東京モーターショー直前!会場へ行く前に今年注目のモデルをおさらいしよう【国産車編】

     
   

10月27日から始まる東京モーターショーに向けて、各自動車メーカーは次々と出典情報を発表しています。その中から、これだけは押さえておきたい注目すべきモデルを紹介しましょう。

東京、有明の東京ビッグサイトで行われ「第45回東京モーターショー2017」は、「世界を、ここから動かそうBEYOND THE MOTOR」をテーマとして、2017年10月27日(金)から11月5日(日)までの10日間(一般公開は10月28日(土)から)開催されます。

モーターショーといえば、未来の可能性を秘めたコンパクトカーが多く出品されるのが通例ですが、このところの世界のモーターショー流れはEVと自動運転に集約されており、これ以外の未来はないという状況になっています。そして、
その指し示す未来は非常に近い物になっているということから、コンセプトカーと発売予定車の境が曖昧になっているのも特徴として挙げられています。

そこで、「東京モーターショー2017」に出展が決まっている各メーカーの、注目すべきモデルを選んでみました。

トヨタ:VANとSUVを融合させた「 Tj CRUISER」と「クラウンコンセプト」

トヨタのコンセプトカー一押しは「Tj CRUISER」。生産が中止された「FJクルーザー」の後継のコンセプトモデルとみられ、VANのようなユーティリティの高さを感じられるスクエアなキャビンに、SUVらしい大径タイヤによるしっかりとした足回りと、力強いフロントビューを融合。VANとSUVそれぞれの良さを両立させた新ジャンルです。

次世代のTNGAプラットフォームを想定し、パワーユニットは、2.0Lクラスのエンジン+ハイブリッドシステムというのも手堅く、完成度の高さから市販車も近いものになると予想されます。

トヨタでは他に2018年に発売が決定している「新型センチュリー」も出展され、話題を集めそうですが、注目するのはやはり「新型クラウン」。クラウンシリーズは2018年夏に15代目へとフルモデルチェンジされることが濃厚であり、「CROWN Concept(クラウンコンセプト)」は、コンセプトといっても、ほぼ最終の市販車バージョンが披露されます。

エクステリアを見ると、クラウン初の6ライトのガラス形状がこれまでのイメージと大幅に変わり、プレミアム感のある「メルセデス」風から、スポーツサルーンである「アウディ」風に宗旨替えしたように思えます。これは「マークX」に変わり、スポーツセダンとしての役割を担うことが要因と見られ、フロントグリルの「RS」バッチもそのことを物語っています。

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