ホンダ 新型フィットの受注が好調、なんと月間販売目標の倍以上に!

     
   

2020年2月14日に販売開始になった新型フィットは、10日後の24日時点で、約23,000台の受注数になったことが明らかになりました。4代目となる新型のエクステリア、内装、そしてパワートレインなどをご紹介しながら、人気の秘密を探っていきます。

引用:https://www.honda.co.jp/news/2020/4200213-fit.html

新型フィットの受注状況

2月14日の発売開始から10日経過した時点で、2,3000台の受注となったことが公表されました。

これは、2019年12月中旬から予約開始された数字も含めての台数ですが、月間10,000台を目標にしたホンダとしては、非常に好評な結果になったと言えるでしょう。

5つのモデルタイプと2つのパワートレイン(ガソリンとハイブリッド)での構成比は、ベーシック20%、ホーム46%、ネス6%、クロスター14%、リュクス15%となっているとの事。

またハイブリッドモデルが70%強を占めていた点も注目ポイントですね。

新型フィットの新しい価値観の提案

引用:https://www.honda.co.jp/news/2020/4200213-fit.html

歴代フィットが作り上げてきた性能・機能を継承しながら、カタログ上の数値で表現しづらい価値観を新型のコンセプトにしてます。

4つの心地よさ

  1. 断面構造自体を変更したことで、フロントピラーの厚さを半分以下(衝突安全性能は確保)にし、水平・直線基調のインストルメントパネルなどによって、心地よい視界を実現してます。
  2. 座った時から心地よさを感じられるよう、新技術であるボディスタビライジングシートを採用してます。
  3. パワートレインには、2モーターハイブリッドシステムを今アクトカー初搭載したことで、快適な乗り心地を可能にしてます。
  4. 歴代フィットの特性でもある広い居住空間やラゲッジスペースを継承しながら、収納レイアウトをユーザー目線で再構築したことで、使い心地をアップさせてます。

新型フィットのタイプ別販売

引用:https://www.honda.co.jp/news_image/index.php?release_no=4200213-fit&page=0

 

  1. シンプルに自分を表現するベーシック
  2. 生活になじみ、快適性を追加したホーム
  3. アクティブに暮らしたい方へ向けたネス
  4. 街中でもオフロードでもエンジョイできるクロスター
  5. コンパクトなボディに洗練さと上質を加えたリュクス

ユーザーの希望に合わせて、5タイプのモデルに、それぞれFFと4WDが設定され、さらにガソリンエンジンモデルとハイブリッドモデルもラインアップしてます。

新型フィットのパワートレインや燃費

引用:https://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/performance/driving/

パワートレインは、2種類が用意されてます。

①1317cc水冷直列4気筒DOHC16バルブエンジンモデル、98ps(72kW)/6000rpmです。

先代モデルでも搭載されていたユニットです。新型からは、1496㏄タイプのガソリン単体エンジン搭載は、未採用です。

②e:HEVハイブリッドモデルの搭載。2モーターシステムのハイブリッドが採用されてます。

走行用モーターと、高効率な発電を行う発電用モーターに1496㏄のエンジンのハイブリッドです。

新型フィットの価格ラインアップ

  1. ガソリンタイプエンジンFFモデルは、1,557,600円~1,977,800円
  2. ガソリンタイプエンジン4WDモデルは、1,755,600円~2,186,800円
  3. ハイブリッドタイプFFモデルは、1,997,600円~2,327,600円
  4. ハイブリッドタイプ4WDモデルは、2,195,600円~2,536,600円

各5タイプが用意され、20グレードのラインアップです。

新型フィット受注好評の理由を推理

新型の販売は、ユーザー目線からしても非常に気になってしまう点ですよね。先代が2013年に販売されてから新型まで7年弱の年月が経過していることから注目が高まった点が大きいといえます。

新型では、ユーザーのお好みで全20タイプをチョイスすることが出来きるようにしたことも、受注が好評に推移していると考えられます。

ホンダが、フィットにかける想いが、企画・設計・ユーザー嗜好に現時点でかみ合った結果と推察します。

懸念される材料としては、対向車種となっているトヨタ 新型ヤリスとの燃費差になるのではないでしょうか。

ホンダ フィット ベーシックe:HEVのFFモデルの燃費が、 WLTCモードで29.4㎞/Lなのに対して、トヨタ ヤリス ハイブリッド FFモデルの燃費が、WLTCモードで36.0㎞/Lです。

燃費の差が今後大きく影響するのか、それともパッケージングが燃費性能に勝るのかが気になるところです。

まとめ

  • ホンダ 新型フィットの受注好評をまとめると
  • ユーザー目線に立った、ホンダの得意分野である企画力がマッチした結果でしょう
  • 「心地よさ」という数字で表せなく、日本人の好む点にコンセプトをおいた点
  • 5タイプ全てに、2種類のパワートレインや駆動方式を用意したことで、ユーザーの選択肢を広げたこと

新型が販売開始になってから間もない状況で、月間目標10,000台を大きく上回り、好調な滑り出しをしているフィットです。今後の販売数量の伸びに注目ですね。

 

 

 

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