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目指す先はクルマのインテリジェント化! アウディの新型A8から透ける確かな自信

2016.12.02

来年にも発売される予定の新型アウディ・A8が、世界初の「自動運転レベル3」まで到達するということで熱い視線が集まっています。もはや運動性能という指標だけでクルマを語る時代は、終わりを告げようとしているのでしょうか。ここでは、アウディA8の歴史や新型の情報について、またアウディが推進している「クルマのインテリジェント化」についてもまとめていきたいと思います。アウディの目には、どんな未来が映っているのか注目です。

アウディ・A8とは、どんなクルマなのか?

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photo by  Flickr

 

まずは、アウディ・A8とはどのようなクルマなのかを見ていくことにしましょう。A8は1994年、それまでのV8の後継車として誕生しました。同社のフラッグシップモデルであり、欧州ではFセグメントに属しています。

当時のフォルクスワーゲングループの総帥であるフェルディナント・ピエヒ氏の長年の夢であった、ASF(アウディ・スペース・フレーム)と呼ばれるアルミスペースフレーム構造を採用。これにより大幅な車体重量の軽減がなされ、軽快な走りと省燃費性能を高い次元で両立しているのが最大の特徴です。

日本市場では1995年より導入され、プレミアムブランドのイメージリーダーとしての地位を確立していきました。そして2017年。いよいよ4代目となるA8が発売となります。この次期A8には、3リッターのスーパーチャージャー付V6ディーゼルエンジンや4リッターTDI V8ディーゼルエンジン、5リッターV10ディーゼルエンジン、4リッターV8ガソリンエンジンや6.3リッターV12ガソリンエンジンが搭載される予定となっています。プラットフォームも、新設計のモジュラー構造となる「MLB Evo」を採用。これにより、大幅な性能アップが期待されている1台です。

基本性能も凄いが、やはり目玉は自動運転

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さてそんな新型アウディA8ですが、やはり一番の注目は世界初の「レベル3」まで到達した自動運転技術でしょう。これがどんなに凄いことなのか、まずは自動運転のレベルについて軽くおさらいをしておきましょう。現在の日本政府やNHTSA(米国運輸省道路交通安全局)では、自動運転のレベルを以下の通りに定義しています。

レベル0……常にドライバーの意思において自動車の運転が行われる状態。

レベル1……加速や操舵、制動のいずれかをシステムが行う状態。

レベル2……加速や操舵、制動のうち複数の操作をシステムが行う状態。

レベル3……加速、操舵、制動すべてをシステムが行い、システムが要請したときはドライバーが対応する状態。

レベル4……完全自動運転。加速、操舵、制動をすべてドライバー以外が行う状態。

アウディは、2000年代より自動運転の基礎研究を開始。早くも2005年にはスタンフォード大学と共同開発したロボットカーで、DARPAグランド・チャレンジにおいて優勝を勝ち取っています。その後も研究は進み、2009年にはテストカー「シェリー」にて最高速度210km/hを記録。2013年には、自動車メーカーとして初めて公道での自動運転実験の許可を取得しています。そして2014年にはテストカー「ボビー」が、F1やDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)などが開催されるドイツ・ホッケンハイムサーキットをドライバーなしで走破。無人運転車最速の240km/hを記録し、世界に衝撃を与えたのです。

新型A8は、これらのロボットカーやテストカーで得られた膨大なデータをもとに開発されたことは想像に難くありません。新型A8には、全自動運転システム「トラフィック・ジャム・アシスト」が導入され、60km/h以下での走行でも使用できるとアウディは説明しています。また、ハンドルを握らずにスマートフォンで車内外から駐車が可能となる「パーク・アシスト」機能も導入が予定されています。さらにカメラを通してドライバーの健康状態を察知する機能も搭載される予定で、他社を大きく引き離す準備が整ったといえるでしょう。

これからのクルマに求められるのは、知性

この自動運転技術を開発する上で欠かせないのが「クルマのインテリジェント化」です。これまでクルマは速いか否か、コーナリング性能に優れているか否かという動力性能のみが指標となって取り上げられることが多いものでした。しかし自動運転という新たなフェーズに移行する場面では、クルマの頭脳についても論議が活発になっていくべきです。すでにアウディの各車両は「Audi Connect」という名称で、多くのデジタル情報サービスを実現しており、リアルタイムでの交通情報やgoogleアースとgoogleストリートビューを用いたナビゲーション、スマートフォンと連携したリモートコントロール機能を提供しています。そして欧州市場では新たに「Audi Connect SIM」を採用。インターネットへの常時接続を簡単にし、より多くの機能を実現することに成功しました。クルマとインターネットが、社会インフラや周囲のクルマと繋がることのメリットの大きさは計り知れません。そこにいち早く注目したアウディだからこそ、自動運転に関しても自信に満ち溢れているのでしょう。

自動運転は、クルマをつまらなくするのか?

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「自動運転は、ドライバーから運転する愉しみを取り上げる」――自動運転の論議が活発になるにつれて、多くのクルマ好きから聞かれるのがこの言葉です。しかし、いくらクルマ好きとはいえ、疲れて運転する時ほど辛いものはありません。また最近日本では、連日のように高齢ドライバーによる事故がニュースで取り上げられています。こういった悲惨な事故を少しでも減らす有効な手段として、自動運転はもっとポジティブに捉えられても良いのではないでしょうか。ワインディングで運転を思いっきり楽しみたい時は手動操作で、高速道路で少し眠い時は完全自動運転で…そういった日が、日本でも法整備が整い次第やってくることでしょう。来年の新型アウディ・A8の日本デビューは、果たしてそのきっかけとなりうるか、今後のアウディの動きから目が離せませんね。

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