日産・フェアレディZ誕生から50年の歴史を振り返る!S30からZ34までの代表モデル、432やニスモなどの限定モデルも徹底解説!【前編】

日産・フェアレディZ誕生から50年の歴史を振り返る!S30からZ34までの代表モデル、432やニスモなどの限定モデルも徹底解説!【前編】
     
   

これらの部品は設計側から、NASAの人工衛星技術のブラント・ノーズ・コーンをヒントにしてブラントノーズと提案しましたが、わかりにくいという理由でG(グランド)ノーズとして営業案内に掲載されました。

S240Zは国内のみの販売となり、Gノーズとオーバーフェンダーが武装されています。

リアシートを備える2by2の追加

進化を続けるZは車輪設置幅を300mm大きくして2by2も試みます。これは、排ガス規制値に対応するための排気再循環装置の設置とともに行われた施策です。しかし、2by2で荷物を置ける場所が増えて利便性は高くなりましたが、米国で4人乗りとして販売するのは快適性がなく現実的ではありません。

2by2の快適性が低いのは、米国だけではなく日本でも同様のことがいえます。現在米国と日本の身長差は年々縮まっていますが、驚くことにZの設計がはじまった当初から座高の差はほとんどなかったそうです。このことから日本でも2by2は、4人乗りでは窮屈であったのが容易に想像できます。

西部警察のパトカーにも採用された2代目フェアレディZ(S130)

スーパーZイメージ

出典元:https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17189724

S130は、S30の構想をそのまま維持して持ち主からの声を反映して生まれたました。これまでの不満を解消して品質の向上も見られましたが、S30の好調な販売台数を上回らなければならない重圧は非常に厳しいものであったと想像できます。

そしてS130といえばド派手な西部警察の1シーンを思い出される方も多いでしょう。さまざまな特殊装備が施され、幼心にワクワクしながらドラマを見ていたのをつい昨日のことのように感じるのです。印象深いZの2代目となるS130を解説します。

アメリカで大ヒット、Tバールーフ仕様も登場

Tバールーフは、屋根の中央部分だけを残して英字のTのうように見えることから呼ばれるようになりました。天井が残っているので、車の強度を維持しながら開放感のある運転を楽しめるダットサン・フェアレディ以来のオープンカーです。天井と窓を取り外して、暄暖な西海岸を走ることに魅了されて米国で爆発的な支持を得ます。

この形状はZの3代目まで続くロングランヒット商品となり、米国のスポーツカー熱と遊び心を上手に捉え続けました。

ガルウィングに改造された西部警察のスーパーZ

ティアドロップのSGをかけて散弾銃を放ちまくる大門団長。彼が操るド派手な黄金色のスーパーZは、S130のTバールーフを跳ね上げ式の自動開閉ドアに改作した力作です。多彩な仕掛けも仕込まれていて、西部警察といえばZという方も多いのではないでしょうか。

この西部警察のシリーズでは、ZとRSの豪華共演も実現していてとてもおすすめできるシリーズです。西部警察を見てスーパーカーに憧れ始めた子供が続出しました。

これだけド派手なスーパーZであるのに、渡部氏は実はマニュアルが苦手でオートマ仕様というのに少しほっこりします。

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