皆さんは、初めて車を購入するときドキドキするのではないでしょうか?どんな車にしようかとドキドキしたり、車の維持ができるのかとドキドキしたりするかと思います。また車の運転が大丈夫だろうかと思ったりする方もいらっしゃると思います。
初めて何かをするときは、車の購入や運転でなくてもドキドキするものですよね。また車を運転するということは、万が一事故などが発生した際に、他人や他人の財物に対しての責任が発生する可能性があるということになります。
ここでは、初めて車を購入した際の自動車保険「アレコレ」をお話ししていきます。
車を運転する際に発生する「刑事・行政・民事」の3責任
引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/386557?title=%E5%88%9D%E5%BF%83%E8%80%85%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%80%80%E9%9D%92&searchId=1203002902
車を購入し運転する以上は、事故などが起きた際には運転している人などに、「行政・刑事・民事上」の責任が発生する可能性が出てきます。
- 刑事責任とは、事故の相手がケガや死亡などした際に課される刑事罰です。例えば罰金や懲役などです。
- 行政責任とは、公安委員会が事故の内容をもとに、一定の基準で免停や免許取消などの処分を行います
- 民事責任とは、相手の財物、傷害などの補償を金銭で賠償することです。
初めて車を購入し運転する場合は、「免許取得」をするときに習ったこの3つの言葉を思い出してみるとよいでしょう。事故を起こしてしまった場合は、この責任が科せられてしまうことになります。
その中でも民事責任を担うのが、自動車保険の部分になります。民事上の賠償額は、いろいろな額となりますが、相手の後遺傷害や死亡などの際には、数千万円から数億円という金額になる場合があります。
車を運転する全員が、上記のような金額を賠償義務を負う可能性があります。車を購入(運転)する際には、自賠責保険だけでなく任意の自動車保険に加入しておかないとならないと思うことが重要です。
任意の自動車保険って?
引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/4300798?title=%E5%AE%89%E5%BF%83&searchId=4040437793
車を20歳で初めて購入したとします。車には、車検が付いていますので自賠責保険(強制保険)は、車検がある以上加入されています。ただこの自賠責保険は、事故による他人の死傷に対する賠償を行う保険です。
また被害者のケガは120万円まで、死亡の場合は3,000万円までが上限となっています。実際には、後遺障害などのお話もありますが、初めて車を購入する人向けに細かい話は、割愛します。
実際、この自賠責保険で民事上の賠償は、足りるのでしょうか?相手の車の損害などは自賠責保険では補償されませんし、先ほどもお話ししましたが後遺障害や死亡などになれば、「120万や3,000万では足りない」という可能性がたかくなります。
こういった自賠責では補償されない賠償部分を賠償してくれる保険が、民間会社や共済組合などが販売している任意の自動車保険になります。
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民事の賠償責任に備えて、必ず自動車保険に加入することが大事
任意の自動車保険の主な取り扱い種目
- 対人保険(共済)
- 対物保険(共済)
- 車両保険(共済)
- その他特約(人身傷害・弁護士費用特約・対物超過など)
20歳で自動車保険に初加入する、保険料は高いの?
引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/1463808?title=%E4%BA%8B%E6%95%85&searchId=129611747
結論から先にお話しすると、20歳の方が初めて保険に加入する場合は、自動車保険の保険料は高いです。
理由としては、現在の自動車保険会社のほとんどが、保険会社全体で運営してる「ノンフリート等級制度」で保険商品を取り扱っているからです。
ノンフリート等級とは
引用:https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=722900&word=%E4%BF%9D%E9%99%BA%E5%8A%A0%E5%85%A5&searchId=169506497
このような階段状になっています。その等級の階段は、1~20等級と20段あります。一般的に自動車保険に初めて加入する際は、6等級(条件が満たされれば、7等級)というスタートになります。このことから一般的に初めて保険を加入する際は保険料が高くなる傾向になります。
もう一つ保険料が高くなる理由があります。それは、20歳という年齢部分です。自動車保険は、基本的に事故を起こすリスクの少ない人(世代)は安くなり、リスクの多い人(世代)は高くなるからです。
10代・20代は、他の世代に比べて事故の発生率が高いという統計データから保険料が高くなっています。近年では、70歳以上の高齢者の事故発生率も上がっているため、この世代の保険料も上がっています。
余談!
とあるネット系保険会社で40代・50代の方は、○○保険にというCMが、某有名芸能人を起用して行われていることを観たことはありますでしょうか?これは、40代・50代のおとな世代の事故発生率が低いからでもあります。
自動車保険はどのように加入すれば20歳でも費用が抑えられる?
初めて自動車保険に加入の際は、購入したところで加入したり、知り合いのところで加入したりする方も多いと思います。そういった方は、保険料が高いと感じた際に、その代理店に保険料を安くする相談をすることが望ましいでしょう。
実際に安くする方法は、保険等級が良くなりリーズナブルになるまで、相手の賠償を中心に加入する。具体的には、車両保険を付保しないなど。又は対物や車両に免責を設けるなどがあります。
また最近ではインターネット保険も多く販売されています。一般的に先述した代理店経由よりもリーズナブルな場合が多いので、保険に詳しい人と一緒にインターネット画面を見ながら決めていくのも良いでしょう。
筆者ワンポイントアドバイス!
最近では、日本でも価値観の多様化などから人の考え方も様々になっています。またパーソナリティを重視する現代社会において、自動車事故での個々の価値観の違いから、トラブルに発展することが多くなってきています。
初めて保険に加入する際、とくに20代などの場合には、賠償上のトラブルを自分で解決・回避できない可能性が出てきます。「弁護士費用特約」に加入しておくと、そういったトラブルの際にも弁護士が間に入ってくれるので安心でしょう。
事故を起こしてしまったら、どう対応すべき?
引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/4303431?title=%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%89&searchId=2108042055
初めて車を購入して自動車保険にも入って、通勤やドライブ、そして旅行など行動範囲も広がると思います。万が一そう言った時に交通事故になってしまった際は、どのようにしたらよいのでしょか?
- 自動車同士や自動車と自転車(人)などいろいろな事故形態がありますが、一番重要なことはケガ人がいたら救護を必ず行うことです。相手に反応がないようなときは、被害・加害は関係なく救急車の手配をしましょう。落ち着いて行動しましょう。
- つぎに警察に連絡し、現場で事故の状況などをお話ししましょう。ここで自分が落ち着くために深呼吸などして、冷静に事故当時の状況などを正直にできるだけ正確に話すことが重要です。
- 事故処理が終わったら、自分が加入している保険会社に連絡を行い、警察に話した時と同様に事故報告を行いましょう。車が動かせない場合は、レッカーを手配してもらいます。最近の自動車保険には無料のレッカーサービスが付いているので、こういったものを利用することも大切です。
注意!
ケガ人がいるのに自分は悪くないと考え、救護しないでその場からいなくなった場合は、救護義務違反になってしまいます。また警察に正直に話さないことで、その後の解決ができない場合なども出てきます。保険会社に対しても、その時の状況をなるべく正確に報告しましょう。
まとめ
20歳になって初めて車を購入、自動車保険のアレコレ!をまとめると
- 自動車保険は、刑事・行政・民事の3大責任の中の民事部分を担う保険です。
- 任意保険に加入することで、相手への賠償や自分の車の補償ができます。
- 初めて加入の場合や、年齢が若いと保険料金は高いのが現状です。
- 事故を起こした時は、冷静に対処することが重要です。
初めて車を購入した場合、自動車保険に加入する必要性や、若い世代では保険料が高くなることなどのお話をしました。保険料は、無事故で1年過ごすごとにお安くなります。無事故で皆様が1年過ごせることを願います。