お台場のメガウェブの「ヒストリーガレージ」は、世界のヒストリックカーが展示され、“クルマの歴史”を肌で感じられるスポット。今回は、ここに展示されているクルマの中から、アラサー女子が「似てる」と言われて口説かれたいクラシックカーを選出しました。
まず、クラシックカーといえば・・・?
クラシックカーといえば、男性方が好きなのはこんなクルマたちでしょう。
これとか。
これとか。
すごい迫力!もちろん、これらもすごく魅力的なクルマたちなのですが、いくら好きだからと「君ってシボレー・インパラみたいに、はにかんだ笑顔が素敵ダネ」なんて言われた日には、たまったもんじゃありません。「アタシ、こんなにごついの!?」と。
やはり女の子が口説かれたいのは次のような、ちっこくて丸っこくてプリティなクルマたちなのです。
ショートカット女子は「BMWイセッタ 300」で口説こう
まずは「BMWイセッタ300」。二人乗りの小型車。ガラス部分が大きく、シャボン玉に似た丸いカタチから「バブルカー」の愛称で親しまれたそうです。
なんてキュートなクルマなんでしょう!まるで、最近流行のボーイッシュなボブスタイルの女の子のようです。
ドアはこんな風に、前からガパッと開くようですね!
(引用:Wikipediaより)
「君はイセッタみたいに、チャーミングだね。こんな風に君のハートも開けたいよ」なんて言えば、女子はもうイチコロ。
ロマンティックなこの狭いスペースも魅力的。距離がぐっと縮まり、吐息でさえ頬にかかって、心臓の音さえ聞こえてしまうかも・・・。
妄想はさておき、最近はこのイセッタのコンセプトやデザインをベースにした電気自動車「マイクロリーノ」がマイクロ・モビリティ・システムズ社が発売され話題となっているようです。
君のつぶらな瞳は「メッサーシュミット KR175」で決まり!
続いて、ちょっとお茶目な顔を持つこちらの「メッサーシュミットKR175」。まっ赤なボディが金魚のデメキンちゃんのようで、乙女心をくすぐります!
製造したのはドイツの飛行機メーカー。クルマメーカーではないんですね。
そして、イセッタ同様、ドアの開閉も個性的。こんな風に開くみたいです。
(引用:Wikipediaより)
横からパカッと空いてしまう様子は、なんだか小型飛行機を彷彿とさせます。さすが飛行機メーカー。二人乗りで三輪なので、まさに二人三脚で愛のラブロード待ったなし。
そしてカワイイのがつぶらな瞳(ライト)、ぷっくりと膨らんだそして豊かな頬。「君ってメッサーシュミットのように目が大きくてキュートだね」なんて言われた日には、彼女はもうあなたにメロメロです。
ダイエットに成功した女子には「スバル360」で褒めちぎれ!
最後は国産車から、1958年から生産された「スバル360」です。
量産型の軽自動車としては初めて4人乗りを可能にし、庶民から親しまれていました。そのコンパクトなデザインは、フォルクスワーゲンの「ビートル」(かぶと虫)との対比から、「てんとう虫」とも呼ばれていたそう。
スバル360には、航空機技術を応用した超軽量構造を採用。つまり、軽~いということです。
ダイエットに成功した彼女がいれば、これしかない!「君はスバル360のように軽くて、コンパクトで、とてもキュートなフォルムだ」とささやけば、彼女は天にも昇る心地でしょう。
いわゆる昭和の庶民カーとして人気を博した「スバル360」。Youtubeには懐かしCMということで、こんな動画も投稿されています。
1967年のCM。日本の古き良き時代の家族がありありと目に浮かんできます。「君にもこんな嫁さんになってほしい」とCMを見ながら口説いてみては・・・?私だったらもちろん「喜んで!」ですけどね。
(文=東香名子)