ホンダは、2020年の1年間(国内新車登録)で、N-BOXシリーズの販売台数が195,984台に達したと発表しました。これにより登録車を含む新車販売台数にて第1位を獲得することができました。
同モデルは、新車販売台数部門については4年連続、軽四輪車新車販売台数部門に関しては、6年連続の1位となっています。4年連続1位を獲得した部門では、ホンダ初の記録です。ここでは、N-BOXの連続歴代1位という輝かしい記録などを解説していきます。
N-BOXシリーズの連続販売台数1位の概略
引用:https://www.honda.co.jp/news/2021/4210108a.html
ホンダ N-BOXは、存在感のあるデザインだけでなく、軽乗用で最大級の室内空間が最大の特長です。先進の安全運転支援システムは、全グレードに標準装備しています。同モデルは、走行性能・燃費性能なども含め多くのユーザーから受け入れられた結果が1位ということでしょう。
N-BOXは、2020年12月にマイナーモデルチェンジが行われています。これによって内外装も刷新されました。同モデルは、コーディネートスタイルを追加し世界観も広げられています。さらなる魅力アップにつながっていますね。
4年連続国内販売台数&6年連続軽販売台数で1位というのは、相当すごい連続1位であるといえます。それにしても軽部門で6年連続というのは、かなりすごい結果ではないでしょうか。
N-BOXシリーズってどんな車?
引用:https://www.honda.co.jp/news/2021/4210108a.html
N-BOXは、2011年に初代が登場しています。開発された経緯は当時人気のあったダイハツ タントの対抗車種を作るためだと言われています。ホンダ流の軽スーパーハイトワゴンを企画したということです。
2012年には、派生モデルとなるN BOX プラス&N-BOXスラッシュの販売も開始されています。残念ながらN BOX プラス&N-BOXスラッシュは、販売終了となりました。
2代目モデルは、2017年に登場しています。四角くスクエアなボディや走行性能などは、継承されながらエクステリアなどを大幅に刷新して登場しています。さらに2018年1月にマイナーチェンジし、各部のアップデートが図られています。
2011年販売開始以降、軽自動車部門では絶大な人気となっています。その結果が歴代1位につながっているということでしょう。
N-BOXシリーズ発売以来の歩み
引用:https://www.honda.co.jp/N/no1/?from=newslink_text
ホンダ N-BOXの簡単な経歴年表を、ホンダ発表をもとに作成してみました。
平成23年 12月 | 発売を開始! |
平成24年 6月 | 同モデルの累計販売台数10万台を達成。 |
平成25年 3月 | N-BOXが、四輪車販売台数において、堂々の年度1位となる。 |
平成25年 12月 | N-BOXが、軽四輪車販売台数において、堂々の年間1位となる。 |
平成26年 3月 | N-BOXが、軽四輪車販売台数において、堂々の年度1位となる。 さらに累計販売台数も50万台達成。 |
平成27年 12月 | N-BOXが、軽四輪車販売台数において、堂々の年間1位となる。 |
平成28年 3月 | N-BOXが、軽四輪車販売台数において、堂々の年度1位となる。 |
平成28年 12月 |
N-BOXが、軽四輪車販売台数において、堂々の年間1位となる。 さらに累計販売台数も100万台達成。 |
平成29年 3月 |
N-BOXが、軽四輪車販売台数において、堂々の年度1位となる。 |
平成29年 12月 | N-BOXが、四輪車販売台数において、堂々の年間1位となる。 |
平成30年 3月 | N-BOXが、四輪車販売台数において、堂々の年度1位となる。 |
平成30年 12月 | N-BOXが、四輪車販売台数において、堂々の年間1位となる。 |
平成31年 2月 | N-BOXが、累計販売台数150万台を達成。 |
平成31年 3月 | N-BOXが、四輪車販売台数において、堂々の年度1位となる。 |
令和1年 12月 | N-BOXが、四輪車販売台数において、堂々の年間1位となる。 さらに累計販売台数170万台も達成。 |
令和2年 3月 | N-BOXが、四輪車販売台数において、堂々の年度1位となる。 |
令和2年 12月 | N-BOXが、四輪車販売台数において、堂々の年間1位となる。 さらに累計販売台数190万台も達成。 |
年間販売台数が、平均して20万台となっていることから、2位以降と現段階でかなりの差があるといえます。2位のスペーシアの2020年1月~12月新車販売台数は、14万台くらいとなっています。
全軽自協調べでのN-BOXシリーズ年間販売台数年表
販売台数 | 軽四輪車順位 | 四輪総合順位 | |
平成23年 | 2,860台 | 45位 | 165位 |
平成24年 | 211,155台 | 2位 | 4位 |
平成25年 | 234,994台 | 1位 | 3位 |
平成26年 | 179,930台 | 2位 | 5位 |
平成27年 | 184,920台 | 1位 | 2位 |
平成28年 | 186,367台 | 1位 | 2位 |
平成29年 | 218,478台 | 1位 | 1位 |
平成30年 | 241,870台 | 1位 | 1位 |
平成31-令和1年 | 253,500台 | 1位 | 1位 |
令和2年 | 195,984台 | 1位 | 1位 |
累計 | 1,910,058台 | - | - |
平成23年の発売初年度以外は、上位を独占している状態ですね。また発売初年度は、2011年12月の発売ということですので、実質1か月も販売されていなかったことを考えると、当該年度は除外していいランクであるともいえます。
年間平均で約20万台以上をコンスタントに売り上げているということは、早い段階で300万台に到達するのではないでしょうか。
まとめ
「N-BOX」シリーズが2020年間販売台数 第1位に、連続記録がすごい!をまとめると
- N-BOXの1位は、エクステリア、内装(車内空間)、走行性能、安全性能など総合的にユーザーに受け入れられている結果。
- 4年連続国内販売台数&6年連続軽販売台数1位は、軽自動車としてかなりの功績であるといえます。
ホンダ N-BOXシリーズの躍進が止まらない状況ですね。N-BOXを超えるモデルを、他メーカーも個性を出しながら企画・製造してほしいと感じます。