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軽トールワゴンの本命来たり! 新型スズキ・ワゴンRがついにベールを脱ぐ!

2017.02.13

photo by スズキ株式会社

先代がクラストップの燃費を誇りながら、販売成績においてはもうひとつ伸び悩んでいたスズキ・ワゴンRが、いよいよ新型に生まれ変わりました。そこで、軽トールワゴンの草分けとして、また、軽自動車ブームの火付け役となったこれまでのワゴンRの歴史について振り返るとともに、新型は先代からどう変わったのか、ライバルに比べてどうなのか、もう一度トップの座に戻ることができるのかなどを、徹底的に調査。くわしく解説します。

スズキ・ ワゴンR の概要

規格で制限された軽自動車の室内スペースをいかに広げるかという難問を、ルーフを高くしたトールワゴンという発想で解決し、その後の軽自動車ブームの火付け役となったのがスズキ・ワゴンRです。その歴史は1993年までさかのぼります。

初代 1993年9月発売 キャッチフレーズは「クルマより楽しいクルマ」

 

歴史に名を遺すであろう初代のデビュー当初は、全車SOHC3気筒N/Aエンジンのみでスタート。右後部ドアのない1+2ドアモデルでしたが、後にターボモデルのRR、5ドアモデル、前席ベンチシート/コラムATモデルなどが次々に加わりました。また、「1994 年RJCカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、世間的にも高い評価を得て、「トールワゴンの草分け」的存在としての地位を確立しました。

2代目 1998年10月発売 キャッチフレーズは標準系が「No.1の大進歩」RRが、「GO! WAGON R!」

 

ちなみにCMキャラクターはレオナルド・ディカプリオ。 初代のキープコンセプトながら全体的に多少丸みを帯びたデザインで、内装の大幅な質感アップや、最小回転半径を小さくするなど地道な改良を施した正常進化形のモデルとなっています。ほぼ全てのグレードにおいてドア数(4/5)やATシフトレバーの配置(フロア/コラム)を選べたため選択肢は先代以上のものがありました。

3代目 2003年9月発売  キャッチフレーズは「サラブレッドの子は、サラブレッド」  

キャッチフレーズは「顔で戦え。目で挑め。」 。再びスクエアデザインとなり、軽初の直噴ターボエンジンが「RR-DI」に搭載されています。また、歴代モデルで唯一全グレードにタコメーターを標準装備。デビューしたこの年12月には国内累計販売台数200万台達成しました。2007年2月には上級装備モデルの「ワゴンRスティングレー」が発売されています。 

4代目 2008年9月発売 路線変更

徹底的に効率とスペースを追及した箱型デザインから、スペースとデザインを両立させたスタイリッシュな外観になりました。コラムシフトからインパネシフトに変更されたことで居住空間を大幅に拡大し、リアシートスライド機構が新たに標準装備となるなどシートアレンジの自由度や使い勝手が一層向上しました。 エンジンが改良され、CVTの拡大採用されるなどで、全体的に燃費性能が向上されました。

また、「2008年度グッドデザイン賞」、「2009年RJCカーオブザイヤー」も受賞しています。

5代目  2012年9月発売 キャッチフレーズは「日本が待ってた、エコカーです。」

 

スティングレーのキャッチフレーズは「SPARKLING LED EYES」。 「エネチャージ」や「エコクール」など、低燃費技術が盛り込まれた次世代環境技術「スズキグリーンテクノロジー」の第1弾の車種として開発されます。軽トールワゴンでは最軽量となる780kgを実現したことも相まって、JC08モード燃費でNA・2WD車は28.8km/L、ターボ・2WD車は26.8km/Lの低燃費を実現 。さらに後期型では「Sエネチャージ」が導入されるなど、スズキの長所である低燃費が際立つ現在車種に続いたモデルです。2013年9月、発売開始から20年で国内累計販売400万台を達成しました。

そして2017年2月、6代目 新型 ワゴンR/ワゴンRスティングレー発売

新型ワゴンR発売!フルモデルチェンジでハイブリッドと新デザイン採用!

新型 ワゴンR 性能photo by スズキ株式会社

 

新型「ワゴンR」は、前後のデザインが違う3タイプを設定し、さらに、「マイルドハイブリッド」の採用で、従来型を上回る34.4㎞/Lの低燃費を実現しました。

3つのデザインと新プラットフォームで広くなった室内空間

photo by スズキ株式会社

 

これまでの「ワゴンR」は、標準車とスティングレーという2つのデザインを設定していましたが、新型「ワゴンR」では「ハイブリッド FZ」に、標準車ながらも上下2段分割グリルやLEDヘッドランプとなる専用デザインが与えられ、全部で3種類のデザインとなったのです。

全車共通のデザインでは、Bピラーのデザインと狭まったリアサイドガラスによって、今まで直線基調だった「ワゴンR」にない印象を与えています。このサイドのデザインは、新プラットフォーム「ハーテクト」の採用で延長されたホイールベースにより実現したもので、室内長で285mm、前後の乗員間で35mm拡大したことで居住性能の向上にも貢献しています。

また、センターにメーター類が配置され、空いた前方スペースには軽自動車では初となる格納式ヘッドアップディスプレイも「デュアルセンサーブレーキサポート」とセットで装着されます。

EV走行もできるマイルドHVはクラストップの低燃費

photo by スズキ株式会社

 

先代の「Sエネチャージ」から「マイルドハイブリッド」と名称が変わったのは、モーター機能付きジェネレーターのISGを高出力化し、リチウムイオン電池も大容量化したことで、最大10秒間のモーターによるクリープ走行が可能になったためです。さらに先代モデル比で最大20kg軽量化するなどで、軽トールワゴンでトップとなる33.4km/Lを実現しています。

NAエンジンは26.8km/L、ターボのマイルドハイブリッドは28.4km/Lとなります。

デュアルセンサーブレーキサポート初搭載

photo by スズキ株式会社

 

単眼カメラと赤外線レーザーセンサーを組み合わせた「デュアルセンサーブレーキサポート」は、約5~100km/h(歩行者は~約60km/h)で自動ブレーキが作動するほか、誤発進抑制機能、車線逸脱警報に加え、スズキの軽自動車初のハイビームアシスト機能も備えるなど機能が向上し、一部車種に標準装備され、その他メーカーオプション設定されています。

ハイブリッドでも低価格設定 新型ワゴンRのグレードと価格

photo by スズキ株式会社

 

新型「ワゴンR」は、標準車の「FA」とスティングレーの「L」のみにNAエンジン車を設定その他全てハイブリッド車となります。、そして「スティングレー」のみにターボ車が設定されますが、ターボ+ハイブリッドということになります。

車両価格は107万8920円からで、ハイブリッド車でも117万7200円からと、同クラス他車のアイドリングストップ機構付きモデルとほぼ変わらないほどで、燃費も含めると競争力がある価格設定と言えるでしょう。これらの情報を元に新型「ワゴンR」を次の代替候補に加えてみてはいかがでしょうか?

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