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マニュアル車に乗って走る喜びを感じよう!国産のMT新車オススメ7選

2017.06.24

新車販売の9割以上がAT車であると同時に、普通免許についてもAT限定で取得する若者が年々増加している現代の日本ですが、ドライブの喜びに魅せられ、MT車に乗りたいと願う人々は未だに多いのではないでしょうか。近年、各自動車メーカーではMT車に再び注目しようという傾向が強まっていて、メーカーごとに個性のあるMT仕様の新車が販売されています。では、実際にそれぞれの車にどのような魅力があるのか見ていきましょう。

トヨタ・86、スバル・BRZ

photo by トヨタ自動車株式会社

トヨタとスバルが共同で開発し、2012年より発売された86とBRZ(以降総称して86と呼ぶ)は、若年層をメインターゲットとして発売されたライトウェイトスポーツカーです。

両車は姉妹車としてそれぞれ発売されましたが、その違いとして、タコメーターのデザインやフロントバンパーの形状、サスペンションのセッティング(86はリアを滑らせて楽しむセッティングであるのに対して、BRZは安全なスポーツドライビングを可能とするセッティング)、さらに86のオレンジメタリックに対してBRZのブルーマイカというメーカー別の限定色などがあります。

低重心、フロントミッドシップが特徴のスバル製水平対向4気筒2Lエンジンを搭載し、200馬力を発生させる86は、全グレードを通じて200~300万円程度の価格で販売されており、若年層にも身近で非常に人気があります。街中で86を見ない日のほうが珍しいほどに普及しているのではないでしょうか。

86はそれこそハイパワーというわけではありません。しかし、そのシャープなエクステリア、手ごろな価格設定、そして低重心で軽快なドライビングが可能な後輪駆動車として、運転の喜びをドライバーに与えてくれます。 

スズキ・アルトワークス

photo by スズキ株式会社

スズキの代表格と言っても過言ではないアルト。その最上級グレードであるアルトワークスが、約15年のブランクの後に、現行車種である8代目アルトのグレードの一つとして追加されたことに、長年のアルトワークスファンは歓喜したことでしょう。前輪駆動・四輪駆動車両の重量は約700kg前後で、そのターボ搭載エンジンは軽自動車最高レベルの64馬力を発生させ、軽自動車であってもストレスのない加速性能をもっています。先代アルトよりも軽量化を達成しつつ、かつ剛性も増している点からも、その技術の高さが分かります。デザインはこれまでアルトの丸みを帯びて穏やかな印象から一転、ヘッドライトのインパクトが力強く、シャープな仕上がりとなりました。軽自動車ということで税金等の維持費も普通車に比べて安く、さらに燃費もよく、先代よりも拡張された車内空間の広さも利便性に合致しています。普段使いに使用しながら、気軽に車を駆る楽しみを味わえる点がアルトワークスの魅力ではないでしょうか。

日産・フェアレディZ

photo by 日産自動車株式会社

スカイラインと並んで日産を代表するスポーツカーのフェアレディZは、1969年に初代が発売されて以降、40年以上の歴史を誇るハイパワー後輪駆動車です。6代目となる現行車種Z34型は、336馬力を発生させる3.7LのV6エンジンを搭載し、パワフルかつ自然吸気特有のマイルドな加速を実現。その流線形の特徴的なフロント、リアのエクステリアは他車とは一線を画す美しさがあり、根強いファンも多くいる車種です。

2013年にはNISMOによって専用チューンされたフェアレディZ NISMOも発売。これは高速道路警察隊のパトカーとしても使用されており、高性能でスポーツチューニングのレベルの高さが示されています。ハイパワーに耐えられる高剛性を実現できるよう設計されているため車重は1.5トンと重めですが、むしろそれがフェアレディZの本領である高速走行時の安定性をもたらしています。

クーペタイプとロードスタータイプの2タイプから選択できることや、ラグジュアリーを目的としたVersion T、スポーツグレードのVersion S、両者を実現したVersion ST、最上級のNISMOなど、ドライバーの求める質によってタイプやグレードをさまざまに選択できることもまた魅力の1つでしょう。

マツダ・ロードスター

photo by マツダ株式会社

1989年から続くロードスターの魅力については、もはや語るまでもないでしょう。「晴天の下、オープンのロードスターで風を切ってドライブを楽しむ」車好きなら誰もが1度は想像したことがあるのではないでしょうか。そんなロードスターは現行で4代目となります。前代のNA、NB、NC型ロードスターの曲線的かつコンパクトなデザインはそのままに、フロントは引き締まった趣があり、ロードスターの伝統はしっかり受け継がれていることが分かります。近年の他の車種を見ると、現代に近づくにしたがってコンパクトさが失われていく車が多いように思われますが、ロードスターは車重も1トン程度と先代NC型より軽量化されている点も評価できます。ロードスターはMT、ATの両仕様ありますが、MT仕様のほうが売り上げも高いことからも、MT車を楽しみたい顧客の気持ちがうかがえます。

2016年にはハードトップモデルであるロードスターRFも発売。日本カー・オブ・ザ・イヤーやワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、依然として人気の高い車種です。

スバル・WRX STI

photo by 株式会社SUBARU

1989年に初代レガシィに搭載されて以降、多くのスバル車に搭載されたスバルの伝統ともいえる水平対向2Lターボエンジン、EJ20型エンジン。これを現在搭載するスバルの最上級スポーツカーこそが、WRX STIです。308馬力、最大トルク43キロを発生させ、その有り余るパワーを四輪駆動で最大限に活用するこの車は、もちろん一般道での走行も楽しいですが、雪国等での悪路走行にも強く、ラリー等のモータースポーツ界においても非常に人気があります。YouTubeなどの動画投稿サイトには、WRX STIをオリンピックのボブスレーコースを走行させた動画がスバル公式からアップロードされており、このような前代未聞のコースでさえも走り切るWRXの性能の高さがアピールされています。

他にもラリーやサーキットの走行動画をアップロードするなど、スバルがこの車をどう売り込んでいきたいかがよく分かります。ミッション設定も6速MTのみと、走りを楽しむことに特化しています。スバルの根強いファンだけでなく、国内外問わず人気が高いといえるでしょう。

ホンダ・S660

photo by 本田技研工業株式会社

2015年より販売開始されたミッドシップエンジンの軽自動車として、S660に対する注目度は高いのではないでしょうか。外観は新型NSXを小型化したかのようなデザインで、細く吊り上がったヘッドライトが特徴的です。S660の最大の特徴はやはりエンジンをミッドシップにしていることにあり、それはハンドリングの軽快さ、前後の重量配分、駆動輪への適切なトラクションを実現するうえで最適であることは、フェラーリ等のスーパーカーがミッドシップを採用していることからもよく分分かります。車幅は1500mm以下、全長も3500mm以下と非常にコンパクトなボディであり、まさにライトウェイトスポーツの真骨頂であるといえます。トランクや車内等、収納スペースが非常に狭いため、普段使いとしては使い勝手が悪いこともあるでしょううが、セカンドカーとして、週末ドライブを楽しむ等といった、純粋にドライビングを楽しみたい人にとって最適な車であることは間違いないでしょう。

 

このように、近年ではMT仕様の車の選択肢が再び増えてきています。フェアレディZやWRX STIのような本格スポーツカーだけでなく、アルトワークスやS660など、燃費や維持費もお手頃で、かつ走りをしっかり楽しむことができる車が増えていくことは、車の魅力を再発見することにつながると同時に、それは若者の車離れ防止にもつながるはずです。今後、新型トヨタ・スープラや新型ホンダ・シビックタイプRの発表に注目が集まっていることもあり、ますますMT仕様車のバリエーションが増えていくことが期待されています。これは、MT車のみならず、すべての車への興味を人々がもつようになり、車業界全体が活気づくきっかけとなるのではないでしょうか。

【関連項目】

カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた「マツダの新型ロードスター」その魅力を徹底解説!

”The top of Subaru.” 株式会社スバルの魅力をWRXから紐解く

【試乗レポート】20代女性目線で見たS660とコペンはどちらが好感触だったのか?

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文:イキクル編集部


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