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アニメやマンガの世界がいよいよ現実に! 「空飛ぶ自動車」が発売

2017.05.16

「空飛ぶクルマ」「タイムマシン」「UFO」「ロボット」など、アニメやマンガの世界では、昔から幼心をグッとつかむ架空の乗り物が数多く登場してきました。皆さんが子どもの頃にもこういった乗り物に憧れを抱いた人が多いのではないでしょうか。

そんな中、夢の乗り物の1つである「空飛ぶクルマ」が着々と現実のものとなりつつあります。車で空を鳥のように自由に飛び回りたい!そんな人類の永遠のテーマが近い将来いよいよ実現するかもしれません。

はたして、人類の夢「空飛ぶクルマ」とは一体どんなものなのでしょうか?

最初に紹介するのは、「空飛ぶ車?バイク?」

米国・カリフォルニア州のベンチャー企業が、ドローンのように空中に浮かび、バイクのようにまたがって操縦する「空飛ぶ車」のような1人乗りの飛行機を開発、ホームページにデモ動画を公開しました。

開発したベンチャー企業の「キティホーク」によると、この空飛ぶ車は「キティホークフライヤー」(プロトタイプ)と名付けられ、フロアの部分に取り付けられた8個のプロペラを電動で回転させて、約5メートルの高さまで浮上。車体の重量は約100キロで、時速40キロ程度の速さで飛行できます。

ただし安全上の理由から、利用は湖の上などに限定されており、地上では飛行できないとしています。

プロトタイプでは、水面上での飛行を想定しているため、タイヤの代わりにフロートを車体の下に装備しています。アメリカ連邦航空局の基準によると、超軽量飛行機に分類されるため、届け出や免許は必要ないそうです。

キティホーク社は、グーグルの共同創業者ラリー・ペイジ氏などから支援を受けており、今回動画を公開したのはプロトタイプなのですが、正式発売は年内を予定しているとのこと。陸上で飛行するには、法的なことも含めて、いろいろクリアしないといけないことがありますが、もし実現すると道路の渋滞にイライラすることもなくなりそうですね。

次に登場するのは、「翼をもつ車」

キティホーク社以外にも世界各国の企業が「空飛ぶ車」の開発に着手しています。続いてスロバキアのスタートアップ企業「エアロモービル社」とドイツのスタートアップ企業「リリウム社」の2社の開発した「空飛ぶ車」を見ていくことにしましょう。

エアロモービル社は、モナコで開催された車の見本市で、折り畳み式の翼を装備した空飛ぶ車を発表。ただ、離着陸には空港の滑走路が必要で、当然パイロット免許も必要となります。車体のデザインは、小型のセスナに4つのタイヤが付いているようなイメージで、車体後部のプロペラの推進力で飛行します。どちらかというと、道路を走行できる飛行機という感じです。

自宅からこの車に乗り込んでそのまま乗り換えることなく、空の旅ができるなんて、素晴らしいことですね。

また、リリウム社も2人乗りの空飛ぶ車「イーグル」の動画を発表。エアロモービル社との根本的な違いは、垂直離着陸(VTOL)システムを採用し、ヘリコプターのように、どこでも離着陸が可能なため、滑走路を必要としないところです。車体デザインは全長が短く自動車に似たフォルムですが、翼は格納式でないため、かなりの車体幅があります。車体側部に付いている翼に、小型のプロペラを複数内蔵していて、翼の角度を変えることで垂直に離着陸したり、水平飛行したりするそうです。

今話題の米軍のオスプレイと似たシステムで、リリウム社はこの空飛ぶ車を使って、自動運転による空飛ぶタクシーというサービスを目標としているそうです。そうなると、パイロットの免許が無くても、だれでも気軽に空が飛べるようになります。ただ、自動運転で飛行することに、信頼性が持てるのかが難しいところです。

実用化目前!?自動運転の技術で空を飛ぶ

現在の自動車では、自動運転の技術が飛躍的に向上し、その技術を搭載した車もどんどん増えています。限定されたシチュエーションですが、ハンドルを操作しなくても車が自動で走ってくれる車も販売されています。

この自動運転技術の更なる高性能化と、航空規制が変化すれば、近い将来、映画「ブレードランナー」「バックトゥザフューチャー」などに登場した車のように、空と地上の両方を1台の車で移動できるような交通社会も夢ではなくなるかもしれません。

空飛ぶクルマ、自動運転車の問題

夢のような便利さを書いてきましたが、技術の問題とは別にクリアしなければならないことは沢山あります。ほんの少しですが、例をあげてみましょう。

空飛ぶクルマの場合、現在の交通ルールとはまったく別のものを考えなければなりません。笑ってしまうようなことですが、信号や車線、優先順位などなど……。こんなことさえ、一から考えなければならないのです。

また、自動運転も様々なことを考えなければなりません。不運にも事故が起きたときの責任はどこにあるのか、問題になるでしょう。「メーカーの説明通りに自動運転機能を使ったが、事故が起きた。よって、自分には責任はない。」と車の所有者が主張するかもしれません。しかし、今の法律の考え方では、間違いなく所有者の責任となるでしょう。

夢を夢で終わらせないために

自動車業界では、色々な技術の進歩により、ハイブリットどころか空飛ぶクルマまで完成しつつあります。これは素晴らしいことですが、少し懸念することがあります。

技術が発達して、夢のようなクルマが完成する。しかし、色々な認可や規制などに時間がかかり、実際にはすぐ使えない。このタイムラグを少しでも減らすことは重要ですね。せっかくの素晴らしいものが夢にならないように。自家用車で、空を飛ぶことが出来る、そんな時代が近い将来に実現されるといいですね。

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文:イキクル編集部


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