三菱自動車は、ラリーアート復活第一弾として、タイ・バンコクでのモーターショー2021にて、ラリーアートカーを発表し、12月1日から販売開始しています。
SUVであるパジェロスポーツとピックアップトラックのトライトンが、復活第一弾モデル達として企画されました。
ラリーアートという文字を見たら、三菱と思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。三菱のレース部門を全面的にバックアップしていた直系ブランド℃からです。
ラリーアートは、長い間休止状態となっていました。その期間は、じつに約5年ほどありました。休止状態になった後も、ユーザーから再登場の要望が多くあったようです。
ここでは、ラリーアート仕様のパジェロスポーツやトライトンについて解説してみます。
①復活第一弾 パジェロスポーツ ラリーアート仕様
引用:https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2021/detail5576.html
パジェロスポーツでは、往年のラリーアートを彷彿とさせるサイドビューが特長的です。リアドアからリアフェンダーにかけて使用されているサイドデカールは、ラリーアートであることを強く主張するアイテムとなっています。
ボディラインを引き締めるポイントとして、グリル、フェンダーモール、ディフェーザーはブラックで装飾されています。
引用:https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2021/detail5576.html
随所にラリーアートのレッドカラーがあしらわれています。ラリーアートであることを一番わかりやすくするために、マッドフラップが装備されています。
インテリアでは、ラリーアートのロゴがふんだんにあしらわれているようです。そのほかレッドステッチのフロアマットなども装備され、復活にふさわしい仕様になっています。
ボディカラーは、ホワイトダイヤモンド+ブラックルーフのツートンカラーとジェットブラックマイカの2色が用意されています。
②復活第一弾 トライトン ラリーアート仕様
引用:https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2021/detail5576.html
トライトンのラリーアート仕様では、メガキャブ&ダブルキャブで企画・設計されました。どちらもローライダー仕様がベースモデルとなっています。
パジェロスポーツと同じように、エクステリアの随所にラリーアートのデカールやレッドアクセントがあしらわれています。
引用:https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2021/detail5576.html
ドアミラー、ドアハンドル、リヤゲートハンドル、リヤバンパー(クラブキャブのみ)は、ブラック塗装が施されたことでボディ全体を引き締めています。
『トライトン』のローフォルムで力のあるデザインは、ローダウン仕様で高められただけでなく、随所に採用されたラリーアートの息吹によって仕上がっています。
ボディカラーは、ソリッドホワイト+ブラックルーフツートーンカラーとジェットブラックマイカの2色となり、パジェロスポーツと同様になっています。
ラリーアートは、かつて数々のレースなどを通して、三菱とレースやラリー界を切磋琢磨しながら進んでいました。それが、三菱の経営状態不振などによって、直系であるにもかかわらずラリーアートは消滅しました。
東京オートサロン2022で世界初披露! ラリーアートコンセプトカー
引用:https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2021/detail5581.html
三菱は、2022年1月開催の東京オートサロン2022にて、ラリーアートコンセプトを世界初公開しています。日本で発表されたラリーアート仕様車が、第二弾もしくは第三弾モデルになると言って良いのではないでしょうか。
ラリーアートは、三菱モデルのレーシングスピリッツを映し出すためのメーカーです。さらにその時代にあわせ進化させ、三菱モデルにマッチングするように企画・設計されています。
三菱自動車が現在持っている技術をフィードバックし、圧倒的なラリーアートを推進したいと考えているのでしょう。
まとめ
三菱がラリーアート復活!「トライトン」&「パジェロスポーツ」で設定をまとめると!
- ラリーアートは、レーシングスピリッツを映し出す直系ブランドです。それが、ようやく復活したといえます。
- タイでの第一弾モデル「パジェロスポーツ」・「トライトン」をスタートラインにし、今後多くのモデルにラリーアートが企画されると予想します。
色々な状況によって、三菱は一度ラリーアートを消滅させてしまいました。それは、メーカーとして仕方のない事であるともいえます。ラリーアート復活を要望する声は、ずっと三菱に届いていたといえます。ようやく5年強という長い期間を終え、復活したと言えるでしょう。