トヨタアイシスのサイズやグレードは?生産終了だが後続車は?

     
   

トヨタのアイシスはすでに生産が終了しているミニバンです。

2017年に製造が中止されたアイシスですが、13年間もフルモデルチェンジをせずに販売され続けていたという歴史を持ちます。

 

そんなアイシスは現行のミニバンより一回り小さい為、小回りが良く運転になれていない方でも比較的運転しやすいという利点や、丸みを帯びたボディ形状は特徴の一つでもあります。

サイズやグレードも多様にあるアイシスですが、中には税金面での注意点も。

今回はトヨタアイシスのサイズやグレード、13年間もフルモデルチェンジをせずに販売し続けた歴史や後続車情報もご紹介していきます。

 

トヨタアイシスは13年販売されていた人気車種?

冒頭にも述べましたが、トヨタのアイシスは13年間大きなフルモデルチェンジを行わず、販売され続けていたミニバンです。

2004年の9月に販売が開始され、2017年の12月に生産終了。

生産が終了したにもかかわらず、今でも乗り続けている人の多い隠れた名車だと言えます。

 

人気のひとつはボディの大きさ。

ミニバンの形状は欧米の影響もあるのか、年々大きくなってきています。

大きいミニバンに対し、一回りほど小さい形状のアイシスは丁度良いサイズ感で、日本の狭い道でもストレスなく走行可能。

 

大きな車ならば曲がり角やすれ違いの際、ぶつけてしまわないか心配しながらの走行となる場面でも、横幅の狭いアイシスならば無理なく走行することができます。

またタントに使用されている「パノラマオープンドア」も、実はアイシスが先に搭載していたという歴史も。

パノラマオープンドアとは、フロントドアとリアドアとの間にピラー、つまり支柱が無いことを指し、前後のドアを開けたときの解放感は素晴らしく、この技術を広めた車がアイシスだと言っても過言ではありません。

 

家族連れに人気でありしかも運転しやすいミニバン。

それがアイシスという車ではないでしょうか。

 

トヨタアイシスのサイズやグレードをご紹介!

アイシスにはサイズやグレードが複数存在し、2016年に発売されたモデルには特別限定車を含め、全18種類のグレードがあります。

トヨタアイシスのグレード

アイシスのグレードは大きく5つに分類することができ、料金面で見ると

・LXセレクション(約199万円)

・L(約207万円)

・プラタナ(約220万円)

・G(約225万円)

・プラタナVセレクション(約233万円)

このようになっています。

 

最も安いグレードであるLXグレードから、一番高額なプラタナVセレクションまでの差額は35万円ほどなので、同じ仕様のパーツも多くある中、グレードの違いとしてはプラタナはスポーツタイプとなり、装備品が走行に特化したパーツで構成されているという点。

グレードの中でベースとなるモデルは「L」グレードであり、いちばん市場に出回っているグレードとなります。

 

トヨタアイシスのサイズ

またサイズに関しては2通りあり、プラタナかそれ以外のグレードかでサイズが変わってきます。

サイズ感での注意点としては通常のグレードが5ナンバーに対し、プラタナは3ナンバーになってしまうという点。

 

ナンバーは車の大きさと密接な関係があり、一般家庭で使用されるナンバーは「軽自動車用ナンバー」「小型車用5ナンバー」「普通車用3ナンバー」に分類できます。

何が違うのかというと大きさや排気量。

5ナンバー車の条件としてはこの4つ。

・排気量:2000cc以下

・全長:4700㎜以下

・全幅:1700㎜以下

・全高:2000㎜以下

 

ひとつでも枠から外れてしまえば3ナンバーとして取り扱われます。

アイシスの場合プラタナ以外のサイズは以下の通りです。

・全長:4635㎜

・全幅:1695㎜

・全高:1640㎜

 

プラタナでは

・全長:4640㎜

・全幅:1710㎜

・全高:1640㎜

となっており、全幅の部分が5ナンバーからはみ出してしまっている為、3ナンバー扱いとなります。

「3ナンバーなら税金が高くなるんじゃないの」と考えるかもしれませんが、安心してください。

税金面はプラタナとそれ以外では同じ金額であり、違う点はナンバーの番号のみとなっています。

 

よく勘違いされるのですが税金=ナンバーではなく、税金は車両重量と排気量によって決まります。

つまり排気量と車両重量が同じである、プラタナとそれ以外では税金面に変化がないということです。

 

トヨタアイシスはすでに生産終了している?後続車は?

トヨタアイシスは2017年の12月に生産が終了しました。

家族連れで乗るのにはちょうど良いサイズ感だっただけに、アイシスを愛用している方はとてもがっかりしたことでしょう。

 

そんなアイシスの後続車はシエンタや、プリウスαだと言われています。

しかし全くアイシスとは違う形状であり、直接的な後続車は無いと考える方が良さそうです。

まとめ

トヨタアイシスはミニバンの中でも一回り小さいタイプの車です。

2004年から販売が開始され、13年間の歴史を持つアイシス。

フルモデルチェンジは無かったものの、13年間も販売され続けていたという事は、アイシスが良い車であるという証明ではないでしょうか。

 

グレードは大きく5つに分けることができ、その中でもプラタナとそれ以外のグレードに分けることもできます。

直接的な後続車は無いものの、シエンタなどが後続車にあたり、またアイシスが先行して搭載していた「パノラマオープンドア」はタントにも継承されています。

運転がしやすいと好評だったアイシス。

興味のある方は中古車販売店で探してみるのも面白いかもしれませんね。

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