旧ディフェンダー再来!イネオス「グレナディア」ってどんな車?

旧ディフェンダー再来!イネオス「グレナディア」ってどんな車?
     
   

ランドローバー・ディフェンダーが、2020年にモデルチェンジされました。新型ディフェンダーは、もともと武骨で四角いボディの旧ディフェンダーを受け継ぎながらも、最新ボディーへと世代変更したモデルでもあります。

新型モデルは、旧ディフェンダーのディテールやパワートレインなどを好むユーザーも非常に多い中のモデルチェンジになったといえます。

こうした中、イネオスからまるで旧型ディフェンダーのようなディテールを持ったモデルの開発が進行しているとの情報が入りました。

ここでは、イネオス グレナディアを追いかけてみます。

イネオス グレナディアの概要など

引用:https://ineosgrenadier.com/en-gb/the-vehicle

イネオスは、イギリスの大手化学メーカーです。化学メーカーの子会社であるイネオス オートモティブが開発しているのが、まるで旧型ディフェンダーをモディファイしたかのようなディテールとなっています。

イネオスは、振興自動車メーカーですが、F1だけでなく、多くのモータースポーツに係わっている会社です。このような同社が、「旧ディフェンダー」哲学を踏襲するかのようなモデルを開発しています。

イネオス グレナディアのエクステリアなど

上記の動画では、やはりオフロード走行全開できるという印象が第一ですね。タフ走行が得意なモデルとして、設計・開発されていることがうかがえます。

引用:https://ineosgrenadier.com/en-gb/the-vehicle/performance#nav-capability-opengallery1

グレナディアは、オフロード走行することを目的に設計されています。そして同社のオーナーは、新型ディフェンダーではなく、旧ディフェンダーのディテールや哲学に感銘していて、新型ディフェンダーにバトンタッチされたときに、グレナディアを開発することを思いついたとのことです。

ディテールは、旧ディフェンダーにすごく似ているといって良いのではないでしょうか。四角いボディーに丸いヘッドライト、そしてルーフサイドのウィンドウまでしっかり装着されています。

イネオス グレナディアの内装など

同社は、2021年7月に内装の一部などを公開しました。武骨ともいえる内装は、実は操作性を第一に配置したスイッチ類から連想させられると感じます。

引用:https://ineosgrenadier.com/en-gb/the-vehicle/performance#nav-capability-opengallery1

オフロード走行やそういった環境での使用を考えると、非常に理にかなった内装であるといえます。例えば、濡れた手袋でも操作しやすい様にスイッチ配置が行われてます。

また航空機のデザイン設計を取り入れたことで、ルーフに多くのスイッチが設けられています。

古いディテールの車であっても、装備が最新であったりもします。12.3インチのタッチディスプレイは、AppleCarPlay・AndroidAutoとリンクする仕様です。

ドライバーズシートは、山岳や川など「起伏のある道」を走行してもホールド感がしっかりしている仕様です。

イネオスグレナディアのパワートレインは?

引用:https://ineosgrenadier.com/en-gb/explore/the-grenadier-videos-and-stories/building-the-grenadier/engine-and-transmission

グレナディアのエンジンは、BMW製です。この辺りが振興自動車メーカーと言えるのではないでしょうか。自社で開発する費用を考えると、すでに出来上がっているエンジンをOEMで提供される方がコストが下がります。

グレナディアに搭載されるエンジンは、3.0L直列6気筒エンジンとディーゼルエンジンです。

これにラダーフレームと2速トランスファーが組み合わされています。さらにBFグッドリッチ製のオールテレンタイヤが装着され、どのような地形でも楽に走行できる仕様です。

BMW製なのは、エンジンだけではないようです。スイッチ類やステアリング類なども良いと思われるパーツは、BMWからOEMを迷わず受けているとのことです。

グレナディアは、2021年10月から予約開始の予定です。2022年中ごろからデリバリーが開始される見込みとなっています。

イネオス グレナディアは日本で乗れる!?

 

現在イネオスとして、日本でグレナディアを販売するという話は出ていないのが現状です。旧ディフェンダーの人気度合いを考えると、グレナディアに乗りたいという日本人もかなりいるのではないでしょうか。

こういったことから、上のSNSなどのように独自で直接輸入して、販売する業者様も出てきています。

参考:グレナディア予約受付中

グレナディアは、個人輸入だけでなく、輸入代理店が全面バックアップすることで、日本でも乗れる車になるのではないでしょうか!今後に期待です。

まとめ

旧ディフェンダー再来!イネオス「グレナディア」ってどんな車?をまとめると

  • グレナディアは、旧ディフェンダーをモディファイしたかのようなエクステリアに、最新のディバイスも備えたモデルです。
  • エンジンやその他パーツには、BMWのものが装備されています。
  • オフロード走行するための強力なツールとして、開発されています。

新型ディフェンダーと違い、どことなく可愛らしい雰囲気のある旧ディフェンダー、このディテールの再来ともいえるモデルが来年に登場しそうです。

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