本田技研工業株式会社(ホンダ)には、モデューロという純正アクセサリーブランドがあります。純正直系ブランドとして、エアロパーツやホイールなどを中心に開発・製造・販売が行われています。
ここでは、モデューロっていったいどんな組織なのか、どんな製品などを開発しているのか、そしてモデューロの特徴などをご紹介していきます。
ホンダ モデューロってどんなブランド?
引用:https://www.honda.co.jp/ACCESS/modulox/modulo/
モデューロは、ホンダ直系で純正カスタマイズパーツを開発・製造・販売をする株式会社 ホンダアクセスという会社が手がけているブランドです。
主に4輪モデルのエアロパーツやホイール(足回り)などを中心に、ホンダモデルにベストなカスタマイズパーツ製作を手がけています。
もともとモデューロは、ホイールブランドとして創設されました。90年代に初代NSXが登場し、走りを重視させるために進化しはじめたモデューロは、走りを意識できるカスタマイズパーツブランドへと成長していきます。
現在では、単なるカスタマイズパーツとしてだけでなく、ホンダモデルを丸ごとカスタマイズさせたモデルも手がけています。
会社概要
- 社名 株式会社 ホンダアクセス
- 本社 〒352-8589 埼玉県新座市野火止8-18-4
- 設立 1976年(昭和51年)8月2日
- 代表者 代表取締役社長 白土 清成
- 資本金 20億円(本田技研工業株式会社100%出資)
- 従業員数 752名(2019年4月1日現在)
ホンダモデューロの理念
モデューロの3つの理念(約束)
①パフォーマンス性
「運転が上手くなった」感じることも出来るように仕上げていくこと。荒れたアスファルト路面も、きついカーブも、高速道路上でも路面状況に左右されることなく四輪が地面に吸い付いているような走行を目指して開発しています。
車を意のままに操れる楽しさを、いつもの道でいつも通りの運転で感じられるように開発していくことです。
②デザイン性
走る楽しさをより引き立てていくために、モデューロスタイルが必要になるというデザイン性。
走ることを安心して楽しむために唯一無二のスタイルを作り出していくことです。そのスタイルを育むために、デザイナー自身がテストコースに出向き、走り込みの場で仕上げています。モデューロがこだわるのは現場ということですね。
テストドライバーと対話し、現場でつくりあげたデザインだからこそ、よいものが生まれるという基本理念です。
③コンフォート性
ドライバーだけが楽しい車にならないように、一緒に乗っている人もずっと笑顔でいられるカスタマイズを目指しています。例えば、同乗者の疲れを蓄積させる上下運動を発生させるような車を作らないという理念です。
四輪で路面をしっかりつかむ作り込みが、上下動が少なくフラットで快適な走りとなっているのでしょう。
モデューロXとは?
引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/other/?from=modulox#modulox
モデューロは、ドイツ ニュルブルクリンクなどのサーキット界から培われた製品を中心にパーツ作りを行っています。
各々のパーツの販売だけでなく、ホンダモデルを丸ごとモデューロでカスタマイズした1台の車(グレード)としてラインアップさせています。これをモデューロXと読んでいます。
モデル特徴やディテールの関係で不得手な部分も思慮しながら、丹念に作りこまれているということです。
今までのモデューロX開発モデル
- 2012年 N-BOX モデューロX
- 2015年 N-ONE モデューロX
- 2016年 STEP WGN モデューロX
- 2017年 FREED モデューロX
- 2018年 S660 モデューロX
- 2019年 VEZEL モデューロX
現在は、STEP WGN モデューロX、S660 モデューロX、VEZEL モデューロXがラインアップしています。
現在人気のN-BOXは、フルモデルチェンジを2017年に行ってから一旦モデューロXの設定が消えています。筆者の予想では、現在現行型に合わせた開発の真っ最中であると予想します。
FREEDも2019年10月にマイナーチェンジが行われ、フロントフェイスなどが大きく変更されています。こちらのモデューロXも現在進行しているのではないでしょうか。
まとめ
ホンダ モデューロってどんな会社?をまとめると
- ホンダ直系のカスタマイズブランドです。
- ホンダモデルを専門に3つの信念を創設から貫いています。
- モデューロXでは、モデル1台をカスタマイズしグレードにラインアップしています。
ホンダ モデューロは、ホンダモデルを知り尽くした人たちがモデルごとに最善となるエアロや足回り、そして機能的で似合うホイールなどを丹念に企画し製品化(ブランド化)していますね。
一般の用品とは全く違う正確なフィッティングや個性を引き出すディテールが生み出されるのは、きちんとした開発と伝統の理念があるからでしょう。