タイヤの空気圧ってすごく重要!燃費や乗り心地に影響するって本当!?

タイヤの空気圧ってすごく重要!燃費や乗り心地に影響するって本当!?
     
   

皆さんは、タイヤの空気圧を気にされていますか?普段から気にしているという人もいらっしゃると思いますし、全然気にしていないという方もいらっしゃると思います。

そもそもタイヤには、指定空気圧が記載されています。空気圧が不足しているだけで乗り心地が悪くなり(入りすぎも起きる)、燃費やタイヤの寿命にも関係してきます。

ここでは、正しいタイヤの空気圧チェックや管理をすることで、より良いカーライフを送った行くというお話をしていきます。

タイヤの役割と空気圧

引用:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E7%A9%BA%E6%B0%97%E5%9C%A7&srt=dlrank&qt=&pp=70&p=1&pt=A

タイヤは、唯一路面に接しているパーツです。そしてタイヤを構成している素材は、ゴム材となっています。回転し、旋回し、制動するために最重要なパーツであるといえます。

とくにゴム素材からできていることから、一定の消耗品であるということはわかると思います。タイヤとホイールの中には、基本的に空気が封入されています。この空気量を示す値が空気圧になります。

指定された空気圧を維持することは、路面に圧着しているタイヤを正常な接地に保ってくれて、走行も安全になるという事です。

タイヤでいう指定の空気圧とは【正規の空気圧】

空気圧は、車両重量とタイヤサイズ構成などによって、モデル毎に適正値が決まっています。標準装備タイヤの空気圧は、指定空気圧とも言われていて、車の運転席側ピラー部に多く表示されています。一度どのように記載されているか確認してもらいましょう。

JATMA(日本自動車タイヤ協会)では、空気圧設定は2.4(一部2.5)キロまでとなっています。それ以上は「ロードインデックス」が上がらないとされています。

ロードインデックスとは、そのタイヤが支えられる荷重最大負荷能力のことです。タイヤ一本当たりの最大負荷数がわかることで、その車がどのように支えられているかわかるというものです。

例えば、195/65R15 88Hというタイヤがあります。2.4キロ(240kPa)だと、1輪480㎏となっています。4輪で1920㎏の重量まで可能ということになります。実際にはフロントとリアで重量バランスが違うので注意が必要です。

また国産車でも車によっては、指定空気圧が2.8キロ(280kPa)という指定の車種もあります。国産自動車タイヤメーカーでも欧州基準にあせて、同じタイヤでもエクストラロード規格という高タイヤ圧に耐えられるものを用意しています。

輸入車になると、タイヤにシビアなメーカーも存在します。例えばBMWの場合は、乗車人数で空気圧を変更しましょうとなっています。

ということは乗る人の人数によって毎回空気を入れたり、抜いたりしてくださいと指定されているということです。ユーザーは、頻繁に空気圧をチェック変更するということになります。

空気圧って減るの?

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/1071800?title=%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%AF&searchId=3255491587

タイヤの空気圧は、抜けるのでしょうか?答えは、「イエス」です。パンクしているわけではないのに空気が減ってる?と思う場面があるのではないでしょうか。

タイヤの空気は、徐々に「自然空気漏れ」という現象で減っていきます。タイヤは主にゴムとワイヤーなどで構成されていますが、空気分子はゴムをすり抜けられます。よって空気は少量ですが徐々に抜けていきます。

イメージとしては、風船を想像してみてください。パンパンに入っていた空気が、いつしか抜けて風船がしぼんでいるでしょう。タイヤの空気圧は、一般的に1ヶ月から2か月で5%強の空気漏れがあると言われてもいます。

この他タイヤの空気漏れは、ホイールとタイヤとの接合部から、バルブの虫やバルブ自体、パンクなどによって空気漏れが起きていることがあります。

タイヤの空気が少ないことで起こりうる不具合【注意点】

タイヤの空気圧が低いと、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

①タイヤがパンクする可能性が高まる:スタンディングウェーブ現象やヒートセパレーション、コード部の切れなどを引き起こし、パンクやバーストの原因を高める可能性があります。

  1. スタンディングウェーブ現象とは、空気不足によりタイヤが歪み、連続回転によってバーストしてしまう事象です。
  2. ヒートセパレーション現象とは、空気圧不足によって、タイヤが過熱し、最後にバーストしてしまうことです。
  3. ブリーティングCBU(コード部の切れ)とは、空気不足によってタイヤがたわみ、タイヤの内部構造が損壊し、パンクなどしてしまう事です。

②燃費が悪化する。

空気圧が低下してしまうことで、タイヤと路面との摩擦力が高くなります。このため燃費が悪化します。

③走行安定性が低下する

タイヤの空気が低下していることで、タイヤのたわむ量が多く凹凸路面や旋回時などで走行不安定が起こりやすくなります。

④タイヤの性能低下

適性の空気圧でしっかりと仕事をしてくれるのがタイヤです。タイヤには溝が切ってあります。空気圧不足になることで、タイヤ本来の性能が発揮できず、グリップ力などの走行性能が低下してしまいます。

⑤タイヤの寿命が短くなる

当然ですが、空気圧低下のおかげで、タイヤの寿命は確実に短くなります。

タイヤの空気圧が高いと?

そもそもたいやは、最大許容空気圧が3.5キロ(350kPa)と記載されています。ただしこれは許容量の問題です。一般的には、記載されている指定空気圧のプラス0.2キロくらいまでが良いでしょう。

空気圧があがるとタイヤの剛性がアップします。これは悪いことではないのですが、突き上げ缶などが高まり乗り心地が悪化していきます。

タイヤの空気圧チェックと重鎮の方法【空気の入れ方】

タイヤの空気圧は、一ヶ月に一回行うのが良いでしょう。では空気圧チェックや重鎮などはどのようにしたら良いでしょうか。

  • スタンドでチェック:スタンドで燃料を入れた際に、一緒に空気圧のチェックをお願いするのも良い方法です。
  • 大手カー量販店:カー量販店では、無料でチェックできるようになっています。
  • DIY:ミニコンプレッサーなどを購入し、空気圧をチェックする
  • ディーラー:空気圧の指定が、2.5キロ(250kPa)を超えている場合は、ディーラーなどでのチェックが良いでしょう。上記のような場所の場合、JATMA(日本自動車タイヤ協会)の関係で2.5キロ(250kPa)までしか重鎮できないところがあ多いです。

重鎮方法は、ホイールに付いているバルブカバーを外し、エア補充機を接続しながらエアを入れていきます。入れるのと同時に、圧力計をみて指定値に併せて終了です。慣れれば簡単な作業といえます。

まとめ

タイヤの空気圧ってすごく重要!燃費や乗り心地に影響するって本当!?をまとめると

  • 空気圧不足は、百害あって一利なしです。
  • 月に一回くらいのペースでタイヤの空気圧チェックをしましょう。
  • 空気圧チェックの際には、一緒にタイヤ状態をチェックすると良いでしょう。

タイヤの空気圧が低い状態で乗るということは、ユーザーにとってよい事がないとお分かりいただけたと思います。適切な空気圧管理をすることで、楽しいカーライフにしましょう。

 

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