえば、「六連星(むつらぼし)マーク」ですね。「昴(すばる)」とは、おうし座の「プレアデス星団」の和名のことで、古くは枕草子にも名前が登場しています。この特徴的なロゴは、1958年に登場した「スバル・360」にて、社内の募集案に、 スバル・360の基本デザインを担当した工業デザイナーの佐々木達三が手を加えたものを採用したのが起源とのです。

では、スバルはなぜこの「昴」をロゴとしたのでしょうか。

富士重工業の前身、中島飛行機は、第二次大戦時に戦闘機の開発に携わっていました。しかし、終戦と同時に解散。その後、1953年に富士重工業株式会社として、再スタートを切る際、旧中島飛行機の5社を吸収合併するという形を取ったため、「6社を統合する」=「統べる」という意味が込められました。以後、何度かのデザイン変更が行われ、途中で実際の星座の配列を無視した形となりながらも、星6つ(大1、小5)の基本モチーフは継承され現在に至っています。

三菱自動車――三菱財閥の流れを組むスリーダイヤ

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photo by wikipedia

 

三菱といえば、おなじみ「スリーダイヤ」。旧三菱財閥の流れを組む三菱グループおよび、関連会社で使用されており、当然ですが三菱自動車もこのロゴを採用しています。

元をたどると、創業時の九十九商会が船旗号として採用した三角菱のマークが現在の原型で、後に社名を三菱と定めた機縁ともなりました。デザインに関しては実はいくつか由来があり、詳しくは分かっていませんが、三菱創業者の岩崎弥太郎の家紋「三階菱」と、弥太郎の生まれである土佐藩山内家の家紋「三ツ柏」を組み合わせたというのが有力とのことです。

また、創業当初30度程度だったスリーダイヤの先端の角度が、現在は60度に増大しています。これは「柏を菱で置きかえるのだ」という弥太郎の事業への気迫が込められているともいわれています。

ホンダ――偉大なる創業者をリスペクト

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最後はホンダ。創業者の本田宗一郎は、経営者・技術者として日本に多くの功績を遺していきました。当然、社名やエンブレムのシンプルな「H」の文字も、偉大な創業者の姓から取られています。

そんな本田宗一郎氏ですが、終戦後「新しい時代をじっくり観て考えよう」という思いから、会社設立前の1年間を遊んで暮らしていたというのはあまりにも有名な話です。

特に、自身の趣味である三味線の音色にとても感銘を受けており、自社のエンブレムにも三味線の形を残しています。実はエイチの輪郭にある四角は三味線の箱の輪郭をイメージしているとのこと。そういわれると、あのロゴがなんだか三味線の形に見えてこないでしょうか?

ちなみに、2輪事業のロゴはシンプルな4輪のものとは異なり、羽のマーク。これは、本田氏が「これから世界に羽ばたくんだ」という意気込みを示すために用いたと同時に、それぞれの開発分野の独自性を示す意味を持っているとのことです。

 

いかがでしたか?

簡単でしたが、さまざまな日本車メーカーのロゴの由来をまとめてみました。由来に諸説ある企業もありますが、各自動車メーカーともエンブレムに独自の思いを込め、デザインに試行錯誤を繰り返し、きちんと意味のある象徴として作り上げていることが分かります。エンブレムの意味を理解すると、自分たちが乗っているクルマへの想い入れも変わってくるかもしれませんね。

今回は日本のメーカーの由来のみのご紹介でしたが、海外メーカーのエンブレムにもそれぞれ由来があります。この記事を読んで気になった方は自分で調べてみるのもいいかもしれませんね!

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文:イキクル編集部



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