ポルシェ911の歴史と購入価格や評価について

     
   

ポルシェ911の歴史

いまなお引き継がれる911の基本コンセプト

ドイツの偉大な技術者であるフェルディナント・ポルシェ博士が1930年に立ち上げたデザイン会社「PORSCHE」。

そのフラッグシップとして1964年に生産が開始されたスポーツカーであるポルシェ911は、21世紀となった現在もいまだに生産が続けられています。

フロントではなくリアにエンジンを搭載し、後輪を駆動させるというRR方式を初代モデルから一貫して守り続け、その基本コンセプトは7代目の現行モデルにも受け継がれています。

初代:1964-1974年(タイプ901)356の後継として誕生

ポルシェが自動車メーカーとして初めて生産したのは1948年に登場したポルシェ356ですが、こちらは2シーターだったため後席を確保するために新しく開発されたのがポルシェ911でした。911というのは開発時のコードネームで、そのままモデル名として今も使われています。

1963年のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアが行なわれると、早くも翌年には生産をスタート。

エンジンはフラット6と呼ばれる水平対向式の6気筒エンジンを搭載し、これも現在のモデルまで守り抜かれています。

初代モデルはもともとのコードネームだった数字にちなみ「タイプ901」と呼ばれ、356よりもボディ幅が狭かったことから「ナロー」という愛称もついています。

2代目:1974-1989年(タイプ930) 911初のターボモデルが登場

1973年にホモロゲーション用(グループ4)として台数限定で生産された911カレラRSは当時のスーパーカーブームと相まってたちまち人気を博し、日本では「ナナサン」と呼ばれ現在も高値で取引されるコレクターカーとなっています(日本に正規輸入されたのは14台のみ)。

その翌年にはアメリカの連邦自動車安全基準を満たすためにフロントとリアに巨大なビッグバンパーを装着。

これにともなってコードネームも新たに「タイプ930」となりますが、モデル名は「ポルシェ911」のままとなっています。

1973年のジュネーブショーでポルシェ911では初となる911ターボが発表され、翌々年には発売されています。1984年にはNAモデルに本来はレーシングモデルにしか使われない「カレラ」の名前が使われることになり、911カレラと911ターボがポルシェの2大モデルとなります。

3代目:1989-1993年(タイプ964)ポルシェ初の4輪駆動モデルが登場

人気のあった2代目ポルシェ911(タイプ930)の4輪駆動モデルとしてデビューしたのが、3代目となるポルシェ911(タイプ964)。

RR方式のモデルと区別して、2輪駆動を「カレラ2」4輪駆動を「カレラ4」と呼ぶことになります。

930の特徴だったビッグバンパーがなくなりスムージングされ、外見は大きく変化しましたが、実際は多くのパーツが930から流用されています。

964はまずカレラ4が先行して発売され、その後にNAモデルも964へ移行し、1991年には964のターボも登場しています。またこの964ではMTのほかにティプロトニックというセミAT機構を搭載したモデルも登場しています。

4代目:1993年-1998年(タイプ993)最後の空冷と呼ばれる隠れた名車

初代からこの4代目となるタイプ993まで、ポルシェ911は空冷エンジンを守り続けてきましたが、この後に登場するタイプ996以降はすべて空冷エンジンをためて水冷エンジンを採用することになります。

そのためタイプ993は別名「最後の空冷」と呼ばれ、ポルシェ911ファンからの熱い視線を集めています。

一見すると964と同じような雰囲気ながらヘッドライトの傾斜が大きくなりリアのデザインは大きく変更されています。

NAモデルが先行して993へと移行し、その後にカレラ4とターボが続けてタイプ993へと移行しています。

5代目:1998年-2004年(タイプ996)これまでの911とは違ったフロント顔

ポルシェ911が守り続けてきた空冷エンジンをやめ水冷エンジンを採用した初のポルシェ911がこのタイプ996です。

水冷化の理由は環境問題対策とされており、それに合わせてスタイリングも大きく変貌を遂げています。

これまでのポルシェ911はカエルのような丸いヘッドライトが特徴的でしたが、996はボンネットと一体化したティアドロップ型に変更。

これは1996年に発売されたポルシェ・ボクスター(ポルシェのミドシップスポーツ)と同じデザインとなっています。

2002年にはマイナーチェンジを行ない、ヘッドライトの形状が改善されトレッド幅が拡大されています。

6代目:2004年-2011年(タイプ997)911らしいフロント顔が復活

不評だった996のデザインを受けて新しく登場した6代目の911は、従来のポルシェ911を彷彿とさせるデザインが復活。

涙型のヘッドライトは廃止され、カエルのような丸形ヘッドライトに戻されています。

911では初のチルト機構付きステアリングを採用し、より乗りやすいスポーツカーに進化を遂げています。

2008年にはNAエンジンが直噴式となり、ティプロトニックはPDK(ポルシェ・ドッペル・クップルング)へと進化。

奇数段と偶数段の2列の変速機が並び、MTさながらのシフトチェンジが行なえる同機構は、ポルシェが長年開発を続けてきた技術です。

7代目:2011年-現在(タイプ991)

2011年のフランクフルトショーでデビューしたタイプ991。

ポルシェ911とコードネームの991がややこしいモデルですが、あまり変わり映えのないスタイリングとは裏腹に、アルミ素材を使うことで大幅な軽量化を実現しています。

またボディも大型化され全長は65ミリ、ホイールベースは100ミリも拡大されています。

さらにエンジンも2015年のマイナーチェンジによってGT3以外の全モデルにツインターボが搭載されています。

ポルシェ911の購入価格

100万円台でもポルシェ911は買える

2018年現在のポルシェの新車販売価格は、いちばん安い911カレラ(MT)でも1244万円、いちばん高い911ターボSエクスクルーシブではなんと3334万円とスーパープレミアムなクルマに位置づけられています。

では歴代のポルシェの購入価格はどれくらいなのでしょうか。1代目から現行の7代目までのポルシェ911を相場とともに解説してみましょう。

1代目 1964-1973年(タイプ901)
相場
備考 ヴィンテージカーのため購入価格に相場はないと考えるのが妥当。
2代目 1974-1989年(タイプ930)
相場 300万円〜価格応談
備考

走行距離が10万キロ以上のものが多く、911という性格上から車両価格が安いものは修復歴のある可能性が高い。1988年に限定生産されたフラットノーズは1000万円を軽く超えるプレミアムカーとなっている。

3代目 1989-1993年(タイプ964)
相場 380〜1500万円
備考

ヴィンテージカーの領域に入りつつある964は、ポルシェファンに愛され続ける名モデル。大きなリアウイングの付いた964ターボは1000万円以上のプレミアムカーとなっている。500万円以下で市場に出回っているのはカレラ2がほとんど。

4代目 1993年-1998年(タイプ993)
相場 450〜1500万円
備考

最後の空冷ポルシェとして人気の高い993。プレミアム的な要素が加わって年式の新しいポルシェ911よりも価格が高いというケースがほとんど。製造年数が少なく流通量も少ないのもプレミアム化に拍車をかけている。特に993ターボは1000万円を下回ることはほぼない。

5代目 1998年-2004年(タイプ996)
相場 150〜500万円
備考

初登場から20年が経過したモデルということにくわえ、発売当時から不人気だった996。

中古車の個体数はあるものの100万円台で購入できるものが多い。500万円前後の価格がつくのはすべて911ターボで状態の良いものばかり。100万円台の996は10万キロ越えの過走行車が多い。

6代目 2004年-2011年(タイプ997)
相場 500〜1400万円
備考

7年という製造年数の割に中古車の個体数が少ない997。

2008年のマイナーチェンジを境に前期型と後期型の997があり、前期型のカレラであれば500万円を下回る車両もある。オーバーブースト機能がついたスポーツクロノパッケージ付きモデルが多い。

7代目 2011年-現在(タイプ991)
相場

800〜2600万円

備考

2015年のマイナーチェンジを境に前期型と後期型に分けられる991。前期型のカレラはNAだが1000万円を下回る車両も少なくない。一方で後期型はGT3以外はすべてツインターボだが、逆に後期型唯一のNAモデルであるGT3は人気があり、ほとんど値崩れをしていない(中古車でも新車価格に近い)。

ポルシェ911の評価

初志貫徹を続けるスポーツカーの極み

初代ポルシェ911から現在まで、およそ50年という長い年月もの間、多くのスポーツカー好きを魅了してやまないポルシェ911。発売当初はこの911のみだったポルシェのラインナップも、現在はSUVであるカイエンやマカン、4ドアクーペのパナメーラ、ミドシップスポーツのケイマンやボクスターなど、多くのモデルが勢揃いしています。しかしそのような中でもポルシェ911はやはり、ポルシェを代表するフラッグシップとして君臨続けています。

今ではポルシェ唯一のレイアウトであるRR方式にこだわり続け、排気量が拡大してもなおフラット6を採用し続けるのは、ポルシェの矜持といえるのではないでしょうか。

おすすめはタイプ993

ポルシェ911は全部で7つの世代がありそれぞれの世代にはそれぞれの特徴があります。

その中でもやはり最も人気があるのが4代目のタイプ993です。

最後の空冷というネーミングだけでなく、ポルシェらしい風貌と乗り味、完成度の高さ、今でも決して古臭さを感じさせない内外装のデザインは、ポルシェ好き以外の琴線にも触れることでしょう。

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