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徹底比較プリウスvsプリウスPHV プリプリ対決!どっちがベストチョイス?

2017.03.16
プリウス プリウスPHV 比較
photo by トヨタ自動車株式会社

先月15日に登場した新型プリウスPHV。EV走行距離の大幅な向上と専用デザインを与えられたことでさっそく話題になっています。ただでさえ燃費自慢のHEV版プリウス以上となれば、誰もが注目するのは当然でしょう。しかし、果たして本当にHEVプリウスではなくてPHVの方が優れているのでしょうか?

そこで経済性や使い勝手を中心に、PHVにはどんなメリットがあるのかなどを徹底比較。このプリプリ対決を解説します。

そもそもハイブリッドとPHVの違いは何?

photo by トヨタ自動車株式会社

ハイブリッド

プリウスで採用されているのは、もうすっかりお馴染みとなったハイブリッドシステム。通常のエンジンと、走行中に充電される電力で動くモーターの2種の動力を利用して走行します。急発進する場合を除き、停止状態から一定の速度まではモーターのみで走行し、その後エンジンと併用して走行するので、燃費が非常に良いと言うのが特徴です。

特に最近はエンジン自体をアトキンソンサイクルなどの燃費の良いものに変更。バッテリーの性能なども向上した結果、エンジンの作動時間が極端に減り、プリウスのような40㎞/Lを越える燃費性能を実現したクルマが登場しています。

メリット:もちろん通常のエンジン搭載車よりも圧倒的に燃費性能が良い。

デメリット:通常のエンジン搭載車よりも30~40万円ほど車両価格が高くなる。

PHV

PHVは「プラグイン・ハイブリッド」という正式名称の通り、プラグイン、つまり家電の様にコンセントにプラグを差し込んでバッテリーに充電しておき、その電力を使って一定の距離をエンジンを作動せずに走行させるシステムです。そのバッテリーを使いきると標準のハイブリッド車と同じようにエンジンとモーターを併用して走行します。これがPHVです。ポイントは最初にモーターのみで走行できる距離で、新型のプリウスPHVでは60㎞を超えるとされています。つまり、毎日60㎞以内の距離しか走らない方なら、ガソリンを一滴も使わないということも可能なのです。

さらに非常時や屋外で家電製品を使う際の電力供給源として利用できることも注目されています。プリウスPHVの場合は一般家庭2日分の電力供給が可能とされています。

メリット:ハイブリッド車よりもガソリンを使わない分、燃料費がかからず環境に優しいのでクリーンエネルギー補助金が受けられる。

デメリット:ハイブリッド車に比較して80~100万円ほど車両価格が高くなることに加え、自宅に充電設備を備えないと意味が無い。また、集合住宅や借家では充電することが難しく、公共の充電スポットが増えたとはいえ、常に意識しないと低燃費性能が無駄となる。

次ページ プリウスPHVとプリウスの燃費と価格の比較をすると?

プリウスPHVとプリウスの燃費と価格の比較をすると?

photo by トヨタ自動車株式会社

プリウス

プリウスの燃費は40.8㎞/L、車両価格は2,429,018円からとされていますが、これは装備を簡略化し、軽量化された「E」グレードのもの。実際に多くのユーザーが購入するのは「S」以上なので、燃費は37.2㎞/Lとなり、車両価格は2,479,091円から。それでもかなり優れた低燃費性能であることは間違いありません。実はこのことがプリウスPHVとの比較に大きな意味を持ってきます。

プリウス

E 車両本体価格2,429,018円JC08モード燃費40.8㎞/L

S 車両本体価格2,479,091円JC08モード燃費37.2㎞/L

プリウスPHV

新型プリウスPHVが家で充電せず、通常のプリウスと同じように走らせるハイブリッド燃費は37.2㎞/Lと、プリウスのSと同じ。これに充電された電力で走る68.2㎞が加わるのです。この分がPHV最大の利点です。

充電インフラの問題はあるものの、常に満充電を心がければ燃費は伸びます。ともすれば1カ月間無給油という可能性だってあるのです。しかし、問題はその価格で、最も安い「S」で3,261,600円ですから、プリウスSと約78万円の差。もともと低燃費のプリウスに対して、この差を取り戻すのは不可能に近く、動力性能やスタイリングに付加価値があるといえ、経済性を求めたらPHVは選べません。もし、プリウスの燃費がこれほど良くなければ異なる結果だったかも知れません。

プリウスPHV

車両本体価格3,261,600円~ 

JC08モードハイブリッド燃費37.2㎞/L~

EV走行距離 68.2㎞

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プリウスPHVとプリウスどっちがカッコイイ?

photo by トヨタ自動車株式会社

燃費や価格以外の注目ポイントである、エクステリアの違いについても触れておきましょう。

まず、現行プリウスが先代のような爆発的な人気が出なかった要因の一つが、その個性的なエクステリアデザインであることを知っておいてください。たしかに未来的でインパクトのある話題性タップリのデザインなのですが、ファミリーカーとしては受け入れがたいという形もあります。プリウスユーザーも確実に年齢層が高くなっており、旧プリウスの定番であった白いボディーカラーが似合わないとなれば、なおさらです。では若い層にとってはどうかというと、「カッコ悪い」という意見も多く、空気抵抗を意識して絞り込まれたフロントとリア部分が不人気の要因となっています。

基本的にプリウスと同じはずのプリウスPHVはというと、その不評となったフロント部分をLEDランプを用いるなどしてワイド化してイメージを一新。まるでビッグマイナーチェンジされたような変わりっぷりが高評価を得ているようです。また、新素材を採用したバックドアとリアウインドウも緩やかに湾曲され、フロント同様にワイドになったリアコンビネーションランプとともに、別車種のようなカッコ良さに仕上がっています。

結論としては、デザインならPHVの方が数段良く、これに経済性を合わせて80万円の差が納得できる人も多いのではないでしょうか。

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結局プリウスとプリウスPHVのどっちがお得なの?

得か得じゃないかを考えればPHVは選べません。いくら毎月の燃料費が安くても割高な本体価格のため、トータルで考えると到底帳消しにできず、結局プリウスの方が経済的なのです。つまり結論として現状ではPHVよりハイブリッドのプリウスの方が圧倒的にお得なのです。

ではどんな人が購入するのでしょうか?例えば、環境への意識が高く、常時PHVから家庭用に給電しようという方や、ソーラー発電やオール電化などの設備を備えた自宅をお持ちの方が多いと言われています。インテリアやエクステリアにひかれて購入される方もそうでしょう。

そんなPHVを含むプリウスシリーズですが、PHVが追加設定された2017年2月の販売台数では登録乗用車のトップに返り咲き、PHV効果がはっきりと表れています。まだ十分とは言えない充電スタンドの数も今後ますます一般に普及することを踏まえると、プリウスPHVの方がプリウスよりも損だということは一概に言い切れません。

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文:イキクル編集部


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