あおり運転(妨害運転)罪適用後もあおり運転減らない!?防衛策やその後は?

あおり運転(妨害運転)罪適用後もあおり運転減らない!?防衛策やその後は?
     
   

2020年6月にあおり運転を防止するために、妨害運転罪という法律が施行されました。この法律によって、たった一回の違反でも免許取消処分になり、最長5年の懲役刑や罰金といった厳しい内容となっています。

ただこの法律が施行されたあとも、あおり運転が無くなっていないという現実があるようです。ここでは、あおり運転が減っていない現実を解説し、そんな目に逢わない、遭遇しまったときの対処方法を説明します。

あおり運転が減っていない?

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/2634012?title=%E7%85%BD%E3%82%8B%E8%BB%8A%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8&searchId=3917545168

そもそもあおり運転とは何を取り締まる法律でしょうか?

  • 車間距離を詰める
  • 幅寄せする
  • 蛇行運転を繰り返す
  • クラクションでの威嚇を常時する
  • 必要のないハイビーム(パッシング)で威嚇する
  • 物を投げつける
  • 車両を殴る、叩く
  • 暴言を吐く

などが、妨害運転罪として適用されます。

せっかく安全に運転するために施行されたのに、どうやら約70%強の方が施行前と変化がないという回答をしているようです。

残りの3割弱の方々は、施行前よりも運転している最中、安心できる感覚が増したとの回答になっている様です。現在でもあおり運転と感じる瞬間がある人は、施行後も大きな変化がないという回答が多いと考えます。

あおり運転をしてしまう理由

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/4427735?title=%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AB%E6%98%A0%E3%82%8B%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%8C%E7%9C%A9%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%A6%E8%BB%8A%E9%96%93%E8%B7%9D%E9%9B%A2%E3%82%92%E8%A9%B0%E3%82%81%E3%82%8B%E5%BE%8C%E7%B6%9A%E8%BB%8A&searchId=3239534978

すでにあおり運転に関する研究は、10年以上前から行われているようです。これによると、そもそも人間の脳にある前頭葉という部分が深く関係しています。前頭葉は理性をつかさどる部分ですが、この理性に抑えが効かなくなることから、感情が表に出てあおり運転へとつながる傾向にあるようです。

そしてあおり運転をしてしまうきっかけは、大きなものではなさそうです。あおり運転した側が、「邪魔された」・「幅寄せされた」・「ブレーキを踏まれた」などの不快になる場面になり、さらに感情が吹き上がる傾向が多いと考えます。

あおり運転をされてしまった側は、まったく意図していない状況で体験し、あおり運転する側は、「何らかの小さなきっかけで抑制が効かなくなる」という事態に発展するという事です。

たしかにSNSなどを見ていると、上記のようにまだあおり運転が発生していることがうかがえます。

あおり運転されないためには、されてしまったら!?

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/4641173?title=%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8&searchId=3239534978

あおり運転されないためには、どのような運転をするのが望ましいのでしょうか?

  • 無理な車線変更はしない
  • 片側2車線の中央車線側を意味なく、低速で走り続けない
  • ゴミやタバコなどを捨てない
  • 赤ちゃんシールを添付して注意喚起しておく
  • 左折ウィンカーを立てたのに、直進したり右折したりしない
  • 追い越ししたいというドライバーがいたら、安全かつ速やかに追い越しさせる

などがあります。一般的に上記の行為自体が、道路交通法違反に抵触するものもあります。あおり運転する人の多くは、小さいかもしれませんがされる側の違反を重大なことと捉えて、理性が効かなくなるケースもあるようです。

もちろん全く問題ない運転をしているのに、あおられるケースもあると思います。一概には言えませんが、極力被害にあわないための方策を取るのが良いでしょう。

あおり運転される可能性を考えて、ドライブレコーダーを稼働させる。とくに前後のドライブレコーダーが効果的でしょう。

安全に運転していてもあおり運転に遭遇してしまうことはあります。そんな時は、ドライブレコーダーなどでしっかりと撮影しておくことが重要になるでしょう。きちんとナンバーが映っていて、相手の顔も判別できます。

あおり運転にあった際は、慌ててしまうと思います。ドアにロックをかけて、相手の暴言や暴力などによって、心身が傷つかないようにしましょう。そして110番に電話し、警察に出動してもらうのが一番です。

ここで大事なのは、ドライブレコーダーは、あくまでも被害にあってしまった後の証拠として提出するもので、理性を失ったあおり運転者は、ドライブレコーダーがあっても、なくてもあおり運転してきます。

あおり運転は、昔からあった行為であると考えます。ドライブレコーダーのお陰で、こういった運転が、「あおり運転」となるということを証明してくれています。いろいろなあおり運転動画が、現在では多数公開されているという結果です。

まとめ

あおり運転(妨害運転)罪適用後もあおり運転減らない!?防衛策やその後は?をまとめると

  • あおり運転する側は、一旦前頭葉の理性が効かなくなると、法律や罰則と言った責任も見えなくなります
  • あおり運転されないためには、相手のスィッチをオンにしない運転を心がけましょう
  • あおり運転された場合は、ドライブレコーダーに証拠を必ず残し、警察に対応してもらいましょう

ここでは、妨害運転罪が適用になった後もあおり運転が減っていない理由や対策、被害にあってしまったことを予測した対策などを解説しました。

 

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