イキクル編集部厳選、2017年下半期の登場の国産SUVはこの車で間違いない!!

     
   

2017年もあっという間で、もうすぐ5月が終わります。今年になってから発売されたマツダ・CX-5やスバル・XVを始め、今なお世界中で勢いのあるSUV。今年は東京モーターショーが開催される年でもあり、国内メーカー各社も新型車の開発に余念がありません。この記事では2017年後半に向けて、今後登場を控えている国産SUVの情報をまとめてみました。今SUVを購入しようとする人にとって気になる人必見です。

三菱・ECLIPSE CROSS(エクリプスクロス)

photo by 三菱自動車工業株式会社

3月のジュネーブモーターショー2017で公開された三菱自動車のニューモデル「エクリプスクロス」。その日本発売は2018年初めと見られています。「エクリプスクロス」のボディサイズは全長4,405mm、全幅1,805mm、そしてホイールベースは2,670mmとなっています。

エクステリアは2017年2月にマイナーチェンジされた「RVR」の新デザインのフロントデザインに似ており、スタイリッシュなだけでなく、オフロードイメージも強く感じられるものとなっています。

三菱のSUVラインアップには、全長4,295mmのRVRと全長4,640mmのアウトランダーがあり、エクリプスクロスはその間を埋めるボディサイズとなりますが、2017年2月にフェイスチェンジを受けたRVRの実質的後継車種と見られています。

日本市場では、販売が好調なトヨタのC-HRとボディサイズが近くなることから、販売において激戦区となるクラスでのデビューとなるでしょう。しかしながら、1.5Lのダウンサイジングガソリンターボや、2.2LディーゼルエンジンといったC-HRにはない独自のパワーユニットを備えており、C-HRとは異なるユーザー層を狙えそうです。むしろ、1.5Lクリーンディーゼルを搭載する、マツダ・CX-3が当面のライバルではないでしょうか。

トヨタ・ハリアーMC

photo by トヨタ自動車株式会社

2017年6月頃にマイナーチェンジを行うのが、C-HRが好調な販売を続けるトヨタのもう1つのSUVである「ハリアー」です。2013年の発売ながらも、現在のSUVブームに乗って前年比150%以上と販売が上向いています。そのハリアーが後期モデルへと変わります。

今回のマイナーチェンジでは、大胆なフェイスリフトにより最新の「トヨタ顔」になることは間違いありません。そして、新たな仕様としては、3列シート7人乗りモデルの追加が予想されます。全高がやや低いウィッシュやアイシスといったモデルがカタログ落ちとなり、これらを引き継ぐモデルとして、SUVベースの3列シート車が登場となるのです。

日産がエクストレイルに3列シート車を設定し、マツダがCX-6の導入を計画するなど、3列シートのSUVが今後のトレンドになりそうであり、トヨタにはこのクラスで可能なのはハリアーだけなのです。また、レクサス・NX200tなどに搭載される2.0Lのターボ車も導入される期待もあります。

マツダ・CX-8

photo by マツダ株式会社

マツダの新型SUV「CX-8」の日本発売が2017年内に予定されていることが、2017年4月28日に開催された同社の決算発表で公表されています。「CX-8」のボディサイズは全長4900mm×全幅1840mm×全高1730mm、ホイールベースは2930mmとなることから、「CX-5」を200mmストレッチした「CX-5」のロングホイールベース版が「CX-8」と考えて良さそうです。

北米で販売されるひとまわり大きな「CX-9」に近いホイールベースになるために、エクストレイルのような補助シート的な3列目シートではなく、全席が快適な居住性能を持つことになります。その他のサイズは共通であり、エクステリアの大半も「CX-5」と共通、パワーユニットも同じのものが採用されるでしょう。 車両価格は300万円台前半が予告されており、10月の東京モーターショーで公開される予定です。

日産・ジューク

photo by 日産自動車株式会社

日産・ジュークのフルモデルチェンジも2017年内に予定されています。 現行モデルは、2010年にデビューしたモデルで、発売から7年目でフルモデルチェンジされることになりそうです。「GRIPZコンセプト」がその具体例とみられていますが、まだ情報はあまり聞こえてきません。

注目はパワートレインで、「GRIPZコンセプト」は「ノート」に採用される前にe-POWERを搭載して初めてシリーズ式ハイブリッドのe-POWERを公開しています。これが次期ジュークの主力パワートレインとなり、「ノート」同様に話題を集めるモデルになるでしょう。9月のフランクフルトモーターショーと10月の東京モーターショーでの情報解禁が待ち遠しい一台です。

SUBARU・フォレスター

photo by 株式会社SUBARU

2012年発売の「フォレスター」も、東京モーターショー2017でのモデルチェンジの発表、年末のデビューが予想されています。コンセプトモデル「VIZIV FUTURE CONCEPT」の市販版が次期「フォレスター」 とみられ、新型は、インプレッサから採用が始まったスバルグローバルプラットフォーム(SGP)が採用され、次期レガシィとも共通化がなされることになるでしょう。

エンジンについては2.0L NAボクサーと、ターボ仕様のDIT現行型と変わりませんが、新開発型となり燃費等の向上が期待されています。

日産・エクストレイルMC

photo by 日産自動車株式会社

先に述べたハリアーと同時期の6月にマイナーチェンジされるのが、日産の「エクストレイル」です。その目玉は自動運転技術のプロパイロット搭載モデルの設定。後期型になる「エクストレイル」のプロパイロット装備可能グレードは、20X と 20X HYBRID だということも判明しています。
また、その他の変更点としてエクステリアの一新があります。姉妹モデルの北米仕様「ローグ」はマイナーモデルチェンジを既に受けており、Vモーショングリルの大型化がなされています。

2017年のSUV戦線は日産車が大攻勢の予感?

今年は東京モーターショーが開催されるということで、モーターショー前に発表、期間中に初公開、年末にかけて発売開始という流れが多いようです。特にSUVは海外のメーカーも力を入れており、コンセプトカーを含めて盛りだくさんの内容になるでしょう。

その中でも最も注目されるであろうモデルが日産・ジュークです。欧州市場では人気モデルということもあり、海外のモーターシューで先行公開されると思いますが、ノートをビッグヒット車種に押し上げたe-POWERを採用したSUVで、しかもC-HRに劣らぬスタイリッシュなデザインは、国内では最大の注目モデルとなるはずです。

スバル・フォレスターも根強いファンが待ちわびたモデルチェンジということもあり、スバリストならずとも気になるでしょう。

もちろん両車ともに手に入るのは年明けになると思いますが、今年開催の東京モーターショーでは各メーカーがさまざまなサプライズを用意しているはずです。「秋まで待てない! すぐにでも新しいSUVが欲しい」という方は、近々登場予定のハリアーとエクストレイルのマイナーチェンジを見て決めてみてはいかがでしょうか。

年々販売台数が増加、実に幅広い層に支持されるSUV。あなたはどの1台を選びますか?

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