トヨタ ハイラックスは、初代が1968年に登場して以来ずっと生産・販売され続けているピックアップモデルです。ピックアップモデルは、海外での需要が非常に高く人気のあるモデルとなっています。
同モデルは、2015年から8代目となり海外で販売開始しています。一方日本では、2017年9月に13年ぶりのピックアップ復活となり再導入されています。
ハイラックスの日本導入は2017年ですが、海外では2015年から販売されているモデルです。今回欧州のほうで2021年モデルの発表が行われました。東ヨーロッパでは7月、西ヨーロッパでは10月から販売開始の予定です。ここでは、新型ハイラックスのご紹介をしていきます。
トヨタ 新型ハイラックスのエクステリア等
引用:https://media.toyota.co.uk/image_library/hilux-2020/
エクステリアの特徴は、フロントグリルが大きく意匠変更され三次元ディテールになり、フロントバンパーデザインも大きく進化し、よりピックアップを感じられるモデルにアップデートしている点です。
フロントマスクを大きく進化させたことで、より存在感と高さを表現し、ピックアップに欠かせないタフさもアップさせています。
引用:https://media.toyota.co.uk/image_library/hilux-2020/
リアで特徴的なのは、バンパーディテールの意匠変更が行われ、より張り出し感の強いデザインにアップデートされている点です。足元は、18インチのブラックアロイホイールによって引き締められています。
欧州仕様では、エモーショナルレッド2、ダークブルー、オクサイドのエクステリアカラーが追加されました。
トヨタ 新型ハイラックスの内装等
引用:https://media.toyota.co.uk/image_library/hilux-2020/
新型では、コックピットデザインがアップデートされています。コンビメーターは、より見やすくデザイン性をアップしています。
センターコンソール部では、ボタンとダイヤルを採用した新しい8インチセンターコンソールマウントインフォテインメントスクリーンが装備されています。スマートフォン統合のためのAppleCarPlay®およびAndroid Auto™なども装備され、あらゆる運転条件下でも操作性を向上させています。
エクステリアのタフさとは対照的に、内装ではスマートエントリー、プッシュボタンスタート、GPSナビゲーション、オートエアコン、フロント&リアパーキングセンサー、800W 8チャネルアンプとCLARi-Fiテクノロジーを組み込んだ9スピーカーJBLプレミアムサウンドシステムなど先進的な装備が搭載されています。
運転環境をアップさせながら、快適空間を演出するアイテムが豊富に搭載されたことによって、移動時間を退屈することなく安全に過ごすことができるようになっていますね。
トヨタ 新型ハイラックスのパワートレイン等
下記画像は、現行日本仕様ランドクルーザープラド
引用:https://toyota.jp/request/webcatalog/landcruiserprado/?padid=from_landcruiserprado_top_bottomdoc_webcatalog
現在の欧州仕様では、2.4Lコモンレール式ディーゼルエンジンが採用されています。2021年の新型モデルからは、2.8Lコモンレール式ディーゼルエンジンが追加されます。最高出力は、204hpです。ディーゼルエンジンの特徴であるトルクは、500Nmとなっています。2.4Lタイプにくらべ、0-100mで2.8秒速く燃費も向上させているとのことです。
日本では、現行型ランドクルーザープラドに2.8Lディーゼルエンジンが搭載されています。ランドクルーザープラドの最高出力は、177psです。筆者の予想では、このエンジンを更新させながら最高出力をより高めて欧州仕様にしていると予想します。
日本仕様の現行型ハイラックスとは?
引用:https://toyota.jp/hilux/?padid=tjptop_menu_carlineup-h_h-bdt-SUV
2017年9月に日本再導入されたハイラックスは、2017時点では国内唯一のピックアップとなっています。海外で継続して需要が高く人気のあるピックアップは、日本では一時消滅していたといえますね。
筆者在住の北国では以外と需要が高く、販売開始以来多く見かけるようになっています。見た印象は、非常に大きく見える点です。全長5,335×全幅1,855×1,800mmは、存在感が有るのではないでしょうか。
全体的なデザインは、ピックアップのタフさを表現しつつもすっきりとしたフロントデザインにすることでスマート感を持たせています。
パワートレインは、2.4L 直列4気筒インタークーラーターボエンジンが搭載されています。150psの最高出力です。車両乾燥重量が、2トンを越えるモデルですので、警戒にキビキビ走るというよりは、重厚感ある走行が持ち味になっています。
欧州仕様に2.8Lのパワートレインが追加されたのは、より長い道のりや平均的にハイスピードな土地柄だけではなく、ユーザーの要望などを取り入れた結果であると予想します。日本でももう少しパワーが欲しいなどの要望があれば、今後2.8Lモデルの導入などの可能性が高くなるでしょう。
まとめ
トヨタが、欧州で新型ハイラックスを発表、欧州では7月に販売開始!?をまとめると
- エクステリアでは、よりタフさや高さをアピールしたデザインにアップデート
- 内装では、安全運転・快適性能をアップして登場
- パワートレインは、2.8Lディーゼルエンジンユニットが追加になっています
2021年モデルの販売開始は、東ヨーロッパで7月、西ヨーロッパで10月となっています。日本導入のアナウンスは、まだ行われていませんが、早ければ2021年ごろに導入されるのではないでしょうか。国内導入開始が楽しみです。