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データを読み取って事故を未然に防ごう! 事故発生率の高い都道府県&車種について調べてみた

2017.05.14

事故件数 都道府県

そもそも事故の定義は?

まず事故が多いか少ないかと言う前に、それがまず事故なのかどうかを知らなければなりません。交通事故の定義は以下のようになります。

“道路における車両等の交通に起因する人の死傷又は物の損壊(道路交通法第67条第2項)”

なお、ここでの“車両等”の部分ですが、これは自動車を始め、原動機付き自転車、軽車両(自転車・牛馬・そり等)、トロリーバス、路面電車etc……さまざま含んでいます。
この定義では道路交通法の範囲内であれば適応されるので、例えば「馬車の馬に蹴られたor噛まれた」「滑ってきたソリがぶつかった」なんていうのも道路上であれば同法の違反行為に該当し、警察から交通事故証明が発行されてしまいます。
私有地であれば道路とは見なされないので交通事故ではありませんし、交通事故証明は発行されません。その代わり別の民法・刑法による処分があります。
乗っていれば軽車両な自転車も、降りてしまえば人が運んでいる荷物扱いです。馬が暴走して道路に飛び出したらどうなるのか? クルマでいうサイドブレーキ引き忘れ(道路交通法71条第5項)と同じ扱いなのでしょうか? こんなの言い出したらキリがないですよね。
なので、ここでは警察や国土交通省などが把握し、それを事故としてカウントされた統計データで話を進めて行きたいと思います。

事故の多い少ないを決める基準は?

では、統計データを基にして事故の発生状況を見るわけですが、何を持って多い少ないを決めればいいのでしょうか?
人口が多ければ多いほどその分、交通事故件数は上がるでしょうし、クルマの保有台数が多い地域もそうです。また、高齢者が多い地域で事故が発生すれば死亡事故になる可能性が上がることが考えられるでしょう。
「統計データを見る」というのは、ただ数字を見てベストorワーストと判断してはダメなんです。何がその数に結びついたのかという“要因・原因”というのも推測しなくてはいけません。それらも踏まえて統計データを参考にして見てください。

事故件数の多い都道府県を各データで徹底分析!

前置きが長くなりましたが、ここから事故の件数を見ていきます。

• 事故発生件数(平成26年度)
1位 愛知県 46,131件
2位 大阪府 42,729件
3位 福岡県 41,168件

45位 高知県 2,690件
46位 鳥取県 1,168件
47位 島根県 1,583件

ワースト1~3位は順番に愛知県、大阪府、福岡県。運転マナーが悪いといわれる都道府県の中でも比較的名前をよくみかける3カ所で、何かにつけて矢面に立ちやすいですね。

交通マナーが悪い県の話はニュースなどでも頻繁に取り上げられますが、単に運転が荒いだけでなく、「信号無視」や「ウィンカー出さない」といったものまで話題に上がることがあります。これらはマナー違反ではなく、立派な道路交通法違反で、最低限の決まり事すら守れていない悪質な行為ですので、絶対にやめましょう。

余談となりますが、交通マナーが悪く、違反件数が多い地域ほど、「運転免許取得時の学科試験が難しい」傾向が強いようです。あなたがお住まいの地域の学科試験はどうだったでしょうか?

• 人口10万人あたりの交通事故死者数
1位 佐賀県 6.7人
2位 福井県 6.2人
3位 三重県 6.1人

45位 神奈川県 2.0人
46位 大阪府 1.6人
47位 東京都 1.3人

続いては事故件数を都道府県人口で割ったデータです。この統計データだと逆に事故件数が多いとされた3つの地域は逆に下から数えたほうが早いぐらいで、地方がランクインしています。
実は、筆者は福井県在住で、つい最近運転免許更新での講習にて県内の事故状況や違反状況を聞いてきたばかりです。そこで聞いてきた内容……少なくとも福井県の場合ではありますが、「シートベルトの着用率が低い」「飲酒運転の違反件数が多い」という傾向があります。
シートベルトをしなければ当然、事故発生時の死亡率が高まりますし、飲酒運転は危険運転そのものです。また福井県は高齢者の割合も多く、クルマがないと生活に困る地域でもあり、歩行者も高齢者であれば運転者も高齢者というケースが多いのです。それらがこのような結果につながっているのではないかと考えられます。

「事故を起こしやすいクルマ」はあるのか?

これまでの統計データというのは運転者が意識していれば防げるであろう事故です。つまり人に事故の原因があるという考え方に基づくものですが、それとは逆に「クルマに原因がある」というケースはあるのでしょうか?
「スポーツカーなんかはスピードが出やすくて危険では?」なんていうのは安易な考えです。なぜならスポーツカーはクルマの基本要素である「走る」「曲がる」「止まる」の性能が高く、運転者がスピードを出さないと意識すれば逆に事故を回避できる可能性が高いといえるからです。
任意保険の保険料率から事故の多い少ないを考えるという方法もありますが、これもそのクルマに乗る人の傾向など、人的要因が大きくなってる可能性があるでしょう。
そんな中、ひとつだけ「事故を引き起こす要因となっているのではないか?」という物がありました。

 クルマのボディカラーによって事故の発生率が高くなる説

つまり特定の車種ではなく、そのクルマの色によって事故に遭遇しやすいかどうか変わるのではということです。実際に、「青」「緑」「灰色」などのクルマでは事故に遭遇しやすく、逆に「赤」「シルバー」などは遭遇し辛いという統計データがあります。
これに関しては私自身も経験したことがあります。曇天で日没時。見通しの悪い交差点においてカーブミラーを確認した後 右折しようとしたが、あろうことかそのカーブミラーで確認したはずの方向から来たクルマと接触しかけたということがありました。この時の相手のクルマは「灰色」であり、ミラーに写った曇り空と同化していて気づいてなかったのだと思います。

事故に遭遇しやすいボディカラーの特徴として、それぞれが「収縮色」と言われるもので、これは「実際よりも小さく見える色」とされています。クルマで言えば「小さく見える=遠くにいるように見える=車間距離が短くなる」という図式が成り立ちます。私のケースの場合は表面が湾曲したカーブミラー越しで更に距離感が狂いやすく、曇り空と同化する色であったという悪条件が重なりました。
このボディーカラーと事故の発生率の関係はかなり以前から調査されているようで、任意保険の保険料率などには反映されていませんが、それなりに信憑性が高いといえます。色による錯覚などはどれだけ人が意識していても、それを判断する脳がそのように感じ取るため防ぐのは難しいといえます。

では、どうすれば防げるのか?意外と簡単な方法があります。「デイライト」の点灯です。
太陽の光が十分あればクルマの表面の光沢面が光るでしょうが、曇り空になればそれも期待できません。ならば、クルマそのものを光らせてやればよいのです。後方へは赤色の光が出ますのが、これは事故に遭遇し難いとされる色です。
私の過去のケースにおいても、私がヘッドライトを早めに付けていれば、カーブミラーを通して相手のクルマのヘッドライトのレンズ部分などを照らし出し、それを認識できていたかもしれません。

事故を減らすためには「基本に忠実である」こと

ここまで事故に関する統計データやその原因などに触れてきましたが、事故を減らす方法というのはいたってシンプルです。それは「ダメなものはダメ」「推奨されていることはやる」ことです。
信号無視、ウィンカーを出さない、飲酒運転、スピード違反……こんなのはやってはいけない=違反だと運転免許を取る前から知らされているようなことばかり。また、「夜道では歩行者は反射板を装着する」「デイライトの推奨」などはぜひとも実践していくべきです。安全だと推奨されている行為にやって悪いことなどありません。

事故が増えるのは自分の運転に過信しすぎた頃からなんて言われます。事故に遭遇してからそう言われない様に、運転免許を取得したときのように、基本に立ち返り忠実であろうという姿勢が大切なのではないでしょうか。

【関連項目】

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