最も多いトラブルの原因は、燃料系配管の劣化
ご存知の通り、現在街を走るほとんどのクルマはガソリンや軽油などの化石燃料をエネルギーソースとして利用しています。
これらの燃料はタンクに一時的に蓄えられ、ポンプで吸い出し、専用の配管を通じてエンジンに送られます。その後エンジンのキャブレターやインテークマニホールド、シリンダー内で空気と合わさり、爆発・燃焼されクルマは走ります。
ここで問題になってくるのが、燃料を送る過程にある配管類の劣化です。この配管はゴムなどでできていることが多く、ゴムという材質は時間が経過するにつれて硬化したり、ひび割れが起きたりします。
さらに、エンジンルームは常に高温にさらされます。ゴムは温度変化に敏感で、劣化が一度進むとさらに劣化が促進され、最悪の場合は配管に亀裂が入り、そこから燃料漏れなどが起きてしまいます。
これが高温のエンジンルーム内で起こってしまうと、クルマは燃えてしまうというわけです。