懐かしいデザイン+電化ユニット e-BULLIコンセプト

懐かしいデザイン+電化ユニット e-BULLIコンセプト
     
   

e-BULLIコンセプトは、フォルクスワーゲン商用車(VWCW)部門が初めて発表したゼロエミッションビークルです。全電気自動車として仕上げられています。

同コンセプトビークルは、最新のフォルクスワーゲン電気駆動システムコンポーネントを搭載しています。ゼロエミッションビークルは、1966年に生産されたモデルを完全復元されせたT1サンババスをベースにしています。

e-BULLIコンセプトは、T1コンバージョンとT1コンプリートの両方の車両を提供する予定です。今回は、このクラシカルなT1サンババス+最新ゼロエミッションシステムを調査していきます。

e-BULLIコンセプトのエクステリアや特徴など

引用:https://www.breeze-volkswagen.co.uk/news/electric-power-the-new-e-bulli-concept-vehicle/85474

エクステリアは、T1サンババスの1966年生産モデルを綺麗に復刻し、懐かしいだけでなく非常に綺麗に仕上がっています。ルーフウィンドウも綺麗にインストールされ、各ウィンドウからモールパーツまで丁寧に復刻されています。ホイールやタイヤまで当時の雰囲気をかもし出しています。

フォルクスワーゲン ワーゲンタイプ2の歴史を覗いてみる

フォルクスワーゲンタイプ2は、同車の商用バンとして登場しています。このタイプ2には、T1からT3までの世代があります。世代によってフロントフェイスなどの変更が行われていますが、商用バンといった位置づけは変更することなく販売されています。

このフォルクスワーゲンタイプ2は、日本でも何度も人気が高まった時期があり、中古などの輸入が盛んに行われていたりします。また軽商用バンをタイプ2スタイルにするといったカスタマイズも行われています。

今回ゼロエミッションに使用されたT1は、T1(1950年から1967年)での最終モデルに近いものをベースにしていると言えますね。また世界的にも人気の高いディテールを復刻させたということです。

e-BULLIコンセプトの内装など

引用:https://www.breeze-volkswagen.co.uk/news/electric-power-the-new-e-bulli-concept-vehicle/85474

全く新しい設計に基づいた内装に仕上がっています。シートには、「サントロペ」&「サフラノオレンジ」のツートン仕様となりエクステリアとシンクロしています。

搭載されているオーディオは、本物そっくりのレトロスタイルのラジオとなっていますが、DAB+、Bluetooth、USBなどの最先端のテクノロジーも装備されています。

新設計のオートマチックトランスミッションセレクターレバーも特徴的です。レバーエリアには、電気モーターのスタート/ストップボタンも装備。フロアには、船の甲板に見える無垢材が床全体に採用されています。ゼロエミッションのサンババスは、バカンスな雰囲気をかもし出していますね。

e-BULLIコンセプトのパワーユニット等

引用:https://www.breeze-volkswagen.co.uk/news/electric-power-the-new-e-bulli-concept-vehicle/85474

e-BULLIの背面には、当時のサンババスパワートレインと同じ位置に、ギアボックスと電気モーターの組み合わせ組み込まれています。これによって、リアアクスルを駆動します。リチウムイオンバッテリー容量は45 kWhです。

急速充電であれば、最大50kWの充電電力で充電でき、約40分で80%充電できます。1回のフル充電走行距離は、200㎞以上との事です。こちらは今後航続距離を延ばす工夫が施されるでしょう。

2017年にはIDバズコンセプトも発表されていた!

引用:https://www.volkswagen-newsroom.com/en/stories/the-id-buzz-the-fans-heartthrob-2230

ID BUZZコンセプトは、2017年のデトロイト北米国際自動車ショーで発表されました。このときは、ワーゲンタイプ2に変わる新しいコンセプトカーとして登場しました。

コンセプトは

  1. スマートな持続可能性として、同社は革新的な大量の電気自動車モデルの開発を進めるための1台
  2. 自動運転によって車をより安全で快適に仕上げる
  3. 直感的に操作できて、新しい表示と制御に焦点を当てたモデル
  4. 人、車、環境をフォルクスワーゲンのユーザーIDと相互接続できるモデル

こういった先進技術が、e-BULLIコンセプトにフィードバックされ、T1モデルをシンクロするように製作されていることがうかがえます。

まとめ

懐かしいデザイン+電化ユニット e-Bulliコンセプトをまとめると

  • 1966年当時のデザインと現代のパワートレインや技術が融合したコンセプトカー
  • コンセプトカーは、今後T1コンバージョンとT1コンプリートとして販売される
  • フル充電で200㎞以上の航続距離が可能

クラシカルな雰囲気をふんだんに盛り込んだゼロエミッションビークルが登場しそうです。新しいものを生み出す力と古くても良いものを活かすことを融合したといえますね!

 

 

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