中国新鋭の電動車専門ブランド“LYNK&CO”が日本で新型セダンLYNK&CO 03を発表!ボルボと親会社のジーリーが共同開発!

     
   

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中国新鋭の電動車専門ブランド“LYNK&CO(リンク&コー)”とは?

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車のシステムをインターネットに接続し、車からのデータ発信やそのデータを分析した結果必要と思われる情報の受信を行う「コネクテッドカー」。リアルタイムで情報のインプット・アウトプットを行うことによる渋滞緩和や事故防止などが期待されています。

こうしたコネクテッドカー市場の牽引役として注目されているのが、中国の自動車メーカー・ジーリーオートモービル(吉利汽車)の新ブランド“LYNK&CO”です。

中国の民営自動車メーカーの中でも大手のジーリー(吉利汽車)と傘下のボルボが共同設立

国営メーカーに逼迫する勢いで成長を続ける中国民間自動車メーカー大手ジーリー(吉利汽車)。様々な自動車メーカーの株式を保有し、2010年にはフォード傘下だったボルボ・カーズを買収しています。

そして6年後の2016年、ジーリーとその傘下となったボルボが手を組んで“LYNK&CO”を設立しました(出資比率は7:3)。LYNK&CO本社は中国国内にありますが、自動車開発自体はボルボのお膝元であるスウェーデンをメインに行われています。

オープンデジタルプラットフォームを採用したコネクテッドカー

LYNK&COのコネクテッドカーのプログラムは、オープンデジタルプラットフォームをベースにして開発がなされています。その中で特筆すべきは「カーシェアリングアプリ」です。

スマホにカーシェアリング専用のアプリをインストールすると、車を使用しない間は他者とシェアすることが可能です。アプリそのものがデジタルキーとして機能するため、ショップでの鍵の受け渡しなど面倒な手続きが必要がありません。

カーシェアリングに引き続き、今後も斬新なアプリケーションが開発されていくのではないでしょうか。

全車ハイブリッドカーもしくはプラグインハイブリッドカー

LYNK&COの車は全てハイブリッド・プラグインハイブリッド化されています。昨今ではハイブリッド化は決して珍しいことではありませんが、各社が市場の需要を鑑みて踏み切れずにいる「全車種ハイブリッド」の先手を打ったのがLYNK&COだといえるでしょう。

今後厳しくなっていくことが予想される排ガス規制や低燃費カーの需要など、「今」よりも「未来」に目を向けているのがLYNK&COの大きな特徴ですね。

サブスクリプション方式での販売やホームデリバリーサービス

LYNK&COの販売形式はサブスクリプション方式が採用されています。こればボルボ傘下のポールスターでも行われており、LYNK&COでは1ヶ月〜3年の中でオーナーが自由に期間を決めることができます。

サブスクリプション方式は動画配信サービスや音楽配信サービスなどに採用されており、特にスマホ世代と呼ばれる若い世代には身近な決済方式ではないでしょうか。

最小限の初期投資で最大限のサービスが享受できるサブスクリプション方式の需要は高く、スマホアプリやPCソフトなど、様々なサービスの決済で採用されるようになってきました。

日本では若い世代の車離れが叫ばれていますが、サブスクリプション方式なら初期費用や維持費が低く抑えられますし、カーシェアやレンタカーとは異なり車の所有者として登録されるため、所有欲も満たされます。

車はなくても困らない、でも費用面がクリアできれば所有したい。そうした方にはベストマッチといえるでしょう。

また、LYNK&COならではのカーシェアリング機能を使えば、車を使用しない間はレンタル収入が得られることになり、結果的にサブスクリプション料金も低く抑えることができます。

更に特徴的なのがホームデリバリーサービスです。LYNK&COはオンラインストアを活用することにより店舗数を抑え、削減した中間マージンを価格面に反映していく方針です。そのため、店舗ではなく自宅にダイレクトに納車されることになります。

サブスクリプション方式は主に欧州のユーザーに向けたサービスとなっています。中国では「マイカー」の価値が依然として高く、マイホームを買うのと同様に人生の一大イベントとして捉えられており、店舗での試乗が必須というユーザーが多いのが現状です。

そのため、サブスクリプションでの所有はニーズに合わないのでしょう。

LYNK&CO(リンク&コー)のこれまで発売されてきたモデルは?

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LYNK&COからは01・02の2つのモデルが発売されており、外観の面で大きな違いはありませんが、それぞれ生産工場やターゲット市場が異なっています。

中国市場向けのSUVモデル“LYNK&CO 01”

プレオーダー開始から約2分で受注台数6000台という世界記録を達成したのがLYNK&CO 01です。ボルボのXC40と基本的な作りが共通しているミドルサイズのSUVで、中国市場に向けて発売されました。

中国の路橋にあるボルボの工場で生産され、ボルボ製の1.5L直列3気筒エンジンと2L直列4気筒エンジンを搭載しています。

2019年には欧州向けLYNK&CO 01の発表が予定されています。またプラグインハイブリッドモデルも追加される見込みです。
販売価格はおよそ270万円(元換算)からとなっています。

欧州市場向けのクロスオーバーモデル“LYNK&CO 02”

LYNK&CO 01が中国向けだったのに対し、LYNK&CO 02は欧州向けに開発されたクロスオーバーSUVです。こちらも基本骨格はボルボ・XC40と共通しており、LYNK&CO 01よりも小型設計となっています。

生産は張家口にあるLYNK&COの自社工場で行われていますが、今後はヨーロッパにあるボルボの工場での生産も計画されています。
デザインはLYNK&CO 01のフロントグリルやフェンダーサイドに少し手が加えられているぐらいで、大幅な違いはありません。

1.5L2気筒ハイブリッドエンジン搭載で、欧州で発売が開始される2020年までにはプラグインハイブリッドも追加される予定です。また完全な電気自動車の販売計画も立っています。

販売価格はおよそ232万円〜323万円(元換算)となっています。

ワンプライスモデル展開

一般的なディーラーで車を購入する際は、基本の仕様に各種オプションを追加していくため、購入者により最終的な価格に差が生じます。この点の煩雑さを簡素化するため、LYNK&COで採用されたのが「ワンプライス」での販売形態です。

8つのグレード別の価格設定はあるものの、オプション自体が存在しないためオプション価格もありません。

「値下げ」が当たり前という印象がある中国ですが、LYNK&COの販売方法が受け入れられているということは、値下げを要求する必要がない品質、価格に十分見合った車だということではないでしょうか。

日本で公開された新型セダンLYNK&CO 03はどんな車?

出典元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181023-00422554-rcg-moto

2018年10月19日から中国で販売が開始された新型セダンLYNK&CO 03。LYNK&COが新型車の華々しい発表の場として選んだのは、富士スピードウェイでした。

というのも、LYNK&CO 03は01や02とは趣が違うスポーツタイプセダンとして作られており、世界的にも認知度が高い日本のレースサーキットである富士スピードウェイを選んだそうです。

また同日、ボルボ傘下ポールスターのパートナーであるシアンレーシングと共同開発したLYNK&CO 03シアンも公開されました。03シアンは、2019年から行われるFIA世界ツーリングカー選手権への出場が決まっています。

ボルボ・XC40と共通のプラットフォーム

LYNK&CO 01、02と同様に、03もボルボXC40を基本設計として作られており、車の外観や内装など目に触れる部分についてはLYNK&CO独自のデザインを取り入れているものの、それらに隠れた内部についてはXC40とほぼ変わりません。

生産はLYNK&CO 02と同様に中国の自社工場で行われています。

関連記事:北欧デザインの新型ボルボ・XC40が日本発売!気になる価格やサイズ、燃費などのスペックを競合コンパクトSUVと徹底比較!

1.5リッター直3ターボのプラグインハイブリッドエンジン搭載

発表段階ではガソリンエンジンのみでしたが、今後1.5L直列3気筒ターボエンジンでハイブリッド、もしくはプラグインハイブリッド化していく方針です。

スポーツタイプとはいえセダンであれば求められるのが「快適性」ですが、3気筒とは思えない静音性と振動の少なさを実現しています。またスポーツタイプならではの力強さを求める場面では、エコモードやノーマルモードからスポーツモードへの切り替えが可能です。

Cセグメントクラスのボディサイズ

LYNK&CO 03のボディサイズはCセグメントクラスで、日本のコンパクトカーよりも一回り大きなサイズ感です。

日本では、軽自動車やコンパクトカーに相当するA・Bセグメント、SUVやステーションワゴンなどのDセグメント以上が好まれる傾向にあり、Cセグメントは「帯に短し襷に長し」といった印象があります。

一方、ヨーロッパで人気なのがCセグメントサイズです。大型車の乗り心地やファミリー向けのサイズ感と、ヨーロッパの都市部を走る際の小回りや燃費面を考慮した結果、Cセグメントに行き着いたのだと推測できます。

販売価格は約189万円(元換算)となっています。

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