車が痛む!?無意識にやってしまう悪い操作や行為とは?

     
   

運転初心者の方は、まだ車に不慣れなこともあり、「クルマにとって良い操作と悪い操作」が解らないという方が多いと思います。

一方で熟練ドライバーさんの中でも多いのが、「知らず識らずのうちに車に良くない操作などをしている」方がいらっしゃるという点です。

ここでは、普段から何気なく車を操作している間に、車に負担の掛かる操作などはないかというお話をしてみます。

エンジンをかけてすぐに急発進・急加速

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昔の車(キャブレター)に乗っていたことのある方は、エンジンをかけて、少し回転が落ち着くまで(10分くらいは)、暖機してそれから出発という時代がありました。

これは、そもそもキャブレターやチョーク(燃料を濃くする)の存在などがあったことも一因です。最近のインジェクション車は、そういった管理は必要なくなっています。

また近年の自動車は、製造精度もかなり高くなったことで、エンジンの耐久性もアップしています。使用されるエンジンオイルも0W-16・0W-20といったサラサラしたオイルが主流です。

そんな環境の中、一番普段何気なくやってしまっているのが、エンジンをかけて「すぐに出発」・「エンジンをかけていきなり加速」という操作ではないでしょうか。

昔の車とは違い、そういった操作自体ができてしまうのが特長です。ただ、エンジンやミッション、さらにはデフなどに負担が掛かっているということは、否めません。

とくに寒い冬などでは、駐車中にエンジンオイルがオイルパンに下がってしまい、「コールドスタート」・「コールド発進」状態になってしまいます。

長くこのような操作を続けてしまうことで、エンジン内部の損傷や不具合確率が、他の車に比べて高くなることを考えましょう。

エンジンをかけて、すぐに急発進するのではなく、エンジンオイルがしっかりとエンジンを循環する2分から3分くらいは、出発しないで待ちましょう。最近の車であってもエンジン始動後すぐに発進は良くないといえます。

ただし過度なアイドリングは、環境や燃費悪化などを誘引します。バランスを取ることも重要ですね。

車が止まる前にパーキングに入れちゃう

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案外多い操作の一つに、もう少しで止まるという所でDレンジからPレンジに入れている人です。もちろん車は、「ガツン」と停車しています。

オートマの構造上、Nレンジ・Pレンジは、繋がっている油圧を切り離す行為をしています。そのためまだ回転しているミッションをいきなりPレンジで止めてしまうという操作は、かなりダメージが大きくなるといえます。

メーカー側では、そういった操作に対する安全装置などをオートマ自体に組み込んだりしているのですが、安全装置=やって良い操作ではありません。

ヘッドライトを点灯したまま停車・エンジン停止(点け消しが多い)

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停車している状態で、ヘッドライトやその他の灯火類を点けっぱなしにしている方は多いと思います。エンジンが掛かっていればまだわかるのですが、たまに人が乗っている状態でエンジンを停止して、点灯しているという方も見かけます。

エンジンが掛かった状態でも、アイドリング回転だと電気を発電するオルタネーターも低回転で発電しています。ヘッドライトなどを点けっぱなしにすることで、バッテリーへの負担も大きくなります。

もしエンジンをかけていないで、ヘッドライトなどを点けて停車している場合は、充電されていない時間が続くことになります。バッテリー上がりなどの可能性も高くなります。

駐車場の輪止めにタイヤが押し付けられて駐車

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/4735506?title=%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%A7%90%E8%BB%8A%E5%A0%B42&searchId=794497830

スーパーなどで買い物をしているとよく見かけるのですが、駐車場の輪止めに「ガーン」とタイヤを押し付けて止めているドライバーが、沢山いることに気が付きます。

車の構造上、数回のヒットでサスペンションやアーム類が破損という事にはならないと思います(勢いに寄りますが)。しかしながら繰り返し行われる輪止めへのヒットだけでなく、押し付けた状態での長時間駐車は、良くないといえます。

タイヤへの負担も大きくなります。サスペンションやアーム類は、ゴムブッシュ類と鉄などで構成されています。ゴム部分は稼働範囲があるので、押し付けられた分歪みます。長時間押し付けられると歪みが戻らない方向になります。

知らないうちにまっすぐ走らないという危険性が出てきます。

普段使っていないエアコンを全開で使用

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普段から四季を問わず、エアコンを併用している人は特に問題ないのですが、夏場だけエアコンを使用している人は、要注意であるといえます。

エアコンを「暑くなった」➡「エアコンオン!全開」という操作は、やはりコンプレッサーやその他の機器に良くない操作といえます。

コンプレッサーの中には、オイルが入っており潤滑する役目を担っているのですが、長期間使用していないと、オイルが沈殿していることがあります。いきなりフル回転させることで故障してしまう可能性が高まります。

暑くて晴天の日(時間)に洗車

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洗車と言えば「晴れた日」という方は、要注意でしょう。サンサンと日光が当たるときに洗車することは、塗装面を痛めている可能性が高いです。

車をキレイにしているのに、実は傷つけていたという結果になります。洗車は、できれば曇りの日や「日差しのきつくない午前・夕方」などに行うのが良いでしょう。

燃料を満タンにしない、燃料が給油時こぼれてもそのまま

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最近では、セルフ給油が多くなっています。

こういった中、満タンにしないという方も増えているのではないでしょうか。例えば金銭的に、またはエコのためという事で、1000円分や10L分という給油だけをしている方を見かけます。

燃料が軽い方が、燃費が良いというのは事実でしょう。しかしこういった給油を繰り返していると、燃料タンクが早々に錆はじめ、燃料ポンプが詰まってしまうという故障が起きることがあります。※近年の燃料タンクは、プラスチック製になっていて錆びない車もあります。

タンク内は、気圧の変化や温度変化で内部に水が発生することが多いです。燃料を満タンにすることで、その水も燃料と一緒に燃焼するのですが、普段から少ない状態にしておくと錆が発生します。

また給油後、燃料をボディに垂らしてしまったが、そのままふき取りもしないで走行している人を見かけます。ガソリンは、塗装面にとっては大敵です。例えば白い車の給油口周辺が黄色くなっているという場合がそれにあたります。

燃料を溢した際は、きちんとふき取りましょう。

まとめ

車が痛む!?無意識にやってしまう悪い操作や行為とは?をまとめると

  • 普段から何気なくやってしまっている操作の中には、車を傷めてしまうものもあります。
  • 一度自分の運転を見直してみるのが、一番の近道です。

筆者も知らず織らずのうちに、車に負担をかける操作をしていることがありました。自分自身も反省です。愛車を故障させないための気配りも重要となるのではないでしょうか。

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