2021年7月にアクアがフルモデルチェンジしました。アクアは、もともとサスティナブルな社会を継続するためにトヨタが誕生させたモデルです。
ハイブリッドをより身近に感じてもらい、ハイブリッドの良さを幅広いユーザーに体感してもらえるように作り上げたモデルとなっています。
ここでは、新型アクアを紹介しるとともに、昨今では多くのハイブリッドモデルがトヨタからラインアップされ、他のシステムのモデルも各メーカーから登場しています。実際のところアクアはどういったユーザーに向けて展開されるために投入されたのかも検証します。
新型アクアのエクステリアなど
引用:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/35550666.html
トヨタキーンルックをモチーフにしながらも、柔らかみのあるエクステリアに仕上げています。トヨタはアクアでホームプランネット構想を打ち出しているので、柔らかさをモデルでアピールしたいという狙いもあるでしょう。
一件アクのないエクステリアが、商用も含めた幅広いユーザーに受け入れられると考えます。
新型アクアの内装など
引用:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/35550666.html
細心のトヨタセーフティセンスが標準搭載されています。またハイブリッドならではの給電装備も標準搭載(AC100V・1500W)しています。
ボディ全長は変わらない中、新たなプラットフォームの採用でホイールベースは50㎜延長されています。車内空間もより広くとられているという事でしょう。
新型アクアの価格体系など
グレード | エンジン | 駆動 | 車両価格 |
B | リダクション機構付のTHSⅡ (M15A-FXE 1.5Lダイナミックフォースエンジン) |
2WD(FF) | 1,980,000 |
E-Four | 2,178,000 | ||
X | 2WD(FF) | 2,090,000 | |
E-Four | 2,288,000 | ||
G | 2WD(FF) | 2,230,000 | |
E-Four | 2,428,000 | ||
Z | 2WD(FF) | 2,400,000 | |
E-Four | 2,598,000 |
アクアの燃費は、30㎞/L~35.8㎞/Lです。FFモデルとE-FOURモデルがラインアップしています。この価格帯でいうと、いろいろなモデルがライバルに成るという予感がします。
ライバルは?
ヤリス
グレード | 駆動 | 車両価格 |
ハイブリッドX | FF | 1,998,000円 |
ハイブリッドG | FF | 2,130,000円 |
ハイブリッドX | フルタイム4WD | 2,241,000円 |
ハイブリッドZ | FF | 2,324,000円 |
ハイブリッドG | フルタイム4WD | 2,338,000円 |
ハイブリッドZ | フルタイム4WD | 2,522,000円 |
やはり最近のトヨタコンパクトモデルと言えば、ヤリスとなるでしょう。ヴィッツの後継モデルとしての登場ですが、同メーカー内でアクアのライバルとなり得るでしょう。燃費は、30.2㎞/L~36㎞/Lです。
ホンダフィット
グレード | 駆動 | 車両価格 |
e:HEVベーシック | FF | 1,997,600円 |
e:HEVホーム | FF | 2,117,500円 |
e:HEVベーシック | フルタイム4WD | 2,195,600円 |
e:HEVネス | FF | 2,227,500円 |
e:HEVホーム 20周年特別仕様車 カーサ | FF | 2,267,100円 |
e:HEVホーム 20周年特別仕様車 メゾン | FF | 2,267,100円 |
e:HEVクロスター | FF | 2,288,000円 |
e:HEVホーム | フルタイム4WD | 2,315,500円 |
e:HEVネス | フルタイム4WD | 2,425,500円 |
e:HEVリュクス | FF | 2,426,600円 |
e:HEVホーム 20周年特別仕様車 カーサ | フルタイム4WD | 2,465,100円 |
e:HEVホーム 20周年特別仕様車 メゾン | フルタイム4WD | 2,465,100円 |
e:HEVクロスター | フルタイム4WD | 2,486,000円 |
e:HEVリュクス | フルタイム4WD | 2,591,600円 |
e:HEVモデューロX | FF | 2,866,600円 |
ホンダフィットの中でもハイブリッドモデルとなるグレードが、アクアとライバルに成りそうです。燃費は、23.2㎞/L~29.4㎞/Lです。車両価格が、フィットの方が大分高い印象がありますが、グレード体系でモデル差を出しているフィットは、価格帯が広いというのがうかがえます。
日産ノート
グレード | 駆動 | 車両価格 |
S | FF | 2,029,500円 |
F | FF | 2,054,800円 |
オーテック | FF | 2,504,700円 |
S FOUR | フルタイム4WD | 2,288,000円 |
X FOUR | フルタイム4WD | 2,445,300円 |
オーテック | FF | 2,504,700円 |
オーテック FOUR | フルタイム4WD | 2,763,200円 |
日産ノートは、システムが違うEパワー搭載です。燃費は、23.8㎞/L~29.5㎞/Lです。
新型アクアvsノート、最旬HVコンパクトカー対決 発売直後の2代目アクアとライバルを比較する | トレンド – 東洋経済オンライン https://t.co/SbB3RQermH #東洋経済オンライン @Toyokeizaiより
— 銀河G (@gingais) August 18, 2021
ノートとアクアは、やはり比較対象されやすいモデルのようです。Eパワーとハイブリッドの違いはあるけれど、どっちが乗りやすいとか、広さなどの話題も欠かないでしょう。
スズキ スイフト
グレード | 駆動 | 車両価格 |
ハイブリッドMG | FF | 1,633,500円 |
ハイブリッドMG | フルタイム4WD | 1,790,800円 |
ハイブリッドRS | FF | 1,879,900円 |
ハイブリッドRS | フルタイム4WD | 2,037,200円 |
ハイブリッドSZ | FF | 2,087,800円 |
スイフトは、少し異色と思うかもしれません。ただハイブリッドシリーズでは、非常に安価なモデルです。廉価というカテゴリーでは十分ライバルでしょう。
コンパクトクラスのアクア市場では、他社モデルだけでなく、自社モデルもライバルに成っていることがうかがえます。話題性から行くと、ヤリスが最有力ライバルという印象もあります。
アクアは、これからの10年をサスティナブルにつないでいくために、なるべく廉価な販売価格で設定されてくるのではないでしょうか。例えばビジネスパックグレードの設定などです。
これにより一般ユーザーだけでなく、ビジネスシーンにも多く利用できるように進んでいくと考えます。
まとめ
トヨタ 新型アクアが販売開始に!ライバルはどれ?をまとめると
- トヨタは、ハイブリッドを全面に押し出しています。最近では水素も押していますが・・・。ハイブリッドを推進する中で、アクアをいたるところに広めていく可能性があるでしょう。
- ライバルは、自社モデルのヤリス及び、ホンダフィット、日産ノートなどが主になるのではないでしょうか。マイルドハイブリッドで廉価なスイフトもライバルやもしれません。
ここでは、新型アクアの販売から少し経ち、実際にどんな車がライバルに成っていくのかを検証してみました。