昨今、SUVの人気が非常に高い状況が続いています。SUVだけでなく自動車メーカーによっては、SAVやCUVなどの名称で色々なタイプのSUVもラインアップしている状況です。最近ではクーペフォルムSUVの人気が上昇していますね。
そんなSUV人気の中、ホンダでは以前にいろいろなSUVやSUV的なモデルをラインアップしていました。販売期間からすると、残念ながら当時は「すごく売れた」というイメージはないですが、面白いコンセプトのモデルとなっていました。
今このようなデザインのモデルを販売すれば、人気が上がるのではというモデルも多くあるのではないでしょうか?ここでは、今このようなデザインのモデルを販売していたら「売れそう」な4モデルをご紹介します。
①ホンダ クロスロード
引用:https://www.honda.co.jp/hondafan/meisha/
今回ご紹介するクロスロードは、実は2代目モデルです。初代モデルは、1993年にローバー社との提携関係でディスカバリーをOEM供給してもらった際に「クロスオーバー」として販売されています。
このOEM供給を受けたクロスロードという名称を復活させて2代目が販売されました。2007年から2010年まで販売されていたモデルです。
クロスロードの特徴など
- スクエアなデザインにすることで、コンパクトサイズながら広い居住空間に仕上げています。
- 3列シートの7人乗りというのを最大の特徴としているSUVです。
- パワートレインは、1.8Lと2.0Lエンジンが用意されています。
- ミッションは、5ATでFFと4WDの設定があります。
- 全長×全幅×全高=4,285×1,755×1,670㎜
非常にコンパクトなサイズにすることで、街中でも小回りが利く3列シートSUVに仕上げています。販売当時は、CR-Vの下に位置するモデルとして設定されていました。同モデルは、ホンダの新プラットフォームを使用してもっと広々とした内装で、スクエアなデザインにすれば人気が出るのではないでしょうか!
②ホンダ エレメント
引用:https://www.honda.co.jp/hondafan/meisha/
エレメントは、北米で開発が進められ北米から販売がスタートしたモデルです。日本へは1年ほど遅れて導入されました。デザインコンセプトは、ビーチのライフセーバーが荷物を積んだり、サーフボードを入れられることの様です。
こういったコンセプトなどから使い勝手がよく、タフになるよう仕上げられています。リアドアは、サイドカーゴドアとなり観音開きにによって開口部が広く取られたり、ドアの強度を上げて安全面を確保しています。
バンパー、フェンダー、サイドシルには、無塗装の樹脂素材(クラディング)を使用しています。内装では、シートやフロアには防水処理を施すことで汚れを落としやすくしています。
ホンダ エレメントの特徴など
- アメリカンスタイルとホンダ技術を融合したモデルです。
- サイドの観音開きが特徴的です。
- あえて無塗装の樹脂素材を使用することで、万が一の傷や破損でも交換しやすくなっています。
- パワートレインは、2.4Lエンジンが搭載されています。
- ミッションは、4ATで4WDが採用されています。
- 全長×全幅×全高=4,300×1,815×1,790㎜
アメリカで開発された車だけに、スタイルもアメリカンな雰囲気をかもし出していますね。2003年から2005年の2年間ほどしか販売されていないのが惜しいと感じます。日本でコンセプトを考えて、同じような観音開きのモデルを提案したら人気が出るのではないかと考えます。
③ホンダ(アキュラ) MDX
引用:https://www.honda.co.jp/hondafan/meisha/
MDXは、北米ホンダのアキュラブランドで販売されているモデルです。北米では、ホンダのサブブランドであるアキュラの人気が非常に高く、知名度はレクサス以上とも言われています。
アキュラブランドであるMDXが、ホンダMDXとして逆輸入されて日本で2003年から販売されました。アメリカ企画らしく3.5Lエンジンを搭載し、3列7人乗りの広々空間が特徴となっています。最高出力は、265psです。
アキュラブランドは、ホンダの高級サブブランドです。MDXは、高級志向の内装や車内を静かにする工夫、車体の剛性アップがふんだんに盛り込まれているモデルに仕上げています。
MDXは、北米アキュラで販売されているモデルです(現在は3代目)。
- 初代MDXが、日本へ逆輸入されて販売されました。
- パワートレインは、3.5Lエンジンです。
- ミッションは、5ATで4WD仕様です。
- 3列シートで7人乗りとなっています。
- 全長×全幅×全高=4,790×1,955×1,820㎜
実はアキュラは、日本でも展開する予定がありました。当時の金融ショックなどでアキュラの日本導入が見送られ、その後現在に至るまでアキュラブランドの日本進出は無い状況です(ホンダでアキュラとして販売されている車種はあり)。
MDXは、ホンダが正式に逆輸入したアキュラブランドモデルの1つです。現在も北米でMDXが販売されていますので、今後MDXを再度逆輸入されることに期待したいですね。
まとめ
今なら売れそうな独特なスタイルのホンダSUVモデルたち!をまとめると
約10年以上前に販売されていたホンダSUVモデル3車種をご紹介しました。斬新なデザインであったり、北米譲りのディテールだったりと当時注目されましたが、短い販売期間で終了したモデルとなっています。
ホンダは、過去に販売されていた名称を復刻することに長けている企業でもあります。たとえば、ライフ・バモスなど。名称を復活させるといった側面からも、新たにスクエアな印象のSUVをラインアップしても面白いのではないでしょうか。