こんにちは、東京在住キラキラ女子の里美(30歳/婚活中)です。同僚の静香、ワイン教室で仲良くなったゆかりと一緒によく合コンに繰り出しています。
私達の共通点は「車好き」なこと。まあ、正確にいうと「高級車に乗った男が好き」なんですが…。
今回の登場人物
里美…30歳、某IT企業勤務。大学生の頃からセレブな男性とばかり付き合ってきた。そろそろ結婚しないとマズイかなと思い若干焦って婚活中であるものの、生活レベルは落としたくないので難航気味。瀧本美織似。
静香…29歳、某IT企業勤務、里美の同僚。よく一緒に合コンに行く。黒木華に似ていると言われる和風美人。一見おとなしそうだが毒舌。
ゆかり…28歳、外資系通販会社勤務。里美とはワイン教室で仲良くなりたまに合コンに誘われる仲。Hカップの巨乳と童顔で深田恭子に似ているとよく言われる。
前回はドラマの影響で「お坊さん」ってお金持ちだし結婚相手には最高じゃない?と思った私でしたが、静香にもゆかりにも冷静に止められてしまいました。ガレージに高級車隠し持っていたりして凄いんですって。だけど、「寺の嫁」は大変でネイルもできないっていうので早々に諦めました。
そこでふと思ったのが、「葬儀業界」って意外と穴場では?というコト。お葬式って相場があってないようなものだし、葬儀業界ってきっとお金持ちが多そう。
ということで、人脈の広いゆかりと静香に知り合いがいないか聞いてみました。
葬儀屋さんって実際どうなの?
ゆかり「葬儀屋さん、葬儀屋さん…あああ!大学の同級生にいましたね。葬儀屋の娘。あと、友達の友達で葬儀屋さんがいた気がします。あと、以前、合コンのメンバーに葬儀社勤務の人が来るハズだったのに、急に当直になったとかでドタキャンがあったことがありますね」
里美「人の死は確かにどうしようもないわね。急にお通夜が入って…なんて理由でデートを断られたりしちゃうと思うと大変ね。結婚してもなかなか旅行も行けなさそう」
ゆかり「人手不足の業界なので、休みはとりにくいみたいですよ」
静香「実は私、田舎の親戚に葬儀社勤務の人がいるわ」
里美「そうなの?!車何乗ってるの?」
静香「プリウス…色も黒よ」
里美「プリウスもピンきりだし、それなりにお高いからやっぱり給料は悪くないのかしら」
静香「田舎と東京はちょっと違うかもしれないけど」
ゆかり「私の同級生は、1回スノボのときに弟の車借りてきたことがあるんですけど、ランクルでしたね」
里美「ふーん、ランクル買ってもらえる大学生ってけっこうリッチよね…」
ゆかり「やっぱり、自営と雇われだと違いますよね。ただ、葬儀って紹介で頼まれるケースも多いみたいで、そんなに派手な車には乗れないみたいですよ」
静香「確かに『あのお葬式代でベンツ買ったのか』なんて思われたらあまりイメージ良くないわよね(笑)。だからね、家も外側は地味にして家具や内装にお金かけるみたい。ただ、勤め人だとそんなに給料がいいわけでもないみたいよ。互助会の加入ノルマなんかもあって大変みたい。」
ゆかり「私の同級生の家は確かに豪邸でしたけど、卒業後に合コン誘ったら『葬儀って時期が読めないから約束しづらくて合コンなんかなかなか行けない、出会いがない…』って嘆いてましたね。」
静香「私の親戚と同じ会社の人たちで、そんなに高級車乗ってる人は記憶にないわね。ただ、社長はクラウン乗ってるらしいわよ」
葬儀業界も雇われと自営では懐事情は違うようですが、「時間がない」「地味にしていないといけない」ということで、あまり目立つ高級車はチョイスできないようです。特に、外車はイメージ的にNGだとか。 お金があっても自由に好きな車に乗れないというのも不自由ですね。
そして、私にとってはSNSで車自慢できない彼氏なんて、付き合っても意味がありません。
ゆかり「そういえば、この前ワイン会で仲良くなった男性と今週末デートなんです。ふふふ」
静香「あら!何乗ってる人?」
ゆかり「静香さん、『何やってる人?』じゃなく『何乗ってる人?』って聞くところが玄人っぽいですよね(笑)」
静香「だってねえ…なぜその車を選んだかってものすごく性格が出るからね」
ゆかり「レクサスです」
里美「あら、レクサスなんだ。レクサスの何に乗ってるのかしらね?」
ゆかり「それはデートでしっかり確認してきますね!」
果たして、ゆかりがデートする男はどんな彼なのでしょうか。次回はゆかりがデートする予定の「レクサスに乗る男」についてお届けしますね。