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トヨタ・カムリが待望のフルモデルチェンジ!いったいどうなる!?

2017.06.14

2017年5月18日、デトロイトモーターショーにおいて、トヨタ自動車はカムリのフルモデルチェンジを発表いたしました。待ちに待った、正式の記者発表は2017年7月10日です。今回のフルモデルチェンジでカムリはいったいどのような変貌を遂げるのでしょうか、今日はこれまでのカムリの歴史のおさらいから、気になる性能や新搭載の先進装備、そして噂のマークX、SAIの廃止についても、詳しくお伝えさせていただこうと思います。

セリカの系譜、カムリの輝かしい軌跡

初代セリカカムリ(A40・50型)

photo by Рыжков(CCo)

初代カムリは、1980年の1月、人気を博したクーペ、セリカのセダン版として、発売を開始しました。駆動方式はFR、1600㏄、1800㏄のエンジンの二本立てで、全長4,445mm、全幅1,645mm、全高1,395mm。ミドルクラスのセダンとして、かつてカローラチャネルにはなかったカローラの上位セダンとして、そのキャリアをスタートさせます。

2代目カムリ(V10型)

photo by Mytho88(CC 表示-継承 3.0)

1982年3月、カムリはそれまでのFR駆動から一変、FF駆動へと変更されました。それにより、クラウンよりも広い居住性を手に入れ、コロナに代わるトヨタの代表的なミドルセダンへ進化します。また、セリカの名前がも外され、カムリとして、独立した車種なったことでその知名度を一層大きなものにしました。全長は4,440mm、全幅1,395mm、全高1,395mmとなり、1,800㏄ディーゼルターボも追加。とりわけ米国においてはベストセラーカーとしての地位を確立するに至りました。

3代目カムリ(V20型)

photo by Tennen-Gas(CC 表示-継承 3.0)

1986年8月には、3代目へとモデルチェンジをしました。全長4,520mm、全幅1,690mm、全高1,390mmとなり、トヨタ初となるハイメカツインカムエンジンが搭載。1987年4月、2,000㏄V6エンジンを搭載した姉妹車種のプロミネントが登場し、こちらはのちのレクサスESになっていきます。

4代目カムリ(V30型)

photo by Toyotacoronaexsaloon(CC 表示-継承 4.0)

1990年7月、北米仕様のセプターと別れ、カムリは日本専用車となりました。全長4,600mm、全幅1,695mm、全高1,380mmで、初代セルシオを小さくしたようなデザインが売りでした。

5代目カムリ(SV40・CV40型)

photo by Kuha455405(CC 表示-継承 3.0)

1994年7月、5代目へとフルモデルチェンジをしましたが、バブル崩壊のあおりもあり、内外装の質感は簡素化されます。全長4,625mm、全幅1,695mm、全高1,410mmとなり、当初は3ナンバー化する計画もありましたが、結局5ナンバーサイズにとどまりました。

6代目カムリ(XV20型)

photo by Tokumeigakarinoaoshima(CC0)

1996年12月、全長4,760mm、全幅1,785mm、全高1,420mmと3ナンバーサイズに変更され、名前もカムリグラシアへと改名。この型で、4年連続北米乗用車販売台数1位を獲得します。

7代目カムリ(XV30型)

2001年9月に行われた7代目のモデルチェンジでは、全長4,815mm、全幅1,795mm、1,490mmと、やや大きいボディサイズとなりました。

8代目カムリ(ACV40型)

photo by Mytho88(CC 表示-継承 3.0)

2006年1月、今までのデザインから一新され、スタイリッシュな印象となりました。2005年末に生産を終了した、ウィンダムの需要を取り込む意図もあったようです。

9代目カムリ(XV50型)

photo by CEFICEFI(CC 表示-継承 4.0)

2011年9月のフルモデルチェンジで、国内向けカムリは現行の車両となります。全長は4,825mm、全幅は1,825mm、全高は1,470mmと、少しずつ大きくなり、国内仕様は2,500㏄直四+モーターのハイブリッドのみの設定となりました。

TNGAプラットフォーム採用!トヨタのニュースタンダードミドルセダン・カムリ

そして2017年5月18日のデトロイトモータ―ショーにおいて、トヨタ自動車は、カムリのフルモデルチェンジを発表しました。チャネルはそれまでのカローラ店のみでなく、トヨペット、ネッツ店にも拡大されることが公表され、これからはカムリが、トヨタ自動車のミドルクラスセダンの中軸を担っていくことは確実となりました。

さて、そんなカムリではありますが、今回のフルモデルチェンジでどのような点が新しくなるのでしょうか。一つひとつ見ていきましょう。

上質な内外装

まず、特筆すべきはカムリのフロントマスクでしょう。これまでプリウス等に採用されたキーンルックがカムリにも採用され、トヨタの車と一目でわかる、独創的なデザインとなっています。一体成型のフロントグリルも強調され、存在感のあるデザインとなっています。加えて、ヘッドランプ、テールランプはフルLED化され、現代的な車らしい装備となっています。C-HRで採用された、シーケンシャルウィンカーは今回は採用されませんでしたが、LEDウィンカーの存在感は十分といえるでしょう。TNGAプラットフォームの採用で、全体的にフォルムも低くスポーティなデザインになり、スタイリッシュな印象を受けます。また、内装の質感も上昇しており、シフトレバーがブーツタイプに変更されている点も、見逃せません。

鍛え抜かれた基本性能

トヨタ自動車の公式サイトによれば、カムリの今回の開発コンセプトは、「Performance」、車の基本性能を鍛えこむこと、「Intelligence」、先進技術、環境、安全性能の向上、「Experience」、前述の二点の追及により、お客様の五感に訴える、官能的な車づくりを実現すること、であるといいます。

Toyota New Global Architecture、TNGAプラットフォームを採用することで、走行性能、燃費、剛性、静粛性の向上が図られています。エンジンはおそらく、今までの2,500㏄直四+モーターのハイブリッドエンジンの改良型が乗ってくるはずで、燃費性能の向上も期待できましょう。

先進の安全装備

カムリには、トヨタの他新型車種と同様、先進安全装置が標準化する予定でいます。カムリに採用されるのは、「Toyota Safety Sense P」で、これはPCS(プリクラッシュセーフティシステム)、レーダークルーズコントロール、オートマチックハイビーム、レーンディパーチャーアラートから成り立っています。順に説明していくと、プリクラッシュセーフティシステムはミリ波レーダーと単眼カメラを使った衝突支援回避型自動ブレーキシステム、レーダークルーズコントロールは自動車専用道でのアクセルを用いない定速走行システムで、前方車両の速度に合わせて、加速原則もしてくれます。オートマチックハイビームは前方車両の有無に合わせてハイビームの自動切り替えを行ってくれるシステムです。レーンディパーチャーアラートは、車線を逸脱しそうになった際に、ブザーとステアリング制御で教えてくれるというものです。

自動車会社において、昨今の新型車は、どのメーカーも安全装置は標準化というのが基本的な流れになってきた中、カムリにおいてもそれは同様で、最新の安全装備が標準化する予定になっております。

トヨタのミドルセダンが統合!?

今回のカムリのフルモデルチェンジに際して、MARK XとSAIが廃止になるといううわさがあります。トヨタにおけるミドルクラスのセダンはカムリに統合されるというのです。これは、近年のトヨタの販売店チャネルにおける車種の併売化を鑑みれば、妥当な動きであるとも推察できます。

近年の自動車の売り上げの動向では、SUV ブームで、どちらかといえばセダン人気は下火傾向にあります。そんな中で、トヨタ自動車も、セダンの車種を複数持っていても仕方がないというのが理由の一つ、そしてもう一つは、チャネルの統合を目指しているのでは、という目測もたちます。チャネルの統合については、ひとまずはおいておくとしても、併売車種が増えてきた昨今、カムリ、MARK X、SAIという三車種を抱えることは、リスクがあるといえるでしょう。加えて、レクサスの方を見れば、HSは廃止、GSはフルモデルの計画が頓挫といううわさもあります。これは、カムリのレクサス版であるESの日本導入への布石とも言えなくはないのでしょうか。おそらくは、トヨタブランドではカムリ、レクサスブランドではESという、二車種に絞ることで、コストを削減するとともに、FFモデルを一般化させることで、居住性を確保し、さらにはSUVとのプラットフォームの共通化もゆくゆくは視野に入れているとも、見ることができるかもしれません。

期待される未来のトヨタの主軸・カムリ

いかがでしたでしょうか。皆様の期待を背に、満を持してフルモデルチェンジをするカムリですが、トヨタ自動車にとっても、期待の星であることはうかがい知れます。北米では圧倒的な売り上げ台数になることは必至ですし、トヨタ自動車としては、このカムリを今後のミドルセダンの主軸として、販売をしていく意図が見えます。

また、そのメーカーの期待通り、TNGAプラットフォームの採用や、先進安全装備の搭載など、鍛え抜かれ、研究されつくされた、これまでのトヨタのノウハウが蓄積された円熟したセダンであることは間違いなしです。

ぜひ、発表された暁には、皆様も一度ご試乗してみてはいかがでしょうか。

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