ポルシェ911が日本から消える日……業界人が明かす価格急高騰の裏側

ポルシェ911が日本から消える日……業界人が明かす価格急高騰の裏側
     
   

いったい誰が「ポルシェ911」を買っているのか?

Choosing a car at dealership. Thoughtful grey hair man in formalwear leaning at the car and looking away

価格高騰で、どんどん国内からヴィンテージのポルシェ911は姿を消していきます。では、一気にポルシェを買い漁っているいるのは誰なのか?

いまの日本人でそこまで経済的余裕があるクルマ趣味人はいません。 最初に買い付けに来ていたのはドイツ人のバイヤー。かれらが日本に目をつけたのは、日本のクルマは非常にコンディションがいいため。走行距離が少なく、多くのクルマがガレージで保管してありキレイなんです。手頃な価格とみられます。

そして、ドイツ人が自国にポルシェ911を持ち帰り、それを見たほかの欧州人が今度は日本に買い付けにくる。そうする内に、世界中からバイヤーやブローカーが日本に集まりだしてしまった。

いまでは、韓国を除く世界中から日本にバイヤーがくるといいます。そして、根こそぎ買い漁って持っていってしまう。 だから、いくら探してもオールドの911はなかなか出てこない。価格も上がる一方です。

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