ドライブレコーダーを取り付けている人も意外と多いのではないでしょうか。最近の自動車社会では、色々なトラブルが発生しているので、ドライブレコーダーは有効であるといえます。
例えば事故発生後のトラブル防止やアオリ運転をされた際の証拠、そして周りで起きた犯罪の映像などとして、ドライブレコーダーは欠かせない装備の一つとなっていますね。
ドライブレコーダを取り付ける際には、メーカー純正品、カー量販店の汎用品などがあると思います。また保険会社が提供しているドライブレコーダーというのもあります。
ここでは、保険会社が提供しているドライブレコーダーを実際に取り付けてみて、率直な感想などをご紹介していきます。
今回取り付ける車の情報や取り付け理由
引用:筆者撮影画像
平成14年 ダイハツマックス 走行距離44,000㎞
今回保険会社のドライブレコーダーを取り付ける理由は、このマックスに乗るドライバーが、先日全損事故に遭われてしまい、その際の事故処理で相手の言い分と食い違いが出てしまったためのようです。
事故の双方にドライブレコーダー等がついておらず、双方の言い分が違うために両保険会社も事故後の処理に苦慮したことから、マックスには、ドライブレコーダーを装備したらという保険会社の提案から取り付けることになりました。
保険会社は違うのですが、同じようなドラレコのデザインですね。それにしてもつける前からサイズが大きいような気がしている筆者でした。
保険会社から提供されたドライブレコーダーを取り付ける
引用筆者撮影画像
マックスにドライブレコーダーを取り付けるのですが、シガーライターからでなく、アクセサリー電源を利用した取り付けを行いたいという持ち主の要望がありました。
マックスのヒューズボックスは、運転席側のステアリング下の角にあります。よって右側を中心に配線することになりました。まずはフロント右ピラーを取り外してしまいます。
引用:筆者撮影画像
次にヒューズボックスから電源を取り出す作業を行うのですが、マックスのアクセサリー電源は、すでに違う装備に使用されていました。そしてアクセサリーとして安心して使用できそうなヒューズがその一か所しかなさそうです。
よって、このアクセサリー電源を利用するのが一番であると考えました。もともとの装備は、USBの電源を取るためのソケット用に使用されていましたので、15アンペアのヒューズ容量でドライブレコーダーの電源も取得できそうです。
引用:筆者撮影画像
よって、このヒューズ電源ボックスから分岐させて電源を取得することにします。
薄いブルーの電源線を被膜だけ剥く工具で被膜だけ1㎝ほど剥きます。そして専用金具でドライブレコーダーの電源カプラー線のプラスとつなぎ、かしめて絶縁テープで巻いて終了です。
よくプラスチックの電源取得パーツもあるのですが、通電しないというトラブル起きることがあります。そのため今回はきちんと金具でかしめることとしました。
引用:筆者撮影画像
上記の写真は、シガーライターから電源を取るドライブレコーダーに付属している配線から、ヒューズボックスなどの電源取得ができるようにするパーツを組み合わせた状態のものです。そのさきに先程金具でかしめた配線が続いています。
引用:筆者撮影画像
配線をすべて通し、見えないようにルーフ部分も中にしまっていきます。ピラー部分の配線は、純正のケーブルに這わせてテープ止めしてしまいます。こうすることで、配線の噛みこみもなくなるようになります。
ピラーやステアリング下のアンダーカバーなどをもとに戻して終了します(試験稼働などを行った後に)。ドライブレコーダーの全体的な作業は、無事に終了しました。
保管絵会社が提供するドライブレコーダーってどうなの?
引用:筆者撮影画像
①最初にアレ?と思う部分
えーと、、、私の個人的見解では、「ドライブレコーダー本体がとにかく大きい」です。というか軽乗用車のフロントガラスには「邪魔な存在」と感じちゃいます(笑)。
もう一点のちょっとな・・・ポイントは、走行中にドライブレコーダーのモニター画像が映らない点です。
これは、走行中に動画が映ることで運転に集中できないというデメリットを回避するためとされていますが、他のドライブレコーダーが映像を映し出してくれるので、ちょっと違和感があります。
単純に録画されているのか心配になるということです。
②保険会社のドライブレコーダーの良いなと思う部分
ドライブレコーダー本体が、大きなG衝撃を感じた場合には、保険会社に自動通知される仕組みです。専任オペレーターが連絡をくれます。
ドライブレコーダーが、通信できる環境になっていることで、事故発生の際ににはスピーディーな処理だけでなく、レッカーなどの手配もスムーズに行ってくれることを示しています。
ドライブレコーダーには、安全運転評価制度が導入されています。この評価によって0%から8%の保険料の割引が行われます。
ドライブレコーダーの月々の料金
月々850円(通信費用やアップデートなどの費用がコミコミとなっています)。
この月々の料金が、高いか安いかを判断するのはユーザー自身です。ドライブレコーダーの価格は、安いもので10,000円前後(日本メーカー)となっています。場合によっては、20,000円前後の高価なものも勿論あります。
年間に換算すると、10,000円前後の保険会社ドライブレコーダーも極端に高くはないとも思います。さらに安全運転によっては、保険料の割引もされます。
まとめ
保険会社が提供するドラレコのメリット・デメリット?をまとめると
- メリットは、保険料の割引につながる特典がある
- 何かの際には、保険会社とドライブレコーダー越しでつながることが出来るので安心感アップ
- デメリットとしては、とにかく本体が大きいことと、良し悪しは別にモニターには常時映像が映らない。
今回初めて、保険会社が提供するドライブレコーダーを設置しました。その際に筆者が感じたことなどをご紹介することで、ユーザーチョイスの幅が広がればと思います。