白河小峰城と呼ばれるお城をご存知ですか?福島県にあるお城で、総石垣造りと東北にあるお城としては珍しい城です。
また、盛岡城と若松城、そしてこの白河小峰城の3城を「東北三名城」と呼んでいます。
今回はこの白河小峰城にスポットを当てて、城の歴史や見どころなどをご紹介していきます。
白河小峰城はどんなお城?
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白河小峰城は1340年に結城親朝が築城したのが始まりとされています。その後江戸時代に入り、丹羽長重が幕府の命を受けて城郭の大改修を始め、1632年に完成します。1868年には、戊辰戦争のうちの一つである白河口の戦いで、大半を消失してしまいます。
その後、白河城櫓建絵図(しらかわじょうおやぐらえず)に基づいて、1991年に本丸跡に天守に相当する三重櫓が、さらに1994年に前御門が復元されました。この三重櫓は他に多い鉄筋コンクリート造で、外観のみ戻した、いわゆる外観復元型の復元天守ではなく、木造復元天守の一つです。
復元に使われた木材は戊辰戦争で激戦があった松並稲荷山の杉が使われているため、柱に弾傷が残る部分もあり、そこからも歴史を見ることが出来ます。
2006年には、日本の城100選にも認定されています。2011年3月の東日本大震災の際には、数多くの被害が出て本丸への立ち入りなどが禁止になりました。ですが2015年4月に本丸の修復工事が終わり、現在では入城出来るようになっています。
それ以外の場所ではまだ工事中の場所が数か所あり、地震の爪痕が今でも残っています。
白河小峰城観光のあとは
白河はラーメンも有名で、市内には多くのラーメン屋さんがあります。その中でも有名なのは「とら食堂」というお店。タクシーなどで「とらそば」と言えば通用するくらいの知名度です。
行列ができることも多いですが、白河小峰城で歴史を見た後は「とら食堂」さんで胃袋を満たすのもいいですね。
白河小峰城へのアクセス
東北自動車道の白河インターチェンジで降り、国道4号線(奥州街道)を仙台方面に進みます。米村道北交差点を右折して、白河羽鳥レイクラインを道なりに進みます。
白河駅を越えた先の1つ目の信号を左折し、つきあたりを右折してつぎの信号を左折して東北本線をくぐります。くぐった先の道を左折して道なりに進むと城山公園駐車場に着きます。
またETCをご利用されている方は1つ先の白河中央スマートインターチェンジで降りて、出口を左折して国道294号線へ入り、薄葉交差点を左折してその先の女石交差点を右折します。阿武隈川を渡って最初の信号を左折すると城山公園駐車場に着きます。
名称 | 白河小峰城 |
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住所 | 〒961-0074 福島県白河市郭内1 |
公式サイト | http://shirakawa315.com/sightseeing/komine.html |
焼失したり、地震にさらされたりと様々な歴史のあるお城ですが、美しい石垣や三重櫓など見どころも多いお城です。
映画「武士の一分」の撮影でも使用されていますし、本丸は無料観覧ができます。一度は訪れて、歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
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