ガタガタ道を走行したり、雪道の窪みにはまったりすることで、アンダーカバーやサイドインナーカバーが千切れたり、最悪の場合脱落したりしてしまうことがあります。
筆者在住の豪雪地帯では、毎年冬になると道にアンダーカバーやインナーカバーがゴロっと落ちているシーンをよく見かけます。
アンダーカバーやインナーカバーって、破損しやすいパーツです。そして案外高価な物でもあります。今回はいろいろな理由で脱落してしまった下回りの保護パーツを購入取り付けしてみます。
アンダーカバーって意外に高い!
引用:筆者撮影画像
先程もお話ししましたが、豪雪地帯では雪による影響で下回りのパーツはすごく傷みやすくなります。特に今回のモデルのように最低地上高の低いモデルになるとなおさらです。
そしてこういったFRモデルは、坂道を登れなかったり、雪が深くなるとスタックしたりします。同モデルは、真ん中のエンジンを守るセンターアンダーカバーが脱落していました。
じつはこのアンダーカバーって、案外高価なものです。カバー本体だけで10,000円位しました。そして取り付けするクリップも1個100円位します。安易に購入できる代物でもないと考えます。
ただこういった下回りのカバーは、何かを保護・汚れ防止・強度確保などの役目を担っています。やはり付いていないとならないパーツといえます。
所有者さん情報では、アンダーカバーの脱落は雪深い所でスタックし、前後に車を何度も動かし脱出しようとしたが、出れずに結局ほかの車に救援してもらい、下回りから「ガサガサ」というのを放置し、ある時「ガチャガタ」と脱落したようです。
ただこの車の場合は、フロントバンパーの損害もあったので、どこかに接触させたことで破損した可能性もあります。
アンダーカバーの脱落のおおよそのパターン
- アンダーカバーが何らかの衝撃などで、止めているクリップが破損
- その後、アンダーカバーが垂れ下がり「こするような異音」がする
- 放置すると、他の取り付けパーツに負荷がかかり、取り付けパーツが徐々に取れていく
- 最終的に、脱落して使い物にならなくなる(車で踏んづけるために)。
意外といろいろな所で、下回りパーツが脱落している
宇部道でインナーカバーがお逝きになった pic.twitter.com/F9N4CSvBuI
— ☆HAYATO☆ (@HAYATO27608730) April 29, 2020
SNSなどの投稿を見ていると、アンダーカバーやインナーカバーを脱落させてしまったという人が画像をアップしていました。道に転がしたままというのは二次災害につながるので、きちんと収容して処理をするのが良いでしょう。
また修理することでそのパーツが再利用できるかもしれません。修理して再利用したくなるのではないでしょうか。
インナーカバーも脱落してしまっている。
引用:筆者撮影画像
大きなホイールを装着し、車高を下げることで、フェンダーとタイヤの隙間が少なくなります。このモデルも車高調が装着されていました。
こういう風に車高ダウンをして太いタイヤを履いているモデルの場合は、タイヤハウス内のカバーの破損率が上がっていくでしょう。
タイヤとカバーがチョクチョク当たるためです。同モデルも左右下側のカバーが脱落していました。両側10,000円位しました。非常に高価です(泣き)。
せめて脱落して使い物にならなくなる前に、修理などが行えれば、カバー費用が掛からなくて済むのですが、皆さんの多くが、もっとパーツ代が安いと思っていることが多いようです。金額を聞いて「えー高い、どうしよう」となるかもしれないですね。
タイヤハウス周りの脱落は、比較的多い現象
この前の旅行にてインナーカバーが外れた件について。 pic.twitter.com/sRHyUjNW2O
— ネロ (@ga53724) September 6, 2020
アンダーカバーやインナーカバーなどは、クリップ(プラスティック)で止まっているものが多いです。このパーツは、経年劣化で破損します。また一度外したりすると割れて再利用できないものもあります。
また下回りということで、縁石、雪、泥などにぶつけることで脱落してしまう場合があります。
雪道のマンホールは怖いのだけど、今日は特に酷かった。車で踏み固められた圧雪が15cmくらいの高さになってるんだけど、マンホールの所だけそのままの形で穴になってる。マンホールは温かいから雪が積もらないんだ。今日の深さだと車の腹を地面に擦っちゃうし、最悪抜け出せない。
画像は拾いもの pic.twitter.com/JhLQb2hh7U
— ひいで (@hiidejp) January 10, 2021
筆者在住の豪雪地帯では、上記の投稿のようなマンホール穴を言うのが発生します。これは、マンホールには暖かい汚水などが流れているので、丸くポコッと穴が開いてしまいます。
マンホールはあちこちにあるためにすべてを避けて通ることは不可能です。こういった穴に落ちる回数が多いとか、スタックして抜け出すのにカバーが破損したとかという場合が多くなります。
アンダーカバーやインナーカバーは、修理できる
86いじりなう!
ミッション側のアンダーカバーがこの前の事故で千切れたから、それの交換と、エンジン側のアンダーカバーの修理! pic.twitter.com/KKI52zbeDS— サードマン (@thirdman101) July 14, 2018
アンダーカバーやインナーカバーの新品パーツって非常に高価なものが多いことがお分かりいただけたと思います。
アンダーカバーなどは樹脂でできているものが多いです。こういったパーツは最近では樹脂の再生パーツなども販売されているので、修理が可能なものが多いです。
特に何か所の取り付け穴が破損してしまったときなどは、修理することでお安く済ませられます。脱落してしまった場合でも、損傷がひどくなければ修理できるでしょう。
一番問題なのは、脱落してしまいそのパーツが無い状態です。こうなると新品に交換しないとならなくなります。新品交換は綺麗で気持ち良いですが、やはり価格を聞くとビックリしてしまう可能性があります。
まとめ
アンダーカバーやインナーカバー脱落!? 新しいのって結構高い・・・をまとめると
- アンダーカバーやインナーカバーの脱落は、頻繁に起きる現象です。
- お安く済ませるためには、日ごろから取り付けパーツ部分などをチェックすると良いでしょう。
ここでは、下回りに付いているカバーに付いてお話ししました。高価なパーツだけに一度紛失してしまうと購入するのを躊躇してしまうかもしれませんね。