トヨタが、電動モデルラインアップ第一弾を発表!未来に向けて前進

     
   

トヨタは、電動車をラインアップしていくための第一弾となる新EVモデルを4月19日に発表しました。モデル名は、TOYOTA bZ(トヨタ ビーズィー)です。シリーズ第一作目のコンセプトモデルである「TOYOTA bZ4X(トヨタ ビーズィーフォーエックス)」は、上海モーターショーで初披露されています。

中国では、EVモデルの普及促進が進められていて、2021年から2035年までの新エネルギー比率も20%という目標になっています。中国という広大な土地の多人口での目標なので、トヨタとしてはこの市場を押さえるという目的もあると思います。

ここでは、トヨタ第一弾となるTOYOTA bZの概要や、特徴などをご紹介していきます。

TOYOTA bZの概要など

引用:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/34997209.html

2018年にトヨタは、自動車メーカーからモビリティカンパニーへの変革を打ち出しています。その目標は、「ホームプラネット」構想に当たります。すべての人が安心して、暮らせる社会を作り、次世代に受け渡していくことです。

CASEとSDGsの達成に向けて設計・企画されたモデルが、TOYOTA bZ4Xであると考えます。

  • CASEとは、自動車業界用語です。C(コネクテッド)、A(自動運転)、S(シェアリング・サービス)、E(電動化)の頭文字で、次世代トレンド用語の一つです。
  • SDGsは、Sustainable Development Goalsの略で2015年に国連サミットで採択された目標です。意味としては、持続可能な開発目標を実行することで、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で17の目標と169個のターゲットでその目標に向かうというものです。

現在では、2050年のカーボンニュートラルに向けて世界が動き出しています。その中トヨタが貢献していく、貢献していけるということは重要になってきます。そのことからもTOYOTA bZ4Xの早急な市販化が急務であるともいえます。

TOYOTA bZは、あくまでも第一弾モデルであり、2025年までにサスティナブルかつ実用できるモデルラインアップを70車種にまで拡大させていく予定です。

TOYOTA bZってどんなクルマ?

引用:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/34997209.html

Mobility for All(すべての人に移動の自由を)の可能性をさらに広げるために、電池のリユースとリサイクルを事業化し、ユーザーサービス向上、新ビジネスモデル構築に併せた人数・近距離の利用に着目した超小型EVが、2020年12月のC+podです。

新EVシリーズTOYOTA bZでは、中国・米国・欧州などのEV需要や再生可能エネルギーによる電力供給が進んでいる地域に導入することを目的にしています。より多くのユーザーに受け入れていただけることを考えて設計されたEVモデルです。

bZは、beyond Zeroの略となっていて、Zero Emissionを超えた価値をユーザーに付与することを目的にしています。EV専用のプラットフォームをベースにして企画・設計が行われたということです。

同モデルのコンセプト

  1. より多くのユーザーが、安心して乗れるように使用環境を考慮した航続距離の設定。
  2. EVならではの開放的で自由度の高い室内空間と、斬新なエクステリアデザイン。

TOYOTA bZシリーズとは、ユーザーのニーズに応じた様々な大きさ・スタイルのEVを導入すること指します。このシリーズ化は、トヨタ一社では難しいことから得意分野を持つパートナーと協業することを決定しています。

共同参画企業

  1. トヨタ
  2. BYD
  3. スバル
  4. スズキ

TOYOTA bZは、スバルと共同開発したモデル

引用:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/34997209.html

TOYOTA bZは、トヨタとスバルとで共同開発したSUVタイプのEVモデルとなっています。共同開発は、e-TNGA EV専用プラットフォームが始点です。

電動化を得意とするトヨタとAWD技術を持つスバルが互いの強みを協業することで、快適で楽しめるEVに仕上げています。

EV専用プラットフォームを丹念に作り上げ、ショートオーバーハング・ロングホイールベースを可能にしています。これによって、EVとしてのディテールとセグメント以上の室内空間が生まれたのです。

異形ステアリングホイールは、内装最大の特長です。空間を広く見せるだけでなく、手の切り替えしという車本来の動作もいらなくなります。異形にしたステアリングホイールによって、メーターパネルなどを見やすくでき、新しい発想のコックピット空間へ変身しています。

新技術として、共同開発(スバル)した新AWDシステムが開発され搭載されています。電動車の特長である早いレスポンスを生かし、安全で気持ちの良い走りに高い走破性を可能にしています。

トヨタの得意分野として、停車中も回生エネルギー充電が可能になり、EVとしての環境性能をアップさせるソーラー充電システムも搭載しています。冬場などにおいての航続距離を安心できる設計です。

市販モデルとなるTOYOTA bZは、日本と中国での生産を予定しています。2022年までにグローバル展開することが目標になっています。

まとめ

トヨタが、電動モデルラインアップ第一弾を発表!未来に向けて前進をまとめると

  • 2050年までのカーボンニュートラル目標、ゼロエミッションを超えるモデルの第一弾がTOYOTA bZ4Xです。
  • トヨタだけでなく、スバル・スズキ・BYDが共同で参画しているのが特長です。
  • 広大な土地やEV普及率の高い国に向けて開発されています。

ここでは、TOYOTA bZ4Xというコンセプトモデルから、トヨタの今後の未来にについてのお話をしてみました。これからEVモデルが日本でも本格的に普及していく予感がします。

ニュース・コラムカテゴリの最新記事