出典元:http://oarai-isosakijinja.or.jp/
茨城県の『日本の道100選』
筑波研究学園都市学園東通り(学園東大通り)
筑波研究学園都市の主要幹線道路ですが、緑が多いことでもよく知られ1987年には日本の道100選に選ばれました。
ケヤキをはじめに、カエデやエンジュなどが立ち並び特に新緑の季節は窓を開けて走りたくなる気持ちよさが魅力。
また秋にはカエデが見事に紅葉するので、それを楽しみに毎年遠方から訪れるドライバーも多いとのこと。
街路樹が織りなす四季折々の美しさが評価され、読売新聞が選定する「新・日本街路樹100景」にも選定されています。
つくば道(筑波の山への信仰の道)
出典元:http://www.city.tsukuba.lg.jp/jigyosha/machinami/machinami/keikan100/1002104.html
つくば道の歴史は古く、江戸時代にまで遡ります。
1626年、時の将軍徳川家光によって筑波山にある中禅寺の工事が命ぜられ、その資材用の運搬路として整えられました。
筑波山の位置が江戸城から見て北東にあり、北東はいわゆる鬼門として忌まれていたことから、鬼門封じとして筑波山の中禅寺を祈願所として定めたそうです。
将軍の保護もあって中禅寺は栄えますが、明治時代にあり神仏分離政策によって中禅寺は廃寺となり、現在は筑波山神社となっています。
ちなみにここは筑波山事件として有名な天狗党の乱の舞台でもあるんですよ。
つくば道には時代を感じさせる建物が多く残り、往時の面影を色濃く残しています。
茨城県の『夜景100選』
出典元:http://dorapon10.hatenablog.com/entry/2016/09/12/160750
筑波スカイライン
茨城県の夜景穴場スポットの定番。それほど大規模で煌びやかな夜景というわけではないですが、広い視界と遥か遠くまで広がる街の灯に癒されると人気です。
展望スポットまでは結構なカーブが続くワインディングロード、特に夜間の運転には注意してください。
明るいうちは筑波山を眺めながらのドライブの楽しめますが、運転する方は残念ながら景色を堪能する余裕はないだろうと思われます。
展望スペースの駐車場は未舗装なので足元に注意。懐中電灯があると安心かもしれません。
茨城県の『日本の橋100選』
竜神大吊橋
出典元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%9C%E7%A5%9E%E5%B3%A1
竜神が棲むともいわれる竜神峡にある竜神ダムの上に架けられた日本最大級の吊り橋としてよく知られています。
長さは375m、ダム湖の湖面からの高さは最大で100mにも及び、高所恐怖症の方は足がすくんでしまう様な高さ。
壮大な景色を楽しむことができますが、スリルも満点といえるでしょう。
この高さを利用してよくバンジージャンプが行われる場所としても有名で、よくテレビ番組などにも登場しています。
季節ごとに鯉のぼりまつりや灯ろうまつりなど様々なイベントが行われているので、それを目当てに季節ごとに通うファンもいるそうです。
花貫川第一発電所第三号水路橋(めがね橋)
1918年、大正時代に作られた歴史的にも価値のある水路橋。1991年には、国の登録有形文化財となりました。
東京発電株式会社が所有し、建築から100年を経た現在でも水力発電用の送水に現役で使用されています。
この橋の2つのアーチがまるでめがねのように見えることから、別名めがね橋と呼ばれるように。
周囲の豊かな自然と、人工物であるこの橋の対比が美しい景色を描き出しています。
銚子大橋
現在かかっている銚子大橋は2代目のもの。
初代は1962年に開通し、銚子大橋という橋の名称は一般公募で選ばれました。流域面積国内一位を誇る利根川に架けられたこの橋は、当時日本最大級の規模を誇るものでした。
しかし時代は変化し、老朽化や交通量が増えたことに対応するため、2004年から架け替え工事が始まり、2013年に2代目の銚子大橋が誕生。
全長は約1,500m、橋長1,209.1mとかなり長い橋ですが、雄大な利根川の風景を思う存分堪能できます。
利根川流域では最も東側に架けられており、美しい日の出や夕日が見れるスポットとしても有名ですね。
茨城県の『日本神社100選 』
鹿島神宮
出典元:http://www.ibarakiguide.jp/db-kanko/kashimajingu.html
神武天皇元年創建の由緒ある古社。常陸国一宮で全国各地に多数ある鹿島神社の総本社です。
国譲り神話において重要な役割を担った武甕槌大神が御祭神。
武道の神様として親しまれており、武道の経験のある方の中には道場などに鹿島大明神の掛軸がかかっているのを目にした方も多いのではないでしょうか。
格式の高い神社にふさわしく、奧参道は神秘的な鎮守の杜に見守られ、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
広大な神社の境内は国の史跡であり、さらにその中に建つ本殿や仮殿、楼門などは国の重要文化財に指定されています。
この楼門は熊本県の阿蘇神社、福岡県の筥崎宮と並んで日本の三大楼門といわれるほどのものであり、総漆朱塗りの立派なもの。
また鹿島神宮には要石や御手洗池など、七不思議が存在しているので参拝の際にはその七不思議を巡ってみるのも楽しいのではないでしょうか。
大洗磯前神社
海岸に建つ神磯の鳥居で有名なこの大洗磯前神社は、856年創建と非常に古い歴史を誇る神社です。
御祭神は主祭神が大己貴命、配祀神が少彦名命です。この二柱の神様は日本書紀や古事記において国造りをなされたとされており、神磯の鳥居のある場所に降臨されたと伝わっています。
海岸が東に面していることから、その日の出の見事さは全国的に認知されているほど。
鳥居の間を朝日が昇っていく様は神々しく、感動を覚えるほどだということ。かの徳川光圀公も、この景観に感動して歌を詠まれています。元旦の初日の出の際には多くの方が集まるそうですよ。
戦国時代に荒廃してしまいますが、1690年に徳川光圀公がこの神社の再興に着手し、その後1730年には現在の神社の位置に遷座されました。
現在見ることができる本殿や拝殿は、この時に再建されたものです。
茨城県の『日本の自然100選 』
出典元:http://www.ibarakiguide.jp/db-kanko/okukuji-keikoku.html
奥久慈渓谷
そのきれいな水質と、そこに育つ鮎で有名な久慈川上流の奥久慈渓谷は絶景が楽しめるドライビングスポットとしては外せない名勝でしょう。
自然の作り出す力強い美しさ、流れる水の清さに圧倒されること間違いなしです。
四季折々それぞれの美しさがありますが、秋の紅葉はとくに有名。渓谷内にはモミジやカエデなども多く、燃えるように赤く色づいた様子は圧巻です。
自然の迫力や雄大さに触れるには最高の場所といえるでしょう。
涸沼
海近くに位置し、満潮時には海水が逆流して淡水と混じり合う珍しい汽水湖である涸沼。その影響もあってか豊富な種類の生物が生息しており、2015年にはラムサール条約に登録されました。
絶滅危惧種に指定されている希少なヒヌマイトトンボが生息しています。
湖に生息する魚の種類も豊富で、現在確認されているのは105種類。日本の湖や池などの中では最も種類が豊富だということ。釣りを楽しむ人にとっては最高の場所ですね。
湖畔には自然公園が整備されており、キャンプやバーベキュー、ハイキングやマリンスポーツを楽しむことも可能です。
茨城県の『日本の滝100選』
袋田の滝
出典元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%8B%E7%94%B0%E3%81%AE%E6%BB%9D
その落差120m、幅は73mという日本三大名瀑の一つでもあるこの袋田の滝は、古の歴史上の人物たちにも愛され、絶賛された来た名瀑です。
西行法師を始め徳川光圀公や徳川斉昭公もこの滝に因んだ歌を残しています。
四段の岸壁に打ち付けられながら流れる様子は迫力満点。紅葉や新緑の季節が美しいのはもちろんですが、冬の凍てついた袋田の滝もまた格別。
厳しい冬の寒さを見事に体現している氷瀑の姿は、自然の偉大さや抑制された美しさを称え、静かな迫力に満ちています。この時期にはアイスクライマーの姿も見受けられます。
茨城県の『日本の渚100選』
五浦海岸
出典元:http://www.kitaibarakishi-kankokyokai.gr.jp/page/page000024.html
延々と続く断崖絶壁に圧倒される名勝地。時折打ち付ける波が飛沫を上げる姿が勇猛な雰囲気のこの海岸は岡倉天心も魅せられた地としても知られています。
五浦という名前の由来は端磯、中磯、椿磯、大五浦、小五浦の五つの入り江(浦)によって形成されていることからそう呼ばれており日本の音風景100選や日本の地質100選などにも選ばれています。
また2014年には五浦を形成している大五浦、小五浦と岡倉天心旧宅、庭園を合わせて国の登録記念物に登録されました。
高戸海岸
小さな海岸ですが、切りたった海食崖に挟まれるようにした入り江やその上に生えている緑、海岸の黒松の林など生命力あふれる海と自然の美しさを感じられる景勝地として古から愛されてきました。
地元の方にも愛され、かつては横山大観や岡倉天心にも愛されたこの地を守る為にボランティアによる美化活動も行われているそうです。
大洗海岸
鹿島神宮の神磯の鳥居がある海岸。神秘的な鳥居のある海岸の風景は多くの人を魅了します。また海岸内には大洗灯台も見ることができます。
この灯台は現在では灯台としては使用されていませんが、かつての雄姿に思いを馳せてみるのもいいのではないでしょうか。
また親潮と黒潮が交わる地点でのあるため、釣り人も非常に多く釣れる魚の種類も豊富です。
終わりに
出典元:https://www.photo-ac.com
たくさんの景勝地をご紹介しましたが、自然の雄大さを感じられるもの、また歴史の重みを実感できるものなどそれぞれ違った魅力にあふれていますね。
県内の100選巡りをしてみるのも楽しそうですし、気に入った一つのところを四季を通してその美しさを堪能してみるのもいいかもしれません。
この機会に、あなただけの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。