株式会社KINTO(以下KINTO)は、新しいサブスクリクションの支払い方法を2021年12月14日に設定しました。
その名は、「解約金フリープラン」です。申込時に所定の申込金を支払うことで、途中解約時の解約金をゼロにするだけでなく、利用期間満了後においても引き続きその車を乗り続けられるプランとなっているようです。
当記事では、KINTOで新設定された新しいサブスク設定について解説していきます。
KINTO「解約金フリープラン」の概要など
KINTOを利用しているもしくは、利用したいと思っているユーザーから「途中解約でき、状況に応じた車の入れ替えをしたい」、「ずっとこの車を乗り続けたい」という要望が多くあったようです。
こういった多様性に合わせることが、ユーザーの要望に応えられるということから新たに「解約金フリープラン」を設定しています。既存の「初期費用フリープラン」と併せて販売することとなります。
KINTO「解約金フリープラン」の特徴など
引用:https://about.kinto-jp.com/n/n43772d9b5589
①最大の特長は、途中解約時の解約金が0円になる!
申込時に5か月分の月額利用料を支払うことで、途中解約時に掛かる解約金(利用期間に応じた解約金)を支払うことなく解約でき、次の車に乗り換えることが可能になります。
ユーザーの生活環境の変化に柔軟に対応できる商品を提供できることになるでしょう。
②同じ車に乗り続けられるようになる
初期費用フリープランでは、もともと設定した3・5・7年の契約期間満了後は、車の返却か新しい車への乗り換えをする必要がありました。
解約金フリープランでは、契約期間を3年でスタートし、3年経過後その車に乗り続けたい場合は、月額利用料の3か月分を支払うことで継続して同じ車に乗り続けられる制度です。
最長7年乗ることが可能になっています。
③長期で乗るほどリーズナブルになる価格設定
- 初期費用フリープラン3年よりも10%ほど月額利用料が安く設定されています。
- 最初の再契約(2年)では、15%ほど月額利用料が安くなります。
- 二回目の再契約(2年)では、30%ほど月額利用料が安くなります。
KINTOは車に乗る「入口」と「出口」をフレキシブルに設定した!
引用:https://about.kinto-jp.com/n/n43772d9b5589
KINTOは、車に乗りやすくするための入口整備を中心に制度設計を開発していたようです。それは若年層の方が車に乗りやすくするように、頭金ゼロでさらにWEB完結型の申し込み形態にしていたという事です。
今回この入口整備だけでなく、出口の整備からさらに新しい入口へとつながるように、KINTOでは包括したカーラーフ提案を推進したいという想いがあると考えます。
KINTO「解約金フリープラン」と「初期費用フリープラン」料金比較
①初期費用フリープラン
引用:https://kinto-jp.com/kinto_one/lineup/toyota/
毎月利用料金を支払うだけで乗れるプランです。ただ3年契約のうち、1年足らずで解約することになった場合などでは、かなりの解約金がかかる可能性があります。
②解約金フリープラン
引用:https://kinto-jp.com/kinto_one/lineup/toyota/
最初に頭金として187,660円がかかることになります。そのかわり途中解約してもその後の費用は掛からない仕組みになっています。
そもそもKINTO ONEとは?
引用:https://kinto-jp.com/kinto_one/
KINTO ONEとは、今回紹介した解約金フリープランや既存にある初期費用フリープランといった形式で、車をサブスクリプションする制度です。
月額使用料金を支払うことで、自動車保険や自動車税、さらには車検代金などもすべて含まれていることで、ユーザーは、年間の維持費を燃料費だけ考えていればよくなります。
初めて車に乗りたい方や、ライフシーンの変化に対応しやすい契約形態であると考えます。
とくに自動車保険では、どのような方が乗られても保険が効く内容になっています。そのため友達が運転しても〇ですし、若年層の方が運転しても大丈夫です。そのかわりペット同伴はできないという点に注意が必要となっています。
引用:https://kinto-jp.com/kinto_one/
申込できる方は?
- 18歳以上で運転免許証を所有の方
- 個人事業主の方
- 未成年の場合は、別途親権者の同意書が必要な場合があります
- 法人では、契約時に代表者の連帯保証が必要になります
KINTOとユーザーが契約し、選べる車はトヨタモデルとなります。KINTOとトヨタは提携関係を結ぶことで、契約者はトヨタでメンテナンスや車検を自動的に無料で受けることが可能になっています。
ここで注意しなければならないのは、不用意に起こってしまう事故になります。しっかりと車両保険に加入していることで、車の修理代や乗り換えに掛かる費用などを自己負担せずに行えることになります。
まとめ
トヨタKINTOで支払方法が幅広くなった!ユーザー要望の結果!?をまとめると
- 今まで入口整備を中心に行っていたKINTOが、出口の整備も行い始めたという事でしょう。
- ユーザーの要望を商品に広げた結果となっています。
現在サブスクでは、ホンダが一ヵ月から乗れるサービスを開始し、非常に人気があるといえます。これは入口も出口も非常に利用しやすい制度であるといえます。
KINTOもこうした背景から、なるべく再利用してもらいやすい制度に更新していくことになるでしょう。