「すごく良さそうな商品を購入したから、ちょっと見に来ない!」という先輩のお誘いに訪問した筆者でした。そこには、多数の純正風デザインの社外USBスイッチが並んでました。
しかもUSBポートだけでなく電圧計や温度計も付いている優れものです。実は筆者もこの電圧計付きがほしかったのですが、筆者所有車両で適合が無かったので断念した経緯がありました。
今回は、純正風の社外USBスイッチ+電圧計or温度計をとりあえず数台まとめて取り付けてみました。しかも表示カラーは、レッド・グリーン・ブルーです。
通常の12V乗用車だけでなく、24Vのトラックまで取り付けできました。取り付け方法から充電などまで検証してみます。
1台目は、トヨタ ハイエースに装着
引用:筆者撮影画像
若い男性が普段乗っているハイエースです。彼は、普段からスマホの充電やその他でUSBスイッチは嬉しいとのことで、第1号として装着することにしました。
引用:筆者撮影画像
このブランクスイッチが、本人も使いやすそうとのことです。ここに純正風の社外スイッチを増設することにします。スイッチの場所が決まったので、取り付け作業にかかります。
引用:筆者撮影画像
このスイッチへのアクセスは、ハンドル下部のコンソールを外すとアクセスできます。プッシュクリップ2個を外せば、コンソールは簡単に外せます。
引用:筆者撮影画像
電源を取り出すのに、助手席グローブボックス側にあるヒューズから電源を取り出そうと考えたのですが、すでにドライブレコーダー用としてシガー電源が取られています。
その他のアクセサリー電源を考えましたが、7.5アンペアと容量が低かったため、使用されているアクセサリー電源から分岐することにしました。右の赤丸のタップで分岐しています。
※筆者ワンポイントアドバイス
ヒューズボックスから電源を取る際には、プラスマイナスがあることに注意しましょう。ヒューズを抜いてテスターをあて、通電する方にヒューズ電源線のある側を差し込みましょう。
これは、後でつけた製品が何らかの過電流でヒューズ切れをしても本体のヒューズ切れを極力少なくするためです。
購入した社外スイッチ紹介
引用:筆者撮影画像
今回使用するスイッチは、先輩である社長が複数購入した社外の製品です。1,500円/個くらいで用意できたようです。
入力は12Vで、出力は5Vに変換されているので、スマホ等の充電にもきちんと対応しているものです。また過充電防止なども装備されているので安心設計となっています。
引用:筆者撮影画像
コンソールを外して、ブランク用スイッチカバーを裏から外します。
※筆者ワンポイントアドバイス
よく表側からこのブランク用スイッチカバーを外そうと試みる人がいるのですが、コンソールを傷つけたりカバーを傷つけてしまうので、外す際は裏から押して外してあげると良いでしょう。
引用:筆者撮影画像
ヒューズから取った電源をステアリング左横まで上手に這わせていき、スイッチのプラス電源と接続します。そしてスイッチのアース線(黒)をアースポイントとなる鉄に通じるネジなどに固定します。最後にスイッチをはめ込みます。
さすがトヨタ純正用の社外スイッチです。まるで純正スイッチの様にピッタリと収まっています。この時点で一旦試験の為にエンジンをかけてみます。
エンジンをかける前は、12.5Vでした。エンジンが始動すると上の画像の様に13.9Vとなっています。普段乗っているドライバーさんにスマホを充電してもらったら、ちゃんと充電していますので取り付け成功です。
2台目もトヨタ ハイエースに取り付け
引用:筆者撮影画像
こちらのドライバーさんは、普段はあまりスマホや携帯の充電を車で考えたことのないドライバーでした。この商品を取り付けすると充電しやすくなると説明すると、あった方がよいとのことで装備することになりました。
取り付け手順は、最初のハイエースと全く同じです。
引用:筆者撮影画像
このドライバーさんには、表示カラーがグリーンになるスイッチを取り付けしました。取り付け手順は、全く同じですので説明は、割愛させて頂きます。カラーによる違いを見てもらえればと思います。
3台目の日産キャラバン
引用:筆者撮影画像
2台目を取り付けしている間に、先輩の会社の従業員さんが続々と戻ってきました。作業している風景を見ながら、皆さん取り付けして欲しいということになりました。
ということで3台目はキャラバンに取り付けすることになりました。ただハイエースと違い、多分苦戦するであろうと予想しながら作業を開始しました。
というのも、キャラバンで使いやすいブランクスイッチは、エアコン周りのパネル内にあるからです。このセンターコンソールは、フロントのパネルをほぼ全部はずさないとならないからです。ヒューズボックスは、助手席グローブボックスの裏にあるので、助手席側のパネルから外していきます。
引用:筆者撮影画像
まずはヒューズボックスから電源をとる作業をしてしまいます。本来であればスイッチ部分から進めていくのが定番なのですが、筆者も3台目の施工で手順を変えて気分チェンジしています。
引用:筆者撮影画像
実はこのエアコン周りのパネルにたどり着くまでに悪戦苦闘30分でした。さらにスイッチ裏に滑落防止のプレートがネジで止まっていて、裏のパネル自体を外さないと作業できない状態でした。
また日産の場合は、重要と思われるパーツにトルクスネジが使われているので、工具がないとネジが回せないので注意しましょう。
何とかスイッチを取り付けし、動作確認をしました。このスイッチは、気温とUSBのセットになっていて、ブルー表示になっています。
今日の気温は、昼間でも16から17度前後でしたので気温自体は、大体あっています。また充電もきちんとされましたので、パネル類を元に戻して終了です。
ハイエースは、1台15分ほどで終了しましたが、キャラバンは、約50分ほどかかりました。作業のしやすさは、ハイエースの方が簡単といえますね。
4台目は、なんと24Vの三菱フソウ 4tトラック
引用:筆者撮影画像
3台終わって、今日はもう終わりかなと思った瞬間に、「トラックを運転しているドライバーからトラックにも付けられない?」とご要望が入りました。
ただ12Vのハイエースやキャラバンと違い、24Vなのでちょっと難しいかもと返事をさせて頂きました。とそこに先輩が作業状況を見に来て、「24V用も買ったよ!」というではないですか。
この言葉から迷路の始まりです。取り付けするべくいろいろ考えますが、24V用といってもトラック用のスイッチではないので、どのメーカーのサイズが装着できるかも?です。
引用:筆者撮影画像
とりあえず、パネル類を外して純正スイッチブランクカバーを外します。ドライバーさんご要望の運転席左側のブランク部分は、キャラバンと同様にスイッチが外れないように裏からパネルでネジ固定されていました。
じつは非常にラッキーです。この裏のパネルがあるということは、スイッチがきちんとはまらなくても何とかなりそうな予感です。
引用:筆者撮影画像
トラックの多くは、助手席側のグローブボックス上のカバーを外すとヒューズボックスが現れます。ここからアクセサリー電源を取得します。同時にどこがアースポイントになるかも探しておくことが作業を楽にするでしょう。
今回のアースポイントは、助手席下のフロントパネルのボルトナットを使うことにしました。
引用:筆者撮影画像
どうでしょうか?純正に近い雰囲気が出ていますでしょうか。じつはこれはトヨタBタイプ(24V〇)のスイッチを使用しています。さらには裏側を特別な加工を施さずに取り付け出来ています(ボンドやコーキングなど)。
若干上側にすき間があるので、目立たないように隙間テープなどで加工するのも良いでしょう。今回は、ドライバーさんが気にしないという点とすき間テープが無かったため、処理はしていませんがすっきりと収まっているとドライバーさんにもいってもらえました。
ドライバーさんも非常に喜んでくれました。シガーからUSB電源を取るのが非常に嫌だったようです。
純正風デザイン社外スイッチ商品の特徴と注意点
今回は、純正のブランクスイッチを利用して、なるべく純正風に仕上げることが目的でした。こういったスイッチは、メーカーによってサイズが全く違います。
トヨタの場合は、トヨタAタイプとトヨタBタイプという大きさの違うスイッチがラインアップされています。所有しているモデルが、どのタイプのスイッチかをきちんと計って購入することが重要です。
社外で販売しているスイッチの種類例
- USB×2個
- USB+電圧計
- USB+温度計
- USB+HDMI
- USB+外部入力
など多くの商品が設定されています。また表示されるカラーもホワイト、ブルー、レッド、グリーンなどがあります。純正の表示カラーなどに合わせたりもしやすいです。じっくり焦らず購入するのが良いでしょう。
まとめ
人気沸騰!?USBスイッチ増設、しかも純正風をまとめると
- 昨今の電子機器には、USB充電が多くなっています。あると非常に便利です。
- スイッチには、メーカーごとに種類があります。
- スイッチの種類だけでなく、表示カラーも選べる場合が多いです。
今回は、色々な車のスイッチを増設しました。設置時間は、ハイエーズで15分前後、キャラバンで50分ほど、トラックは、30分ほどでした。1,500円くらいの予算で取り付けが可能であれば、非常に便利ではないでしょうか。皆さんも純正風デザインUSBスイッチを付けてみてはいかがでしょうか!