全世界から高い評価を受けるMAZDA CX‐5 その理由

     
   

MAZDA CX-5の歴史 

 

「MAZDA CX‐5」 その言葉を聞いただけで車に少しでも興味がある人はすぐにイメージができるだろう。

今やMAZDAを代表する車種の一つで、MAZDA車の4台に1台はCX‐5だといわれています。一時は経営不振の危機まで陥ったMAZDAが起死回生として開発したCX‐5は、MAZDAを救った救世主のクルマでした。

2012年2月16日に発売された初代CX‐5。MAZDAの新技術 「SKYACTIVE TECHNOLOGY」を全面採用した初めての車種であるとともに、「クルマに命を与える」という哲学をもとに生命感をカタチにする「魂動デザイン」を採用。

販売わずか9か月で年間販売計画の3年分を上回る37000台の受注され、2012‐2013日本カーオブザイヤーを受賞。また、海外でも年間販売計画を上回る受注があり、CX‐5は名実ともにMAZDAを代表する車種へと成長しました。CX‐5の大きな特徴の一つは「SKYACTIVE‐D 2.2」である。これはMAZDAが開発したディーゼルエンジンであり、これまでの常識を大きく覆す斬新ディーゼルエンジンであった。DPFは装着するが、尿素SCRを始めとするディーゼルエンジンが抱える高コストの排ガス規制への課題を解決。それと同時に、JC08モードで燃費

『18.6km/L』の優れた低燃費と4.0L V8ガソリンエンジン並みの高トルクを両立しました。

受注台数の約80%以上がディーゼル車だったことも納得できる。その後も改良を重ね、2012、2013年と2年連続でSUV部門販売台数1位を獲得。2015年1月7日に大幅改良で後期型が発表され、安全装置や先進技術が新しく搭載され、外観デザインも一新されました。2015年4月までに世界累計生産台数が100万台を突破、世界がその実力を認めました。

ここからMAZDAはさらに勝負をしかけます。

わずか5年足らずでフルモデルチェンジを発表します。これが現行のCX‐5です。外観は近代のMAZDAのデザインであるヘッドランプが細いスタイリッシュでスポーティーなデザインに変更。室内もステアリングホイールからドアトリム、インパネ加飾部分を水平基調にするスタイルでさらに高級感を演出、先代のいいところを残した状態で先代で感じた物足りなさをしっかりとカバーした。パワートレインは、ディーゼルエンジンで先代から感じた振動やディーゼルノックを見事に低減し進化した二代

目CX‐5が誕生した。この時に、今やMAZDAのカラーの代表である「ソウルレッドクリスタルメタリック」を採用。二代目は今もなお進化を続け、MAZDAのトップ車種としてMAZDA、そしてSUV業界をリードしている。

 

現在のSUVブームについて

 

SUVとは正式名称「Sport Utility Vehicle」の略称でクルマの形態の一つである。「スポーツ用多目的車」と訳されることも多く、今は街乗りのSUVが主流で売れている。

SUVは、大きく分けて三つほどあるが、MAZDA CX‐5が属するのは、クロスオーバーSUVと言われる種類である。SUV市場は、若者に対して高い支持を受けており各自動車メーカーも力を入れている。最近話題になったのは、TOYOTAからRAV4が久しぶりに復活した。

さらにはC‐HRのモデルチェンジも発表、どちらも人気車種の一つだ。MAZDAは、二代目CX‐5と同時期にCX‐8を投入し3列シートのSUVとして新たな地位を確立しつつある。また、海外メーカーもSUVを日本向けに発売している状況から、SUVが日本で売れているのは明らかである。

 

CX-5の評価

初代と二代目、評価としてもっとも大きいのは「SKYACTIVE」の技術であろう。エンジン、シャシ、トランスミッションなど車の重要部分にMAZDAはその名前をつけて商品化している。

ここでは、二代目の評価を中心に説明します。

まず、一番好評なのが「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」です。全車速追従のクルコン機能は、ロングドライブ時にとても便利です。他にも、レーンキープアシストやヘッドアップディスプレイ、ブラインドスポットモニタなども高評価でした。

エクステリアについては、「ソウルレッドクリスタルメタリック」が絶賛されています。今やMAZDAカラーといっても過言ではないカラーであり、黒を基調としたMAZDAの販売店に「ソウルレッドクリスタルメタリック」はとても美しいです。

パワートレインに関しては、「SKYACTIVE‐D」は、かなりの進化を遂げています。ディーゼルエンジン特有のガラガラ音やディーゼルノックなどを最新の技術を使用して大幅に低減することに成功しました。MAZDAの機能として高評価をもらっている、「G‐ベクタリングコントロール」はロールを低減できることが乗り心地に繋がります。

インテリアも触り心地がとてもよく、高級車と同等クラスのレベルまで作りこまれています。

CX-5の魅力について

初代と二代目、この二つのCX‐5の中で、私がもっとも語りたいのは「初代」の方だ。評価については、二代目について語りましたが、初代と二代目、魅力はそれぞれあるがこちらは初代の魅力について語ります。

なぜ?と思うでしょうが、意外と初代が好きだという人が多いんです。中古車市場でも初代のCX‐5は100万以上で取引されることもあるぐらい今も人気車種として根強い人気を誇っています。そして私自身も、初代を愛車として大事に乗っており、一人のファンとして語りたいからである。

初代の魅力といえばフロントのデザインだと思っています。今の主流は細めのヘッドライトが特徴のデザインだが、初代は少し大きめのヘッドライトが特徴でこれぞ初代CX‐5だと感じることができます。SKYACTIVE‐D」はガラガラ音やディーゼルノックなど二代目と比べるとやや感じるものの、力強いトルクは健在で、ロングドライブのパートナーとしては申し分ない。室内も人馬一体の考えがしっかりと備わっており、アクセルペダルの位置やドライバー中心の設計はいつまでもそこに座っていたくなるような感覚になります。二代目にも乗りましたが、その考えは一貫して作られておりMAZDAの技術と魅力はまさにここにあるのだと、乗る人すべてに伝わるようなそんなクルマをMAZDAは作っているのだと思いました。

これからのMAZDA、そしてSUV

 

今MAZDAは、自社の名前を車種名にしてモデルチェンジを行い、海外の名前と統一をしています。新たにEV車の発表も行い、さらに新しい世界へ踏み出そうとしています。今後、ユーザーのニーズにあったクルマを各メーカーが作っていき、SUVやスポーツカーは縮小されていく世界になっていくのかもしれません。それでもMAZDAは、初代CX‐5の考え、MAZDAの原点をいつまでも忘れずに、この100年に一度の大変革を乗り越え、いつまでも乗る人を魅了する、そんな車を作ってほしいと感じました。

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