バットモービルの歴史を振り返る!タンブラーなどバットマンの歴代マシンとそのベースモデルは?

     
   

世界中にバットマンファンがいると思いますが、それと同じくらいバットモービルファンがいることをご存知でしょうか?実はバットマンが誕生してからすべてのシリーズにバットモービルが登場しているのです。それくらいバットモービルはバットマンになくてはならない存在なのです。そこで今回は歴代のバットモービルの紹介や、ベースになっているモデルなどについてお伝えしていきます。

 

バットマンの乗るバットモービルとは?

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バットモービルとはバットマンが愛用する特殊車両です。アニメやコミック、実写版などのバットマンシリーズには必ず登場するバットマンになくてはならない乗り物がバットモービル。

基本的にバットマンのトレードマーク、全身黒ずくめの衣装と同じく、バットモービルも真っ黒な車体になっています。コミックの中でもリアルに作り込まれた車両が描かれておりますが、実写版に至っては実際に乗車して移動できる本物のバットモービルが制作されるほどです。

 

コミックの中で描かれたバットモービル

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バットマンの宣伝カーとして登場したオールズモビル・88ベースのバットモービル

初期のコミックに描かれたバットモービルが、オールズモビル・88をベースした車両になります。このバットモービルは実際にバットマンの宣伝カーとして出版元のDCコミックが初めて公式ライセンスかした最初のバットモービルです。

実はこのバットモービルですが、1966年頃から行方不明となり2008年にアメリカのニューハンプシャー州の原野でボロボロの状態で発見されました。それをレストアしたものが世に出ているものになります。

 

実写版テレビシリーズのバットモービル

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リンカーン・フューチュラベースのバットモービル

バットマンは日本でも1966年にテレビ番組として「実写版バットマン」が登場しました。その時にバットマンが乗っていたバットモービルがリンカーン・フォーチュラをベースにしたものになります。ベース車両自体も奇抜なデザインをしていることから、バットマンシリーズ中でも最もバットモービルを象徴する1台と言っても過言ではありません。

またリンカーン・フューチュラはモーターショーに出店するために、世界で1台だけ作られた幻の車なのです。当時としては近未来的なデザインをしていたこともバットモービルのベース車両に選ばれた所以かもしれませんね。

 

映画シリーズのバットモービル

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バットマン、バットマン リターンズに登場するバットモービル

バットマンリターンズは鬼才ティム・バートン監督によって制作された映画になります。ティム・バートン監督の映画と言えば映画「シザーハンズ」やアニメ「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」にあるように、ダークとメルヘンを併せ持った独自の世界観があります。

バットマンリターンズに登場するバットモービルのコウモリウィングも、ティム・バートン監督の独自の世界観が反映されていると言っても良いのではないでしょうか。

 

バットマン フォーエヴァーに登場するバットモービル

バットマン フォーエヴァーに登場するバットモービルはバットマンリターンズに登場したバットモービルを尖らせたようなデザインをしています。前作のコウモリウィングが受け継がれ、全体的にスリットが入ったデザインは骸骨のようでアンデットを連想させられます。またバットマンフォーエバーはジョエル・シュマッカー監督ですが、制作にティムバートン監督が携わっているので前作のバットモービルに近いデザインが引き継がれているのではないでしょうか。

 

バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲に登場するバットモービル

バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲に登場するバットモービルに登場するバットモービルはオープンカーになり前作よりもフロント周りにボリュームがある印象を受けます。

特徴的なフロントに大きく開いたバットマンマークのフロントグリルは威圧的。

 

ダークナイト三部作に登場するバットモービル(通称タンブラー)

これまで登場してきたバットモービルはどれも流線型のデザインをしいましたが、ダークナイト三部作に登場するバットモービル(タンブラー)は違います。まるで装甲車とスーパーカーを合体させたようなデザインをしており、今までのイメージを覆しました。また映画の中で登場するバットマンが乗る2輪車バットポットは、タンブラーの脱出ユニットになります。このように様々なギミックが搭載されているのも特徴の一つです。

 

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生に登場するバットモービル

前作に登場したバットモービル(タンブラー)も戦闘的なスタイでしたが、バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生に登場するバットモービルはタンブラー以上に戦闘的なスタイルに仕上がっています。その特徴は車両前方にむき出しになった銃口です。その姿はフロントスクリーンのデザインと相まって、まるでガンダムのようにも見えます。

バットモービル史上最も戦闘的な車両と言っても良いのではないでしょうか。

 

バットモービルのレプリカ

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バットモービルのレプリカ無断制作は禁止?

バットマンの熱狂的なファンの中には、映画やコミックの中で登場するバットモービルを手に入れたいと言う人もいるでしょう。資産家のバットマンファンであれば、バットモービルのレプリカを実際に制作しようとする人もいるはずです。しかしバットモービルのレプリカを無断で制作することは禁止されています。これにはバットモービルが映画やコミックに登場するただの乗り物という枠を超え、バットマンやその他のキャラクターと同じく、物語を語る上で重要な登場人物と同じ役割を担っていることからです。ですので、バットモービルのレプリカであってもDCコミックの許可なしに制作することはできません。

 

バットモービルのレプリカの公道走行は可能?

映画の中で登場するバットモービルのレプリカが存在することはご存知かと思います。しかし実際に公道走行可能なのか疑問に思ってはいませんか?実はダークナイト三部作に登場するバットモービル(タンブラー)は公道走行可能なのです。もちろん劇中で使われている武装などはありません。また映画で使われた本物のタンブラーは最高速度約145km/hと劇中のイメージからすると遅いと言う印象を受けますね。しかし、がっかりするのはまだ早いです。

「GTR Motors」というドバイにあるディーラーが制作したダンブラーのレプリカは、V8の5.7Lエンジンを搭載していて507馬力の最高速度250km/hの走行性能があります。この走行性能であればなんとなく格好がつきますね。

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