三菱自動車工業株式会社は、ベトナムモーターショーにて、コンセプトモデルを世界初披露しました。コンセプトカーは、MITSUBISHI XFC CONCEPTという名称です。小型SUVとして企画・設計されているモデルとなっています。
ここでは、MITSUBISHI XFC CONCEPTのエクステリアや内装、パワートレインなどを解析しながら、同モデルがアセアン地域で三菱の足りない部分を補うモデルになるかもしれないことを説明してみます。
三菱 MITSUBISHI XFC CONCEPTの概要など
引用:https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2022/detail5656.html
三菱では、ピックアップトラックとなるトライトン、そして同車派生モデルとなるパジェロスポーツ、ミッドサイズSUVであるアウトランダー及びアウトランダーPHEVがあります。
そしてクロスオーバーMPVとして、エクスパンダー及びエクスパンダー クロスも用意されています。コンパクトハッチバックとしては、ミラージュとセダンであるアトラージュなどがラインナップしています。
小型のSUVカテゴリーが、ラインアップにないということです。今回MITSUBISHI XFC CONCEPTを作成し、アセアン地域の購買層にどれくらい受け入れられるかを調査していると考えます。
三菱 MITSUBISHI XFC CONCEPTのエクステリアなど
引用:https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2022/detail5656.html
三菱らしいダイナミックなデザインをフロント・リアに持たせています。小型SUVであっても、力強いSUV感をしっかりと持たせたデザインといえます。アセアン地域の悪路でも全く動じない車高と大径タイヤも特徴的です。
三菱 MITSUBISHI XFC CONCEPTの内装など
引用:https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2022/detail5656.html
内装は、エクステリアと大きく違い、清潔感のあるホワイト基調で構成されています。ホワイトだけであれば、清潔感だけとなりますが、シート上部をイエローにすることで明るさを引き出しています。
インストルメントパネルを水平基調にすることで、車内空間を大きく見せるだけでなく、シャープな印象を与えています。インストルメントパネルとドアトリムを大胆な造形でつなげることで、立体的な造形美にも仕上げています。
引用:https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2022/detail5656.html
車内空間は、小型SUVとは思えないほど広く作られているようです。特にリアシートの足元スペースにこだわって、設計されているようです。
もう一つのコンセプトモデル
Mitsubishi Vision Ralliart Concept
引用:https://www.mitsubishi-motors.com/en/innovation/design/concept_cars/vision_ralliart_concept/
三菱は、長らく休止していたラリーアートブランドを再始動しています。Mitsubishi Vision Ralliart Conceptは、再開したラリーアートを三菱の技術者が再度構築したモデルのようです。
ラリーアートらしい、路面状況、悪天候下での加速、コーナリング、ブレーキングを最大限三菱らしく作り上げ、性能向上した新型ラリーアートとして設計・表現しています。
Mitsubishi Vision Ralliart Conceptの具体的な仕様は、さらに高いモーター出力に、よりスポーティな 4 輪制御のチューニング、そして強化されたバッテリー容量などになります。
エクステリアでは、三菱らしいデザインの中に、オフロード間のある素材を多く採用しています。例えばオーバーフェンダーによって、悪路走破性を高めるタイヤの装着が行われ、マッド走行性能を高めています。
ラジエターシャッター付きフロントグリルが装備され、ラジエター保護機能が高められています。大型リアディフューザーが、マッド路面でのスポーティ性を上げています。エクステリアカラーは、マッドブラックとしていますが、光の加減によりブルーが出てくる仕様です。
まとめ
三菱がMITSUBISHI XFC CONCEPTを世界初披露!もう一つのコンセプトカーも紹介をまとめると
- 三菱は、アセアン地域に展開したいモデルをコンセプトモデルとして企画しました。
- アセアン地域は、日本メーカーにとって非常に重要な地域です。小型SUVのラインアップは必須と言えるでしょう。
今回は、三菱のコンセプトモデルを2モデル紹介しました。現段階では、アセアン地域に向けてのコンセプトモデルですが、日本にも導入されないのか気になる所です。