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スバル水平対向エンジンのメリットデメリット、新型水平対向エンジンは?

スバル水平対向エンジンのメリットデメリット、新型水平対向エンジンは?
     
   

スバルではレヴォーグやフォレスター、レガシィなど多くの車で水平対向エンジンが採用されています。
しかしスバル以外で水平対向エンジンを採用している自動車メーカーはポルシェのみ、オートバイでも現在ではホンダとBMWのみとなっています。
スバルやポルシェが水平対向エンジンにこだわり続ける理由、それ以外のメーカーが水平対向エンジンを開発しない理由を探っていきましょう。

水平対向エンジンのメリット

水平対向エンジンとは、文字通りピストンの移動方向が水平になっているエンジンのことです。

まず低重心であることが挙げられます。
重心が低い自動車は、走行時に安定しやすく、素直なハンドリングになります。
また、ピストンが左右対称に配置されているので、振動が少ない、というメリットも。
正面衝突などのクラッシュ時には、エンジンがクッションとなるだけでなく、エンジンがシートの下に潜り込みやすく、乗員の安全を確保しやすい、という点もメリットとなります。
高回転までスムーズに回るので、そのフィーリングを好む根強いファンも多くいらっしゃいます。

水平対向エンジンのデメリット

デメリットとしては、エンジンが横に広がり気味になるためにエンジンレイアウトが制限されることです。
ユーザーにはあまり関係ありませんが、メンテナンス時にはかなりの手間になることが。
水平対向エンジンに慣れているエンジニアが少ないこともあり、大規模なリコールがあるとサービス部門は大わらわとなります。
また、エンジンが低い位置にあるため、熱がこもりやすい、という問題もあります。
スバル車のボンネットにダクトがあるのは、この熱の対策が理由です。
そして最大のデメリットは燃費が悪いことです。
水平対向エンジンは、レイアウトの関係でショートストロークの高回転、高出力型のエンジンになりがちです。
高回転型エンジンは多くの燃料を使うので燃費が悪くなる傾向があり、例えば2019年型のレヴォーグ2000ccのカタログ燃費が13.2km/L、一方トヨタのカローラフィールダーは16.4km/Lとなっています。
こういったデメリットを嫌い、スバルやポルシェ以外のメーカーでは水平対向エンジンが採用されることは無くなっていきました。
しかし、根強いファンがいるのも事実、です。
また、他の自動車メーカーからは遅れましたが、2018年にスバルが水平対向エンジン+モーターというハイブリッドモデルを発売、燃費については改善に向かっています。

スバルの新型水平対向エンジンは?

ほとんどの自動車メーカーでは、一度作ったエンジンは10年以上使い続けます。
一部改良なども行われますが、1種類のエンジンを、多くの車種で流用し長く使われることがほとんどです。
エンジンの開発には、一説では数百億円というものすごいコストがかかります。
多くの車で長く使うことでかかったコストの採算を取る、というビジネスモデルとなっています。
2019年現在、スバルレヴォーグなどで使われている水平対向エンジンはEJ20と呼ばれているタイプで、初登場は1989年、実に30年使われています。
環境対応や、昨今の燃費重視といった世相に合わせるためにマイナーチェンジは繰り返し行われていますが、30年というのはかなりのロングセラー、名機だったことも伺わせます。

2000年代も半ばになると、EJ20型エンジンは基本設計の古さが目立つようになり、2018年頃には、レヴォーグの次のフルモデルチェンジと合わせて新型水平対向エンジンが発表されるのでは、と噂になっていました。
しかし一部では、環境規制に合わせることができないためスバルは水平対向エンジンから撤退する、という噂もあり、スバルの水平対向エンジンの去就に注目が集まっていました。
そして2019年10月、第46回東京モーターショーで、新型水平対向エンジンを搭載しフルモデルチェンジされたレヴォーグが発表され、スバルファンや水平対向エンジンマニアは安堵したのでした。

新型水平対向エンジンを搭載するレヴォーグ

2019年12月現在、新型水平対向エンジンを搭載する車種としてはレヴォーグのみが発表されています。
この新型水平対向エンジンに、スバルのハイブリッド装備であるe-BOXERを装備することは無い、とスバルは発表しています。
事前の予想では、新型水平対向エンジンはレヴォーグとインプレッサ、レガシィB4に搭載されるのでは、と予想されていました。
インプレッサは2016年にフルモデルチェンジが行われ、5代目となっています。
時期的にはそろそろ6代目が発表されるか、という時期なのですが、2019年11月にビックマイナーチェンジが行われ、もう少し延命が図られたようです。
次にフルモデルチェンジが行われた際には、新型水平対向エンジンが搭載されるのでは、と予想されています。
レガシィB4は、2019年に北米を皮切りにフルモデルチェンジがされましたが、新型水平対向エンジンの搭載は見送られ、日本向けは販売されていません。
今後日本向けに発売されるのか、その日本向けには新型水平対向エンジンは搭載されるのか、といったことは不明です。
また、BRZもフルモデルチェンジが噂されています。
しかしこちらについては、自動車雑誌などでは排気量が2400ccになる、と予想されており、また別のエンジンが搭載させる可能性もあります。

EJ20の後継機となる新型水平対向エンジンですが、レヴォーグ向けに1800ccの水平対向直噴ターボエンジンが存在する、ということがわかっています。
EJ20型の排気量は2000cc、今後新型水平対向エンジンに2000ccがラインナップとして加わるかどうかはまだ不明です。
そしてその1800ccの新型水平対向エンジン、大幅なダウンサイジングに成功しており現行の1600ccエンジン並の大きさになっています。

エンジンの小型化はエンジンレイアウトに余裕ができるだけでなく、軽量化によって燃費が良くなり、ハンドリングのレスポンスも良くなります。

新型水平対向エンジンを搭載したスバルの新型車、期待していいでしょう。

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