日産は、ヨーロッパで全電気式e-NV200ウィンターキャンピングカーコンセプトを発表しました。同モデルは、環境への影響をミニマムにし、興奮はマックスになるように企画されています。
EV運転・走行でのスリルが味わえ、野生感を体感できるモデルに仕上げているということです。EVであっても厳しい地形で走行でき、楽しめるコンセプトモデルということでしょう。
ここでは、コンセプトカーであるe-NV200ウィンターキャンピングをご紹介しつつ、日本NV200やヨーロッパで展開されているE-NV200 EVALIAに触れてみたいと思います。
日産e-NV200ウィンターキャンパーってどんな車?
引用:https://global.nissannews.com/en/releases/release-47bd1d4c8b3256fcee533e433e006f6b-nissan-e-nv200-winter-camper-concept
e-NV200ウィンターキャンパーは、ヨーロッパで販売されている標準タイプのe-NV200バン・e-NV200 Evaliaパッセンジャーバンに、Camper Technology Luxury Kitを組みあわせることで作成されています。自給自足で生活でき、さらに快適に過ごせるというコンセプトが与えられています。
キットの特長
- ルーフにはソーラーパネルが搭載され、220ボルトのパワーパック再充電可能です。
- スッキリと統合されたキッチン、冷蔵庫、折りたたみ式ベッドが装備。
- 断熱ガラスは、あらゆる過酷な環境でも生活することを可能にします。
e-NV200ウィンターキャンパーは、過酷な道でも快適に!
引用:https://global.nissannews.com/en/releases/release-47bd1d4c8b3256fcee533e433e006f6b-nissan-e-nv200-winter-camper-concept
e-NV200ウィンターキャンパーは、チューニングアップキットを装備することで、困難な路面を走行したり、過酷な環境で過ごすのに活躍してくれます。足元には、プレミアムオフロードタイヤが装着され、車高も高められています。
水たまり、泥道や雪道の中であっても、最適なトラクションと最低地上高で快適な走行が可能です。フロントのバンパーガードに取り付けられたツインスポットライトは、吹雪や濃霧などの際でも最大限の視認性を確保します。
引用:https://global.nissannews.com/en/releases/release-47bd1d4c8b3256fcee533e433e006f6b-nissan-e-nv200-winter-camper-concept
ヨーロッパ内で展開されている日産オリジナルアクセサリーを併用することも可能です。バン用のフロントとリアのマッドガードやドアエントリーガード、サイドバー、ラバーマットは、すでに設定されているオプションパーツです。
e-NV200ウィンターキャンパーは、同社の実績を活かした電動パワートレインを装備しています。パワーユニットシステムは、瞬時のトルクと加速が可能です。省エネBモードとエコモードでは、キャンパー用に強化された回生ブレーキとより効率的な電力消費が行えるモードです。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=Rq2lN999ZhI&feature=emb_logo
日産e-NV200ウィンターキャンパーコンセプトは、ゼロエミッションモビリティでありながら険しい道でも楽しく、快適に過ごせるというコンセプトから作られていますね。
ヨーロッパで販売されているE-NV200EVALIAって?
引用:https://www.nissan.es/vehiculos/nuevos-vehiculos/e-nv200-evalia.html
日産e-NV200 EVALIAは、100%電気自動車です。40kWhの大容量バッテリーを装備し、5名または7名シート仕様の2種類があります。大家族向けの完全電気自動車ミニバンということでしょう。
1回のフル充電では、市内で最大301km、複合ルートで最大200 kmの航続距離をカバーできます。充電する場合は、3種類の充電方法が選べます。高速充電では約60分で20〜80%。 Wallboxを使用した自宅充電では7.5時間で最大100%。家庭用プラグでは約21.5時間で充電。
販売価格は、37,215ユーロ~37,792ユーロの設定です。日本円にすると約470万円から480万円といった感じです。
日本での販売は?
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv200vanette.html
日本では、e-NV200ワゴンという名称で2014年から2019年まで販売されていました。現在はラインアップから消えています。税込み販売価格は、4,686,000円(5名)から4,851,000円(7名)でした。
日本国内では、ガソリンモデルのNV200バネットワゴンが販売されています。税込み販売価格は、2,239,600円(5名)から2,405,700円(7名)です。日本国内では、まだまだガソリンモデルの需要が高い状況であるといえますね。
日本国内では、特別仕様車としてNV200バネット マルチベットワゴンというモデルの販売あります。ツートーンエクステリアカラーなども用意されています。税込み販売価格は2,386,000円から2,486,000円です。車中泊が出来るような仕様になっていて、気軽に旅行が楽しめる仕様です。
まとめ
日産e-NV200ウィンターキャンパーがヨーロッパで発表!をまとめると
- やはりヨーロッパでは、EV需要が急激に高まっていることがうかがえます。
- EVであっても、どこでも行けて快適に過ごせるをコンセプトにしています。
- 市販化されれば、キットとして設定される可能性が高く、現在e-NV200 EVALIAに乗っている方もチョイスできそう
今回は、日産e-NV200ウィンターキャンパーをご紹介しました。日本ではまだまだ普及率の少ないEVモデルは、ヨーロッパでは需要と普及率が上がっていることも予想できます。過酷な環境でも化石燃料に頼らない車つくりが行われているのではないでしょうか。