トヨタ ベンザは、2008年に初代が販売開始になっています。その後2013年には、エクステリアなどに大幅な改良が施され、2代目として2015年まで米国にて販売されていました。同車は、米国だけでなカナダやロシア、韓国などにも輸出販売されていました。製造終了後は、ハイランダーやRAV4が同車の後継モデルです。
こうして一旦絶版となったベンザが、2021年に米国で復活しました。トヨタでは、中型2列クロスオーバーユーティリティ車(CUV)カテゴリーとして、同一性(似たり寄ったり)の壁を打ち破ったモデルとして登場しているとのことです。ここでは新型となるベンザのエクステリアや内装、パワートレインなどをご紹介していきます。
トヨタ 新型ベンザの特徴など
引用:https://pressroom.toyota.com/elevated-driving-experience-comes-standard-in-the-all-new-2021-venza/
新型ベンザは、「滑らかな加速、予測可能な操作、低ノイズで低振動、ハーシュネス(NVH)を装備した直感的な運転体験ができるモデルとして登場しています。デザイン・内装などのすべてが洗練されたデザインとなっているようです。
新型ベンザの主な特徴
- エレガントなデザインに、最先端テクノロジーと快適性を融合させている車です
- 利用可能なStar Gaze TM固定パノラマガラスルーフを採用し、フロストコントロール付きとなっています。
- 利用可能な12.3インチのマルチメディアタッチスクリーンを装備しています。
- ドライビングをさらに洗練するための新型TNGA-Kプラットフォームを採用しています
- ハイブリッドパワートレインをスタンダードユニットにしています
- 標準電子オンデマンドAWDが採用されています
- 標準トヨタセーフティセンス(TSS 2.0)を装備して安心を追加しています。
トヨタ 新型ベンザのエクステリア等
引用:https://pressroom.toyota.com/elevated-driving-experience-comes-standard-in-the-all-new-2021-venza/
新型ベンザは、トヨタのシグネイチャーデザインであるキーンルックを控えめに主張している点が特徴的です。全体的なフォルムをCUVとすることで、SUVユーザーとセダンユーザーの両方を取り込めるように仕立てられています。
リアビューも最近のトヨタデザインを継承しながら仕上げられているのがうかがえます。煌びやかに派手なディテールや装飾品を施さない、マッドで落ち着いた雰囲気に仕上げています。
トヨタ 新型ベンザの内装等
引用:https://pressroom.toyota.com/elevated-driving-experience-comes-standard-in-the-all-new-2021-venza/
ルーフには、Star Gaze TM固定パノラマガラスルーフを選択できるのが最大の特徴です。Star Gaze TMエレクトロクロミックガラス技術によって、ドライバーはON / OFFボタンを使用して1秒以内に透明モードから曇りモードに切り替えることも可能になります。
メータークラスターには、Venza LEグレードで4.2インチのカラーMID、XLEおよびLimitedグレードで7インチのカラーMIDが装備されています。両ディスプレイは、ハイブリッドシステムインジケーターが内蔵され、ドライバーシステムの出力と再生状態を表示してくれ、エコ運転の習慣が身につく仕様です。
パワーシート(すべてのグレードで8ウェイドライバー、リミテッドで4ウェイパッセンジャー)が搭載されています。ドライバーにより快適な乗り心地を提供する装備です。パワードライバーズシートは、オートスライドアウェイ機能を搭載したことで、ドライバーが出入りする際に自動的に最も後方の位置にシートが移動し出入りしやすくしています。
新採用の高強度TNGA-Kプラットフォームは、ノイズ侵入に対する防御策としての役目も果たしています。ステアリング、床、構造を通して振動を抑制する仕組みです。乗員が快適に乗れるだけでなく、会話を楽しむレベルにまで作りこみをしているとのことです。
トヨタ 新型ベンザのパワートレイン等
引用:https://pressroom.toyota.com/elevated-driving-experience-comes-standard-in-the-all-new-2021-venza/
新型ベンザには、新世代Toyota Hybrid Systemが搭載されています。高効率の2.5L DOHC4気筒エンジンと3つの電気モーターを組み込んだシステムです。非常にコンパクトなシステムにしたことで、居住空間を広くすることも担っています。NORMAL、ECO、SPORT運転モードが搭載され、ドライバーが同車のパフォーマンス個性を調整することも可能です。
米国でのラインアップと価格表
- LE 32,470ドル(約343万円)
- XLE 36,000ドル(約380万円)
- 限定モデル 39,800ドル(約420万円)
まとめ
トヨタが新型ベンザを米国で販売開始に、日本にも上陸!?
- 新プラットフォームを採用し、CUVの個性を引き出したモデルです。
- パワートレインは、ハイブリッドシステムとなっています。
- 5人が楽に乗れる広い空間も特徴です。
新型ベンザの製造は、トヨタの高岡工場で行われているとのことです。日本では初代も二代目も販売展開されていないのですが、この新型はもしかすると日本国内で販売展開される可能性があるのではないでしょうか。日本で販売されることになったら、面白いモデルでといえます。今後のベンザの動向に注目ですね。