レクサスLXといえば、高級フラッグシップSUVモデルです。誰もが一度は手にしたいと憧れるであろうこのLXが、2022年に待望のフルモデルチェンジを果たしました。それは、15年というロングスパンモデルのフルモデルチェンジとなっています。
新型LXは、2022年1月12日より全国のレクサス店で販売開始になっています。同モデルは、どのように進化しているのでしょうか?ここでは、レクサス新型LXのエクステリア・内装・パワートレインなどを解説していきます。
レクサス新型LXのエクステリアなど
引用:https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/36487640.html
新型LXは、次世代レクサスデザインとして、機能的本質と動的性能を映し出したプロポーションや高級クロカンモデルとして独自の追求をコンセプトに新設計されています。
フロントビューでは、やはり新設計のフローティンググリルが目立つ存在です。力強さや機能だけでなく、奥行き感やダイナミックさを印象付けるディテールとなっています。これをスピンドルグリルと融合させて完成しています。
骨太なLXシャーシを綺麗にまとめ上げるサイドビューは、歴代モデルの培った走破性を継承する2850㎜のホイールベースの継承にあります。これに22インチ大径ホイールを組み合わせ、存在感をさらに高めています。
引用:https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/36487640.html
リアビューでは、全体的にシャープに仕上げられたデザインが特長です。レクサスロゴは、LマークからLEXUSマークに変更され、テールランプもLをモチーフに仕上げています。リアビューにもシグネイチャーデザインをふんだんに盛り込んでいます。
レクサス新型LXの内装など
引用:https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/36487640.html
ドライバーズシートは、ドライバーと車が直感的に繋がり運転に集中できるような作り込みがされています。運転中の視線移動を少なくし、ドライバーの疲れを減らす工夫を施すことで両立させています。
ヘッドアップディスプレイ・12.3インチタッチディスプレイ・メーター・7インチディスプレイ、ステアリングスイッチまでが直線的且つドライバーの視認しやすい幅に収まっていることです。
レクサスLXは、どのような悪路走行時でも平坦な道でも安全にタフで、快適に過ごせることを目的に開発されています。ドライバーズシートは、程よいホールド性と疲れないような内圧分散素材を組み合わせています。
引用:https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/36487640.html
7人乗りシートでは、LEXUS初採用の「マルチシートオートアレンジ」が装備されています。
荷室に設置されているオートシートアレンジスイッチを操作することで、フロントシートを含めたすべてのシートを動かし、ラゲッジスペース拡大させることも可能です。またセカンドシートにあるスイッチを押すことで、セカンドシートを電動折りたたみと跳ね上げが行われ、サードシートへのアクセスが容易になります。
車内では、64色のイルミネーション選択が可能になり、好みや気分によってカラーをチョイスできるようになっています。
レクサス新型LXのパワートレインなど
引用:https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/36487640.html
先代までの大排気量5700㏄から大きくダウンサイジングされたパワーユニットが搭載されています。先代モデルでは、5.7L V型8気筒DOHCエンジンが搭載され377psでした。
新型では、3.5L V型6気筒ICツインターボエンジンが搭載され、415psとなっています。ダウンサイジングターボを採用し、軽量化を図りながらもパワーはアップさせていることがうかがえます。
電子制御ブレーキやステアリングなどを採用することで、さらに走破性や乗り心地をアップさせているとのことです。組み合わされるミッションは、10速オートマになっています。
引用:https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/36487640.html
レクサスLXは、歴代ボディオンフレーム構造(ラダーフレーム)を採用しています。今回は、200㎏軽量しながらも従来よりも20%の高剛性を達成した新GA-Fプラットフォームを採用しています。
高張力鋼板採用が、広範囲に拡大され、さらにボンネット、ルーフ、全ドアパネルをアルミニウム化することで軽量化に寄与しています。レクサス初のルーフアルミニウム仕様です。
過酷な悪路や山道でも楽にこなせるようなフレーム、ボディ、足回り、エンジンユニットに仕上げているという事でしょう。
レクサス新型LXの車両価格
グレード名 | 駆動方式 | 定員 | 価格 |
LX600 | フルタイム4WD | 5名 | 12,500,000円 |
LX600 | フルタイム4WD | 7名 | 12,500,000円 |
LX600 オフロード | フルタイム4WD | 5名 | 12,900,000円 |
LX600 オフロード | フルタイム4WD | 7名 | 12,900,000円 |
LX600 エグゼクティブ | フルタイム4WD | 4名 | 18,000,000円 |
先代モデルに比べて、ベースモデルで100万円ほどの価格アップになっています。今回新設定のエグゼクティブでは、LX最高額となる1800万円の設定です。
指紋認証式のプッシュスタートなども装備され、高級車として盗難防止機能を高めてもいます。またオフロード走行に最適なマルチテレインモニターによって、フロントアンダービューや世界初採用のバックアンダービューなども装備されていることから、車両価格が高くなっていると考えます。
まとめ
納品予定レクサスが新型LXを発売開始!次世代モデルの威力は?をまとめると
- 15年の時を超えて、待望のフルモデルチェンジとなっています。
- 基本設計は、かなり進化したものになっていると予想します。パワーユニットは、ダウンサイジングターボにしたのが吉とでるか凶と出るかは、今後の販売数次第となるでしょう
レクサスLXというモデルは、アメリカ市場では1996年から販売されています。当時のLXは、日本でいうランドクルーザー80の意匠変更などを施したモデルでした。3代目からほぼ完全に独立したデザインへと進化し、今回のフルモデルチェンジで4代目となっています。新型レクサスが、日本の道を堂々と走行している姿を想像してしまいます。