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日産・フェアレディZ誕生から50年の歴史を振り返る!S30からZ34までの代表モデル、432やニスモなどの限定モデルも徹底解説!【後編】

日産・フェアレディZ誕生から50年の歴史を振り返る!S30からZ34までの代表モデル、432やニスモなどの限定モデルも徹底解説!【後編】
     
   

出典元:https://motorz-garage.com/topic/detail/55

ロングノーズ&ショートデッキからワイド&ローに変貌した4代目フェアレディZ(Z32)

Z32イメージ

出典元:https://motorz-garage.com/topic/detail/312

米国でフェアレディZは、初代S30が発売されてからコスパに優れた確かな性能という魅力により人気車種となりました。しかし、バブル景気全盛の1980年代に入るとその人気に陰りが見え始めます。円高によってコスパに優れているというメリットが活かせなくなったからです。

米国での販売数の減少を補うために、3代目のZ31を国内向けへと標準を絞った型式変更にシフトせざるを得ませんでした。そして誕生したのは4代目となるZ32となり1989年から2000年まで販売されます。

2シーター、2by2、Tバールーフ、コンバーチブルと多彩なボディの組合せ

2座のみのフェアレディコンバーチブルは、モーターショーの展示品が素晴らしく上客からの強い要望で1992年に販売される運びとなりました。この車種は3リッターのみで展開されていて、幌は手動のみであることから販売に至るまでの準備期間が少なかったとうかがえます。

当時のZ32には2シーターと2by2、Tバールーフ、コンバーチブルと、これまでにない豊富なボディがラインナップされました。また、2シーターと2by2専用の車台を用意して座席のゆとりが各々で違うという特徴もあります。

レカロシート標準装備のバージョンS・バージョンR

バージョンSは2シーターと2by2、コンバーチブルをラインナップに、バージョンSレカロは2by2とTバールーフをラインナップにして1994年から販売開始されます。バージョンSはリアスポイラーとオリジナルの座席、バージョンSレカロはバージョンSに加えてBBS製の16インチのアルミとレカロの座席、ミラーコート付きのTバールーフなどが施されたものです。

そしてバージョンRは2by2の前座にレカロの座席と皮のハンドルを取り付けられてZ32の後期に発売します。これらは全て300ZXが基礎となってNAとターボがラインナップされました。

ボディを徹底リファインした後期モデル

バブル景気終盤に登場した4代目Z32は徹底したボディのリファインを行い幕を下ろします。車台の曲げやねじりに対する強度を高めて、正面の緩衝器と後部の空力的固定板を刷新しました。

また、両脇にリングプロテクターを備え付けて前方のオーナメントとロゴの文字を赤くします。さらに、アルミを鏡面仕上げにする注文をオプションで選択できました。4代目Z32は走りの追求だけではなく洗練された至極の外観を得たのです。

2年ぶりに2シーターモデルとして復活した5代目フェアレディZ(Z33)

Z33イメージ

出典元:https://motorz-garage.com/topic/detail/225

2000年にZ32は幕を下ろしましたが、2002年に毎年進化する車として5代目であるZ33が販売されます。これまで長い期間に渡りZに採用され続けてきた2by2をなくして2座のクーペのみで勝負をかけたのです。

5代目のZは3.5リッターの313馬力であることから輸出向け品番は350Zという呼称で販売されました。ちなみに輸出向けの350Zは、後部に2座補助席を設置できる仕様も存在します。海外では意外と2by2の評価が高かったのでしょう。

クーペとロードスターがラインナップ、エンジンスペックは年々進化

2002年にはZ33のクーペと、2003年にはロードスターと次々に販売され始めました。ロードスターはこれまでのZの顔ともいえるTバールーフは採用されずにコンバーチブルを改作したものです。両者とも空気抵抗を上手く逃がす構造のため速度のロスをなくします。

エンジンにおいては、この世代においても進化し280馬力のVQ35DEから最終的には400馬力のVQ75HR3.8リッター改にまで進化を遂げました。

ロングノーズ&リアバンパーのタイプE、ニスモのコンプリートカーSチューンGT

タイプEは、スポーツタイプのバージョンSにロングノーズ&リアバンパーという形状にて仕上がります。内装では音響設備を搭載しておらず走りに集中できる環境を整えました。

また、ニスモのコンプリートカーとなるSチューンGTも時期を区切り販売されます。SチューンGTはバージョンSに手を加えたもので300馬力のVQ35DEエンジンが載せられました。SチューンGTオリジナルのサスや19インチのアルミなどに彩られ大きな注目を浴びることとなります。

オーテックのコンプリートモデル、バージョンSTタイプGとタイプF

ニスモが登場して進化を続けるZにオーテックが黙っているはずもなく、2006年にバージョンSTタイプGと2008年にタイプFを販売しました。バージョンSTタイプGは5ヶ月弱の販売となり非常に希少価値がある品番となります。泥よけが車の前と後ろに設置されて全体的に25mm大きくなりました。

2008年に販売されたタイプFはオリジナルの赤い革製で作られた座席が特徴になります。外装はタイプGと同様の作りとなりZの魅力を引き立たせました。

300台限定のZ33最強モデル、バージョンNISMOタイプ380RS

Z32の締めくくりを飾るのは、ニスモから2007年に300台限定で販売されたサーキット向けの構造を一般向けにした380RSです。これまでのZの中で最強ともいえる品番には、350馬力のVQ35HR3.5リッター改エンジンが載せられています。

本機種に施される内外装はバージョンニスモと同様であり車体後部には380RSオリジナルの標章が装飾されました。380RSは現在でも人気があり中古車市場でも高値で取引されています。

ロングノーズを強調するデザインとなった6代目フェアレディZ(Z34)

Z34バージョンNISMOイメージ

出典元:https://motorz-garage.com/topic/detail/55

現行品番である6代目のZ34は車輪設置幅を100mm短くしてZの象徴であるロングノーズが色濃く再現されました。本機種は2008年から販売されていますが、ロングノーズを再現するために2005年頃から綿密に描かれた自慢の形状です。

そして現行品番は外観だけではなく内部構造も至極の仕上がりになりました。6代目のZ34は、これまでと変わらずに日本を代表するスーパーカーとして光り輝いています。

3.7リッターエンジンに世界初のシンクロレブコントロール6MTと7ATを採用

6代目のZ34には、CV36スカイラインと同じ3.7リッターのエンジンVQ37VHRが載せられています。最強であった前品番より200㏄も排気量が上がりました。

また、日本で初となるシンクロレブコントロールの6速変速装置と7速自動変速装置が採用されました。シンクロレブコントロールとは、車の速度や状況に応じて最適な駆動回転数に操作するものです。

7速自動変速装置も日本では日産が初の採用となり走りを追求するZらしい構造となります。

期間限定車の40thアニバーサリー

2009年はZが誕生してから40周年となる節目の年です。それにあわせて2010年までの期間限定車としてZの40thアニバーサリーが販売されます。40thアニバーサリーは、バージョンSTを元にして内装や外装を40th記念の超豪華バージョンに仕上げました。

輸出向けのZでも40thアニバーサリーは販売されています。米国では1,000台、欧州では370台という限定の販売形態です。やはりZの誕生したきっかけとなる米国では、販売台数が圧倒的に多いという特徴が見られます。

カタログモデルのバージョンNISMO・後期NISMO

6代目のZでニスモから販売されている品番には、バージョンNISMOと後期NISMOの2種類あります。どちらの品番も造形が最上に美しく出来の良い仕上がりに感動すら覚えるほどです。

2009年に販売が開始されたバージョンNISMOは、エンジンの動力性能と操作性を向上している特徴があります。驚異的な空気抵抗の減軽により営業案内に記載されている数値に限りなく近い実績を記録しました。

後期NISMOは、外観に力を入れてより一層高級感が高まる仕上がりとなります。内装でもレカロのオリジナル座席を施して赤色で印象を深めました。

フェアレディ50周年記念モデルのヘリテージエディション

フェアレディ50周年記念モデルのヘリテージエディションは、このモデルが50周年という長い歴史を培ってきたことを私達にあらためて実感させ、非常に感慨深い印象を与えるモデルです。1997年に米国で大ヒットとなった280Z(ZZZap)を復刻して現在の仕様に合わせたものになります。

ヘリテージエディションからは当時の米国の匂いを感じ取れるのです。スーパーカー好きにとっては初恋を思い出す感覚に近いものがあります。

車体は全部で4色のバリエーションで販売を展開。4色のカラーバリエーションの中で一番のおすすめは、黄色の特別カラーになります。

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