来年の冬に向けて今から備えたい!雪道を安定して走れるクルマ6選

来年の冬に向けて今から備えたい!雪道を安定して走れるクルマ6選
     
   

今年の冬は雪害に関する話題が多く世間を賑わせました。特に、2月の大寒波が押し寄せた際は、福井県を始めとする北陸地方や、関東地方でも大雪となり、大変な被害が発生しました。

スタッドレスやタイヤチェーンを装着しているにも関わらず、雪道でスタックしてしまったり、立ち往生で何時間も車内に閉じ込められてしまったりと、雪道での運転はたくさんのトラブルや危険があります。突然の雪でも慌てないよう、今回の雪害を教訓に来年に向けて備えておくのは重要です。

そこで今回は、大雪でも安心して走行できる、雪道に強い車を6車種ご紹介します。車が持つ「走る・止まる・曲がる」といった基本性能を雪道でもしっかり発揮できる車はどんなものがあるのか、詳しく見てみましょう。

雪に強いクルマその1:スバル・フォレスター

1997年から販売されているスバルの「フォレスター」

本格SUVとして、スバルの中でも抜群の安定感を持っています。フォレスターには、縦置き水平対向エンジンと四輪駆動を組み合わせた『シンメトリカルAWD』が採用されているため、雪道などの滑りやすい道でも無理なく走行できます。

また、常に4輪にトルクを配分するように設計されており、車が滑ってしまう前からトルクを制御することで、雪道でも安定した走りができます。

最低地上高が220mm確保されているので、オンロード・オフロードどちらにも対応できるのも魅力の一つですね。

雪に強いクルマその2:日産・エクストレイル

SUVカテゴリーの中でも1位、2位を争うほど人気の「エクストレイル」

エクストレイルには、3種類のモードが用意されており、路面の状況に応じて、選択することができます。また、ビーグルダイナミクスコントロールも装備され、ハンドルの操舵量を検知したり、Gセンサーやスリップセンサーの働きにより、最適に走行できるように自動制御されています。

モード選択やコントロールシステムによって、非常に安定した走行が可能となります。

走破性の高さに加え、スタイリッシュなデザインも人気の理由ですね。

雪に強いクルマその3:トヨタ・ランドクルーザー

トヨタSUVの中で最上級モデルである「ランドクルーザー」

通称ランクルと呼ばれ、多くのユーザーから愛されている車種です。また、日本だけでなく、世界でもその走破性と耐久性が評価され、海外でも見かけることが多い車でもあります。

雪道で最も危険と言われる坂道であっても、常に4輪に駆動力を伝えているのでホイールスピンが起こりにくく、しっかりと走行ができるのが特徴です。ただ、車体重量が2tを超えているため、無理なステアリング操作は避けてください。

燃費性能に関しては、決して良いとは言えない数値ですが、この部分がクリアできれば雪道で最強の車と言ってもいいでしょう。

雪に強いクルマその4:スズキ・ジムニー

軽自動車で唯一雪道に強い「ジムニー」

今回ご紹介する車種の中で、軽自動車はジムニーだけです。軽自動車はパワーがなく、雪道にはあまり向かないように感じますが、ジムニーだけは別格です。

専用のラダーフレームや車軸式サスペンションを装備しているため、非常に高い走破能力を持っています。また、パートタイム4WD方式により、雪道でも安定した走りと実現でき、小さいボディですが、しっかりと走行できます。

さらに、ターボエンジンとの組み合わせにより、力強い走行も可能となっています。

雪に強いクルマその5:マツダ・CX-5

2012-2013年カーオフザイヤーに選ばれた「CX-5」

非常にスタイリッシュなデザインで、マツダデザインと呼ばれるほど人気です。マツダの4WDシステムには、あらかじめ路面状況を予測して、走行に反映させるシステムが導入されています。車に装備された各センサーが働き、車が現在どのような状況にあるのか、どのような路面状況なのかを把握し、最適な運転ができるよう制御してくれます。

もちろん雪道でもしっかりとパワーを制御し、滑りやすそうな路面を予測することで、安全にそして安心して走行することが可能です。

見た目のデザインだけでなく、走破性も十分に兼ね備えた一台ですね。

雪に強いクルマその6:アウディ・A4クワトロ

クワトロシステムにより、安全に楽しく走ることができる「アウディ」

クワトロシステムの導入によって、雪道でも安定した走りが可能です。非常に安定した走りができるため、雪道を走っていないかのような感覚になります。

アウディのクワトロシステムは評価が高く、海外ではスタックした車を助ける場面も少なくありません。

パワー配分もコンピュター制御がされ、滑りやすい路面でも安心して走行できます。

ただ、アウディは国産車に比べ車高が低く設定されていますので、セダンタイプの場合は要注意です。路面によっては、雪でお腹を擦ってしまうこともあるので、車種選びは慎重に行いましょう。

まとめ

雪道には非常に多くの危険が潜んでいます。大雪の日は外出せず、家にいるのが一番ですが、通勤や買い物などで車を使用しなければならないこともあります。スタッドレスやタイヤチェーンを装着していても、雪に対する車の性能が低ければ、スタックする可能性もあります。

雪道でのドライビングテクニックも必要ですが、雪道に対応できる性能を持ち合わせた車も必要になってきます。

万が一の時に備えて、雪道でも安定して走行できる車を選んでおくと安心ですよ。

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