ラングラーは、ジープブランドの中でも抜群のクロスカントリー性能を有するモデルです。それだけではなくルーフパネルなどが簡易で脱着できることで、いろいろなシチュエーションにも対応できます。
このクロスカントリーモデルから、プラグインハイブリッドがラインアップしました。タフでワイルドなモデルにも電気のパワーが用いられたという事です。
ここでは、ラングラー4xeを解剖していくとともに、日本市場でも販売される可能性があるのかなどを解説していきます。
ジープラングラー4xeのエクステリアなど
引用:https://www.jeep.com/wrangler-4xe.html
エクステリアでは、通常燃料モデルとほぼ同様の外観を有しています。左フェンダー上部にプラグイン用コンセントが装備されている点や、ブルーを基調としたデカールなどが、4xeとしてのアクセントと言えるでしょう。
ジープとしては、ラングラーの長所であるオープンエアを備えた業界初のプラグインハイブリッドとして開発したのではないでしょうか。そのため、エクステリアなどは通常燃料モデルと変わらない作りこみになっていると想像します。
グレード展開としては、サハラ4xe・ルビコン4xe・80周年記念モデルの3種が展開されるようです。17インチまたは18インチホイールが、グレードによって用意されています。
エクステリアカラーは、10種類の設定です。
ブラック、ブライトホワイト、ファイアクラッカーレッド、グラナイトクリスタルメタリック、ヘライエラ、ビレットシルバーメタリック、スティンググレー、ハイドロブルー、スナズベリー、サージグリーン
環境や燃費性能などを考えると、車社会にもどんどん電化の波が来ることは必然であるといえます。その必然が、ラングラーにも訪れたという事でしょう。
最初に販売展開される予定の地域は、ヨーロッパ市場になると示唆されました。ヨーロッパ市場の中で、EU諸国にはデリバリーが昨年から行われています。現時点では、EUだけでなくUSAと中国での販売展開が始まっています。
ジープラングラー4xeの内装など
引用:https://www.jeep.com/wrangler-4xe.html
タッチスクリーン式の7インチ液晶モニターには、4xe特有のインフォメーション表示が組み込まれています。EV走行及びハイブリッド走行の表示が分かりやすく表示されるシステムです。
またオーディオシステムには、アルパイン製の9スピーカーが搭載され、ウーハーと併せて552Wとなっています。
このほか安全性アップのために、ブラインドスポットモニタリング、リアビューカメラ、エレクトロニックスタビリティコントロール(ESC)、フロントおよびリアパークアシストなどが標準装備です。
ジープラングラー4xeのパワートレインなど
引用:https://www.jeep.com/wrangler-4xe.html
4xe最大の特長は、パワートレインユニットです。
2ジェネレーター式モーター+高電圧バッテリーパックが装備されています。これに2.0Lハイテクターボエンジンと8速オートマが組み込まれています。
ラングラー4xeは、6.4秒で0-100をクリアします。そして出力合計は、380hpとなっています。さらに40㎞~50㎞をゼロエミッション走行できるモデルとなっています。約3時間でのフル充電が可能です。
プラグインハイブリッドモデルでは、比較的50㎞前後のEV走行が可能としているモデルが多いと考えます。普段の通勤が往復50㎞前後であれば、EVだけで燃料は使用しないで走行できちゃう可能性が高まりますね。
引用:https://www.jeep.com/wrangler-4xe.html
Free2Move eSolutions(Stellantisとの合弁)が提供してくれるeasyWallboxは、公共施設だけでなく家庭用も用意されているとのことです。この充電システムのお陰で、3時間未満のフル充電が可能になるようです。
引用:https://www.jeep.com/wrangler-4xe.html
充電ソケットは、左フェンダーに格納されています。過酷な走行でも問題ない様に、防水が施されています。
ジープラングラー4xeの価格や日本販売は?
本国アメリカでは、サハラ4xeが約510万円、ルビコン4xeが約548万円、ハイアルティチュードが約568万円です。また本国では、税金控除の対象になるモデルのようです。$ 7,500の連邦税が控除になる点は大きいといえます。
日本の販売は?現時点で日本での販売展開は示唆されていません。本国、ヨーロッパ市場での販売展開が行われ、中国でも販売が始まっていますので、日本販売の可能性もあると考えます。
まとめ
ジープラングラーにプラグインハイブリッドが設定!日本発売は?をまとめると
- やはり環境や燃費性能などを考慮し、ジープとしては今後もプラグインハイブリッドモデルを多くラインアップしてくると考えます。すでにコンパス4xe・レネゲードでも4xe販売され、ラングラー4xeも販売開始されています。
- 日本市場へは、世界のEV需要国への展開が進んでから、導入されるのではないでしょうか。
ここでは、ラングラーのプラグインハイブリッドモデルを紹介しました。ジープでは、これからプラグインハイブリッドのラインアップを増やしていくと予想します。EU諸国での電化の波が、世界へ広がっていくという構図が日増しに高くなっていると考えます。